文学部 哲学科
出願時に哲学・思想史系または美学・美術史系を選択します。募集人員は各系約3名、合計約6名です。
- 専門知識:60分
- 英文読解:60分
- 面接:約10分
- 紙の英語辞書1冊を使用可
- 電子辞書は使用不可
学習院大学の2027年度AO入試は、文学部哲学科、国際社会科学部、国際文化交流学部英語コミュニケーション学科の3系統です。哲学科AOは2027年度から新設され、哲学・思想史系または美学・美術史系を選んで、専門知識、専門英文の読解、面接に臨みます。
国際社会科学部は書類選考後に筆記試験・口頭試問、英語コミュニケーション学科は小論文・口頭試問を行います。いずれも他大学との併願が可能です。ただし、国際社会科学部と英語コミュニケーション学科の2027年度最終募集要項は、2026年7月17日現在、大学公式ページで未公開です。このページでは、2027年度に公式発表済みの変更点・日程と、前年度公式要項で確認できる選考構造を分けて掲載します。
LOGIQA’S INSIGHT
学習院大学のAO入試は、華やかな活動歴だけで合否が決まる入試ではありません。哲学科では専門分野の基礎知識と専門英文の正確な読解、国際社会科学部では英文資料から国際社会の論点を捉える力、英語コミュニケーション学科では文化・社会への関心を日本語と英語で考え、表現する力が求められます。
共通するのは、難しい文章を正確に読み、事実・筆者の主張・自分の考えを分け、根拠を示して説明する力です。対策では、志望理由書だけを先に完成させるのではなく、志望分野の読書・英文読解・社会課題の分析・口頭説明を並行して進めましょう。
具体的には、教育・経済・国際社会・文化などを扱う500〜800語程度の英文を読み、筆者の主張、理由、具体例、反対意見、統計や図表と関係する箇所に線を引きます。そのうえで、内容を一言で説明し、自分の意見と根拠を簡潔に口頭で述べる練習が有効です。
哲学・思想史、美学・美術史、国際社会科学、英語コミュニケーションの選考に合わせて、読解と表現を一つの学習テーマでつなぎます。
THREE ROUTES
同じAO入試でも、哲学科は専門分野、国際社会科学部は英語と社会科学、英語コミュニケーション学科は英語と国際的な文化・社会への関心を中心に評価します。
出願時に哲学・思想史系または美学・美術史系を選択します。募集人員は各系約3名、合計約6名です。
2027年度公式日程では、第一段階の書類選考後、合格者が筆記試験と口頭試問へ進みます。指定された英語資格・スコアが必要です。
2027年度公式日程では、小論文と口頭試問を同日に実施します。TOEFL iBT、IELTS、TOEIC L&Rのいずれかで所定基準を満たす必要があります。
AO OR RECOMMENDATION
学習院大学では、AO入試のほかに学校推薦型選抜(公募制)があります。対象学部・学科と出願条件が異なるため、混同しないようにします。
| 区分 | 主な対象 | 出願・選考上の特徴 |
|---|---|---|
| AO入試 | 文学部哲学科、国際社会科学部、国際文化交流学部英語コミュニケーション学科 | 他大学との併願が可能。志望分野の知識・英文読解・小論文・筆記・口頭試問など、学部固有の方法で評価します。 |
| 学校推薦型選抜(公募制) | 文学部の複数学科、国際文化交流学部日本文化学科・国際コミュニケーション学科、理学部、法学部政治学科、経済学部、国際社会科学部など | 高等学校長等の推薦が必要で、学科別に評定、履修、資格等の出願条件が設定されます。AOとは別の募集要項で確認します。 |
※このページでは、学習院大学公式が「AO入試」として案内している3系統を中心に扱います。
PHILOSOPHY
2027年度から新設されます。一般的な志望理由や活動報告だけでなく、選択した分野について大学の授業へ進める知識・読解力・表現力を評価します。
哲学者や思想家の考えを、用語だけでなく問題意識・主張・論証の流れから理解します。時代や社会背景、別の思想との違いも説明できるようにします。
作品名・作者名の暗記だけでなく、作品の形式、表現技法、制作された時代・地域、鑑賞者との関係を考えます。見た印象と、作品から確認できる事実を分けます。
公式予告では、選択した系に関する専門用語や事実の知識だけでなく、それらを理解し表現する力を評価するとされています。単語カードだけではなく、用語を文章の中で説明する練習が必要です。
専門分野に関する英語文献の一部が出題されます。60分で、英文の正確な読解、専門内容の理解、表現力を確認します。紙の英語辞書1冊は使用できますが、電子辞書は使用できません。
選択した系に関連する内容について質問されます。なぜその分野を選んだかだけでなく、これまで読んだ本、関心を持った思想・作品、理解が難しかった点、大学で確かめたい問いまで話せるようにします。
INTERNATIONAL SOCIAL SCIENCES
英語資格だけでなく、英文を読み、国際社会の問題を法学・経済学・経営学・地域研究・社会学などの視点から考える力が必要です。
2027年度は書類選考を行い、第一段階合格者が最終選考へ進みます。前年度公式要項では、英語資格証明、志望理由書、4年間の学修計画などをもとに評価していました。2027年度の提出様式は最終要項で確認してください。
2027年度公式日程で、筆記試験・口頭試問の実施が発表されています。前年度公式要項では、国際社会に関する長い英文を読み、英語または日本語で答える90分の筆記試験と、英語・日本語による口頭試問を行っていました。
文章のテーマ、筆者の主張、根拠、具体例、対立する立場を分けます。そのうえで、資料から言えることと自分の意見を区別し、英語または日本語で論理的に答えます。
前年度公式要項では、英語によるコミュニケーション、自己紹介や将来像、国際社会の問題を日本語で説明する力を確認していました。短い英語面接だけでなく、社会課題への考えを日本語で深める準備も必要です。
国際社会科学部では、法学、経済学、経営学、地域研究、社会学を学び、3年次には英語で行われる授業にも取り組みます。「英語が得意だから」だけでなく、どの社会問題を、どの社会科学の視点で分析したいかを明確にします。
ENGLISH COMMUNICATION
国際文化交流学部は2026年4月に開設された学部です。英語コミュニケーション学科AOでは、所定の英語資格を満たしたうえで、小論文と口頭試問に臨みます。
2027年度は小論文を実施します。前年度公式要項では、英語・日本語による小論文を通して、文化・社会への関心、読解力、思考力、表現力、学科への適性を評価していました。2027年度の出題時間・形式は最終要項で確認します。
前年度公式要項では英語・日本語による口頭試問を行い、学部で学ぶ意味、主体性、学習意欲などを確認していました。留学への憧れだけでなく、どの文化・社会・表現を学びたいかを具体化します。
多文化共生、言語とアイデンティティ、文化表象、ジェンダー、観光、教育、メディアなどから一つ選び、日本語記事と英語記事を読み比べます。論点の共通点・相違点を整理し、自分の立場を短く書きます。
資格スコアは出願条件ですが、なぜ英語を学び続けたか、英語を使って何を理解したいか、大学の授業・留学・研究へどうつなげるかまで説明して初めて志望理由になります。
ENGLISH REQUIREMENTS
国際社会科学部と英語コミュニケーション学科では、出願時に所定の英語資格・スコアが必要です。TOEFL iBTは受験日によって旧尺度と新尺度の基準が分かれます。
| 英語資格・試験 | 2027年度基準 | 注意点 |
|---|---|---|
| 実用英語技能検定 | 準1級以上に合格し、CSEスコア2,304点以上 | 級の合格とCSEスコアの両方を満たす。 |
| TOEFL iBT | 2026年1月20日以前:62点以上 2026年1月21日以降:3.5以上 | 受験日によって適用尺度が異なる。 |
| IELTS Academic | Overall Band 5.5以上 | 大学への電子送付方法を最終要項で確認。 |
| Cambridge English | Overall Score 162点以上 | 対象試験・証明方法を確認。 |
| TOEIC L&R+S&W | 合計910点以上 | IIBCが実施する試験のスコアに限る。 |
| TEAP | 310点以上 | スコア有効期間等は最終要項で確認。 |
| TEAP CBT | 550点以上 | OFFICIAL SCORE REPORTの発行は2026年3月31日で終了。手元の原本と有効条件を確認。 |
| GTEC | 1,220点以上 | 対象となる受験回・証明書を確認。 |
| 英語資格・試験 | 2027年度基準 | 注意点 |
|---|---|---|
| TOEFL iBT | 2026年1月20日以前:50点以上 2026年1月21日以降:3.0以上 | 受験日によって適用尺度が異なる。 |
| IELTS Academic | Overall Band 4.5以上 | 大学への電子送付方法を最終要項で確認。 |
| TOEIC L&R | 600点以上 | IIBCが実施する試験のスコアに限る。 |
APPLICATION DOCUMENTS
提出書類の名称や字数は最終募集要項・所定様式で確認します。ここでは、公式に示されている評価の方向から準備の軸を整理します。
哲学・思想史系または美学・美術史系を選び、志望動機を提出します。関心のきっかけだけで終わらず、読んだ本・見た作品、そこから生まれた問い、大学で学びたいテーマへつなげます。
前年度公式要項では、志望理由と4年間の学修計画を提出していました。社会課題、必要な社会科学の分野、英語で学ぶ理由、段階的な履修、将来の活用まで一本の流れにします。
資格取得までの努力は材料の一つです。英語を通して知った価値観や社会問題、異なる見方、大学で深めたい文化・表現・交流のテーマを中心にします。
抽象的な「国際的に活躍」「多様性を理解」「哲学的に考える」を使った場合、その意味、具体例、大学での学びとの関係を質問されても答えられる状態にします。
SCHEDULE
3系統の出願期間は共通ですが、試験日・合格発表日・入学手続期限は異なります。
| 系統 | 出願期間 | 選考日程 | 合格発表 | 入学手続期限 |
|---|---|---|---|---|
| 文学部 哲学科 | 2026年10月19日〜10月23日 | 筆記試験・面接:11月21日 | 12月4日 | 12月17日 |
| 国際社会科学部 | 2026年10月19日〜10月23日 | 第一段階:書類選考 第一段階発表:11月24日 筆記試験・口頭試問:12月5日 |
12月11日 | 2027年1月7日 |
| 英語コミュニケーション学科 | 2026年10月19日〜10月23日 | 小論文・口頭試問:11月29日 | 12月16日 | 2027年1月7日 |
※出願の締切時刻、郵送書類の扱い、受験票発行、試験集合時刻などは各募集要項で確認してください。
HOW TO PREPARE
書類、小論文・筆記、英文読解、口頭試問を別々に準備せず、一つの問題関心と学習計画でつなげます。
提出書類、英語資格、筆記時間、使用言語、面接内容、日程を一覧化します。前年要項を使った部分には「2027最終要項で再確認」と印を付けます。
哲学・美術史・社会科学・文化研究など、志望分野の入門書を2〜3冊読み、問い、主張、根拠、反対意見をノートにします。
各段落を一文で要約し、接続語、指示語、具体例、筆者の結論を確認します。辞書を使う場合も、すべての単語を引かず論旨を優先します。
小論文や筆記では、本文に書かれたことと、自分が推測したことを混ぜないようにします。引用できる根拠を示してから考察します。
国際社会科学部・英語コミュニケーション学科では、志望理由、関心テーマ、将来像を日本語1分・英語30秒で答える練習をします。
「なぜその本か」「別の見方は」「なぜこの学部か」「大学で最初に何を学ぶか」など、提出書類の各文から質問を作り、根拠を添えて答えます。
FAQ
RELATED PAGES
このページは、学習院大学が公表した2027年度学部入試日程、AO入試の変更予告、文学部哲学科AO新設予告、英語資格・証明書送付方法、前年度の公式募集要項を照合して作成しています。国際社会科学部と英語コミュニケーション学科は2027年度最終募集要項の公開後、出願書類、スコア有効期間、試験会場、出題形式を再確認してください。最新情報は学習院大学公式のAO入試情報で確認できます。
志望理由書、学修計画、専門知識、英文読解、小論文、英語・日本語による口頭試問を志望系統に合わせて仕上げます。