誰が、何に困っているか
「外国人」「途上国」と大きくまとめず、地域、言語、年齢、生活場面を絞ります。同じ集団の中でも事情や希望が異なることに目を向けましょう。
TSUDA UNIVERSITY / 2027 ADMISSIONS
多文化共生・国際協力を考える小論文60分と面接。具体的な例題から、当事者の立場・提案の効果・限界まで考える力を磨き、津田塾で学びたい問いへつなげます。
LINEでも指導内容・日程をご案内します。初回から有料指導/単発受講可
公式情報確認:|2027年度入学者向け・2026年秋実施
津田塾大学の多文化・国際協力学科を公募推薦で目指す場合は、社会問題への関心を、根拠のある文章と受け答えに変える準備が必要です。2027年度の第2次選考は、小論文と面接。総合型選抜で行うフィールドワーク発表とは試験形式が異なります。
| 項目 | 多文化・国際協力学科 |
|---|---|
| 出願 | 2026年11月1日(日)〜11月9日(月)。原則、締切日消印有効 |
| 選考日程 | 11月20日(金)第1次結果/11月28日(土)小論文60分・面接/12月5日(土)合格発表/12月18日(金)入学手続締切 |
| 主な条件 | 第一志望・合格時の入学確約、学校長推薦が必要。要項所定の卒業・修了資格を満たす女子。既卒者も対象 |
| 主な提出書類 | 志望理由書1,200字以内、推薦書、調査書、指定された英語能力証明書など |
国外からの出願、高校・外部機関から大学へ直送する書類は締切日必着です。要項には評定平均や英語資格の最低数値は示されていませんが、調査書と英語能力証明書は選考資料です。全条件・証明書の扱いは大学公式要項と公募推薦の出願ガイドで確認してください。
本ページは11月28日実施の公募推薦対策です。10月31日の総合型選抜・フィールドワーク発表については、津田塾大学の総合型選抜対策をご覧ください。
公式要項は、多文化共生・国際協力に関する知識と考えを問う小論文と説明しています。ロジカでは、用語を覚える練習と併せて、次の4点を答案に表す練習を行います。以下はロジカの指導上の観点で、大学公表の採点基準ではありません。
「外国人」「途上国」と大きくまとめず、地域、言語、年齢、生活場面を絞ります。同じ集団の中でも事情や希望が異なることに目を向けましょう。
「文化が違うから」で説明を終えず、情報の届け方、費用、時間、制度、意思決定への参加など、どの条件が問題を生むのかを分けます。
支援する側の「よいこと」を押しつけず、何が必要かを当事者に確かめます。実施する人、場所、手順まで書くと提案を検討できます。
費用や担い手不足、参加しづらい人への対応も考えます。実施後に誰の意見を聞き、何をもとに改善するかを結論へつなげます。
記事の内容を長く写すより、「確認できた事実/背景・原因/異なる立場/自分の提案/まだ分からないこと」を1行ずつ書きます。事実と推測を分ける習慣が、小論文にも面接にも役立ちます。統計を使うときは、対象地域・調査年・何を数えた数字かも控えてください。
ここからはロジカのオリジナル練習問題です。大学の過去問や出題予想ではありません。設定・字数は練習用で、本試験の設問数や字数を示すものではありません。
ある自治体は、外国にルーツをもつ住民に向けて、防災情報を多言語で発信することにした。しかし、担当者からは「翻訳する言語を増やすだけでは、必要な人に情報が届くとは限らない」という意見も出た。
問い:この意見の理由を説明し、災害時に必要な情報を受け取り、避難行動を選べる環境をつくるための取り組みを論じなさい。提案の限界にも触れること。練習用:800字以内。
論点の出発点:文章を理解できることと、情報に出会うこと、避難できることは別の段階です。翻訳が必要な人も、やさしい日本語で理解できる人もいます。「外国人は日本語が分からない」と一括りにしないようにします。
多くの対策を並べるより、「どの障壁に、どの対策が対応するのか」を一対一で結びつけると、説明が明確になります。
改善前:外国人にも分かるように多言語化を進め、地域のみんなが協力することが大切だ。
改善後:多言語の案内を用意しても、住民がその掲載先を知らなければ情報は届かない。自治体は地域団体や学校などと連携し、普段利用する連絡手段を住民に確かめたうえで案内を届ける必要がある。その際、一部の協力者だけに伝達を任せず、届いていない人を確かめる方法も設けたい。
直した点:必要性の主張に、届かない理由・実施主体・手順・提案の弱点を加えました。表現を難しくすることより、読み手が検討できる内容にすることを重視します。
ある高校の生徒会が、海外の地域へ中古の衣類を送る企画を立てた。協力団体からは、現地で必要な品目、輸送後の配布方法、不要品の処理について、事前の確認を求められた。
問い:企画を実施する前に何を調べ、誰と相談する必要があるか。支援する側と受ける側の関係に注意し、継続可能な国際協力のあり方を述べなさい。練習用:800字以内。
「送ること」を目的にせず、現地の人が求めているか、地域内で調達する方法と比べてどうかを考えます。実施する場合にも、受け取りを断れるか、配布の判断に誰が参加するか、不要品の処理や費用を誰が担うかを確認します。善意があることと、相手の生活に役立つことを分けて検討しましょう。
上の800字練習なら、最初の10分で設問の条件と主張を整理し、40分で執筆、最後の10分で根拠・反対意見・誤字を確認する配分から試せます。これは練習用の目安です。本番では設問数や資料量を見て配分を決めてください。
「話が抽象的になる」「対策は書けても弱点が浮かばない」「時間内にまとまらない」など、現在の課題に合わせて小論文の個別指導をご案内します。単発受講も可能です。
「国際協力に興味がある」「英語を生かしたい」に加えて、何を明らかにしたいのかを具体化します。多文化・国際協力学科には、多文化共生・国際協力・国際ウェルネスの3コースがあります。公式のコース紹介を読み、自分の関心に合う視点を確かめましょう。
学科では、準備科目やセミナーで学び、3〜4年次の国内外でのフィールドワークを経て、調査と考察を卒業論文へまとめます。調査の計画や関係者との調整を学生自身が行うことも特徴です。公式のフィールドワーク紹介を踏まえ、「どこへ行きたいか」から「何を、どの方法で確かめたいか」へ進めます。
「外国人を支えたい」から、「地域の日本語教室を利用したい人が継続して通えないのはなぜか」へ。時間帯、移動、育児など、調べたい条件を具体化します。
利用者だけでなく、参加をやめた人や運営者の話も聞く。社会調査の方法を学び、少数の経験を地域全体の傾向と決めつけずに考察したい、と説明します。
上記は考え方の例です。本人が経験していない活動を付け加えず、実際の経験・読書・調査を出発点にしてください。科目の開講状況や担当教員は出願時に最新の公式情報を確認します。
志望理由書の一文について、事実・解釈・今後調べたいことを区別して話す練習をします。次の質問はロジカの練習例で、大学の実際の面接質問を再現したものではありません。
| 最初の質問 | 続けて考えたい質問 |
|---|---|
| その問題に関心をもったきっかけは? | 実際に見聞きしたことと、あなたの推測はどこが違いますか。 |
| なぜ多文化・国際協力学科なのですか。 | どのコースの視点や、どのような調査方法が必要ですか。 |
| どんなフィールドワークをしたいですか。 | 誰に何を聞きますか。協力を断られたら、どう進めますか。 |
| あなたの提案にはどんなよさがありますか。 | 負担を担う人や、利用しづらい人はいませんか。 |
| 最近関心をもったニュースは? | 異なる立場から見ると、どのような意見が考えられますか。 |
最初は60秒程度で「結論・理由・具体例」を話し、追加質問を受けて説明を補います。知らない事実はその場で作らず、何が未確認で、どう調べたいかを述べましょう。自分の案を修正できることも、対話の練習では大切にします。
ロジカでは、主宰の中谷が本人の原稿・答案・回答を確認し、必要な指導へ時間を配分します。小論文1回、面接だけなどの単発受講や、書類から試験までの継続指導について、空き日程と併せてご案内します。
受講前はLINE・フォームで指導内容、料金、日程をご案内します。個別の添削や面接練習は有料受講の開始後に行います。
LOGIQA / ONLINE PERSONAL LESSON
慶應義塾大学卒・元NHKディレクター、大学受験指導12年以上の中谷が、受講のご案内から授業・添削まで一貫して担当します。志望学科・方式と本人の準備状況を踏まえ、直す点と次の課題を具体的にお伝えします。
Zoom個別指導は1回から。志望理由書の添削はLINE中心のプランもあります。小論文だけ・面接だけの受講、書類から試験までの継続指導についても、空き日程に合わせてご案内します。
Zoom授業の内容・改善点・次回の準備は、生徒・保護者用の専用ページで共有。指導者・指導方針を見る
ご連絡時は「津田塾大学/学科/総合型または公募制/希望する対策・日時」をお知らせください。初回から有料指導です。内容・料金・日程を確認してから開始します。
公募制の出願資格に、海外活動の必須条件は示されていません。国内での経験や読書から生まれた問いも出発点になります。経験の規模を飾るより、何を疑問に思い、どう調べ、大学で何を学びたいかを明確にしましょう。
知識の整理に加え、設問が求める範囲で理由を説明する練習が必要です。用語の定義、具体例、異なる立場を一組にし、時間を測って書いてみてください。
大学公式の資料請求ページに2026・2025年度の公募制過去問の案内があります。閲覧には登録後に発行されるユーザー名・パスワードが必要です。本ページの練習問題は、公式過去問とは別のオリジナル教材です。
小論文・面接のみの受講も可能です。提出済み書類の控え、取り組んだ答案、希望する対策と日程をお知らせください。受講可能な枠を確認してご案内します。
公式情報確認日:2026年10月20日。出願資格・提出方法・試験当日の指示は、大学公式の最新要項と受験者への案内を優先してください。