三角比の練習問題|解説付き10問テストと公式まとめ【数学Ⅰ】
数学Ⅰ・図形と計量
三角比を10問ずつ。
解いたあとに、解き方まで確認。
sin・cos・tanの定義から、鈍角の符号、相互関係、 正弦定理・余弦定理、三角形の面積まで。 全30問から10問を出題する、解説付きの無料確認テストです。
答えを選ぶと、その場で正解と解説が表示されます。 迷った内容は、このページの公式表や例題で復習できます。
三角比の練習問題|解説付き10問テスト
6つの分野から少なくとも1問ずつ出題します。 計算が必要な問題は、紙に途中式を書いてから選んでみましょう。
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三角比とは?sin・cos・tanの定義
三角比は、直角三角形の辺の長さの比を、角度と結び付けたものです。 まず、基準にする角θを決めます。 「対辺」はθの向かい側の辺、「隣辺」はθに接する斜辺以外の辺、 「斜辺」は直角の向かい側にある最も長い辺です。
cosθ = 隣辺 ÷ 斜辺
tanθ = 対辺 ÷ 隣辺
図を回転させても、基準の角から見た辺の関係は変わりません。 「縦・横」だけで覚えず、どの角から見た対辺・隣辺なのかを確認しましょう。
例題|辺の長さから三角比を求める
角θから見た対辺が5、隣辺が12、斜辺が13の直角三角形があります。 sinθ、cosθ、tanθを求めましょう。
sinθ=5/13、cosθ=12/13、tanθ=5/12
sinとcosの分母は斜辺の13です。 tanの分母は隣辺の12になる点に注意しましょう。
直角三角形による定義では0°<θ<90°を考えます。 0°・90°・鈍角・180°の値は、単位円の座標を使って考えます。
三角比の表|0°〜180°の基本値
最初に30°・45°・60°の値を確認し、鈍角では符号を判断します。 tanはsinをcosで割った値ですが、cosが0になる90°では定義されません。
| θ | sinθ | cosθ | tanθ |
|---|---|---|---|
| 0° | 0 | 1 | 0 |
| 30° | 1/2 | √3/2 | √3/3 |
| 45° | √2/2 | √2/2 | 1 |
| 60° | √3/2 | 1/2 | √3 |
| 90° | 1 | 0 | 定義されない |
| 120° | √3/2 | −1/2 | −√3 |
| 135° | √2/2 | −√2/2 | −1 |
| 150° | 1/2 | −√3/2 | −√3/3 |
| 180° | 0 | −1 | 0 |
30°・45°・60°の覚え方
30°・60°は、正三角形を半分にした直角三角形で考えます。 30°・60°・90°の向かい側の辺の比は1:√3:2です。 45°は直角二等辺三角形なので、 2つの直角を挟む辺と斜辺の比は1:1:√2になります。
例えばtan30°は「30°の対辺÷隣辺」なので1/√3。 分母を有理化すると√3/3となり、表の値と一致します。 同様に1/√2と√2/2も同じ値です。
鈍角の三角比|sinは正、cos・tanは負
単位円上の点をPとすると、Pのx座標がcosθ、y座標がsinθです。 90°<θ<180°では点Pが左上にあるため、 x座標は負、y座標は正になります。
sinθ > 0、cosθ < 0、tanθ < 0
120°なら180°−60°、150°なら180°−30°と考えると、 鋭角の基本値を使って計算できます。
例題|120°の三角比
sin120°=sin60°=√3/2
cos120°=−cos60°=−1/2
tan120°=−tan60°=−√3
3つともマイナスになるわけではありません。 値を覚えるときも、先に単位円の位置から符号を確認します。
三角比の相互関係|公式と符号の決め方
三角比のうち1つが分かっているときは、相互関係を使います。
tanθ = sinθ / cosθ
1 + tan2θ = 1 / cos2θ
sin2θは(sinθ)2の意味です。 2つ目・3つ目の式はcosθ≠0のときに使います。
例題|sinθからcosθとtanθを求める
θが鈍角で、sinθ=5/13のとき、cosθとtanθを求めましょう。
cos2θ=1−(5/13)2
=1−25/169
=144/169
ここからcosθ=±12/13と分かります。 θは鈍角なのでcosθは負となり、 cosθ=−12/13です。
tanθ=(5/13)÷(−12/13)=−5/12
2乗を外した直後に正の値だけを書かず、 角度の範囲から符号を決めることが大切です。
正弦定理・余弦定理・面積公式の使い分け
三角形ABCでは、角A・B・Cの向かい側の辺を、 それぞれa・b・cとします。 公式を選ぶ前に、分かっている辺と角を図に書き込みましょう。
| 分かっている条件 | 使う公式の目安 | 確認すること |
|---|---|---|
| 1辺とその対角、外接円の半径 | 正弦定理 | 辺と向かい側の角を対応させる |
| 2辺と、その間の角 | 余弦定理で残りの辺を求める | 使う角が本当に2辺の間にあるか |
| 3辺の長さ | 余弦定理で角のcosを求める | 求める角の対辺をaに対応させる |
| 2辺と、その間の角から面積を求める | 面積公式 S=(1/2)bc sinA | cosではなくsinを使う |
| 3辺から面積を求める | 余弦定理 → 相互関係 → 面積公式 | 三角形の内角なのでsinは正 |
正弦定理の例題|外接円の半径を求める
Rは三角形の外接円の半径です。 式の右辺は半径Rではなく、直径にあたる2Rになっています。
例題|a=6、A=30°のときのR
a / sinA=2Rに代入すると、
6 / sin30°=2R
6 / (1/2)=2R
12=2R
したがって、R=6です。
途中で出てきた12は直径です。 最後に「半径を求める問題だったか」を確認しましょう。
余弦定理の例題|2辺とその間の角から辺を求める
角Aは辺bと辺cの間にある角です。 角Aの向かい側の辺aを求めるときに使います。
例題|b=4、c=5、A=60°のときのa
a2=42+52−2×4×5×cos60°
=16+25−40×(1/2)
=21
求まったのはa2なので、 辺の長さはa=√21です。
辺の長さは正です。 「a=21」や「a=±√21」で終わらないようにしましょう。
三角形の面積|2辺とその間の角を使う
= (1/2)ca sinB
= (1/2)ab sinC
掛け合わせる2辺と、その間の角を対応させます。 aとbを使う場合、その間の角はCです。
例題|b=4、c=5、A=60°のときの面積
S=(1/2)×4×5×sin60°
=10×(√3/2)
=5√3
先ほどの余弦定理の例題と同じ条件でも、 求めたいものが面積なら、この公式を直接使えます。
3辺しか分からない場合はどうする?
- 余弦定理で、1つの角のcosを求めます。
- sin2θ+cos2θ=1からsinを求めます。
- 面積公式に代入します。
例題|3辺が13・14・15の三角形
a=13、b=14、c=15として、角Aのcosを求めます。
cosA=(142+152−132) / (2×14×15)
=252/420=3/5
sin2A=1−(3/5)2=16/25。
Aは三角形の内角なのでsinA>0となり、sinA=4/5です。
S=(1/2)×14×15×(4/5)=84
空間図形では、まず求める面を取り出す
切断面が三角形なら、三平方の定理などを使って辺の長さを求め、 平面の三角形として考えます。 切断面が四角形以上になる場合は、三角形への分割なども検討しましょう。 切断面が必ず三角形になるわけではありません。
三角比の練習問題でよくある間違い
| 間違えやすいところ | 見直すポイント |
|---|---|
| sinとcosを逆にする | 基準の角を丸で囲み、対辺と隣辺を確認する |
| 鈍角のcosを正にする | 単位円では左側にあるので、x座標は負になる |
| 2乗を外したとき、符号を確認しない | 角度の範囲から正負を決める |
| 外接円の半径を2倍で答える | 正弦定理で求めた値がRなのか2Rなのかを見る |
| 余弦定理で出たa²を、そのまま答える | 求めたい辺の長さaまで計算する |
| 面積公式にcosを使う | 面積は2辺とその間の角のsinを使う |
解き直すときは、正解の選択肢を覚えるだけで終わらず、 「なぜこの公式を使うのか」を短く説明してみましょう。 途中式を見ずにもう一度計算できれば、理解を確かめられます。
10問テストに戻る三角比の練習についてよくある質問
三角比が苦手です。どこから始めればよいですか?
最初は直角三角形で、角θ・対辺・隣辺・斜辺を確認しましょう。 次に30°・45°・60°の基本値、鈍角の符号、相互関係へ進みます。 公式の使い分けで迷う場合は、正弦定理・余弦定理の比較表を使ってください。
問題は10問だけですか?
問題は全部で30問あり、1回につき10問を出題します。 結果画面の「別の10問に挑戦する」から、もう一度取り組めます。 再挑戦では、前に解いた問題が含まれることもあります。
定期テスト対策に使えますか?
定義・基本値・公式の選び方を確認する練習に使えます。 確認後は学校の問題集にも取り組み、 図の書き込みや途中式を自分で書く練習につなげましょう。
三角比と三角関数の違いは何ですか?
このページは数学Ⅰの「図形と計量」を対象にしています。 数学Ⅱでは角の範囲を広げ、弧度法・グラフ・加法定理などを学びます。 その範囲は 三角関数チェック で確認できます。
三角比の次に取り組みたい数学の練習
数学の学習から、大学受験の準備まで
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