「境界」を論じた文章を100字前後でまとめ、国際問題を一つ選び、その問題と「境界」をめぐる状況との類似点・相違点を500字前後で論じる問題でした。
【2027年度最新】立教大学の総合型選抜・自己推薦対策|出願資格・選考内容・グローバルコース・国際コース選抜・自由選抜
課題文の概念を別の社会問題へ応用し、
資料・経験・専門知識を根拠に考える力が求められる立教大学
立教大学の自由選抜は、学部ごとに問題形式が大きく異なります。2026年度の公式過去問では、課題文の概念を別の問題へ移して考える力、指定語を使って複数の要因を結ぶ力、正解が一つではない問いを長文で論じる力が問われました。
LOGIQA’S INSIGHT
立教の小論文は「読んで要約」では終わらない。概念を移して考える
2026年度の公式過去問には、課題文の中心概念を理解したうえで、別の社会現象に応用させる出題が複数あります。本文の言い換えだけではなく、概念が別の問題にも当てはまる部分と、当てはまらない部分を区別する必要があります。
機械時計と近代的時間についての著者の考えを要約し、現代の「観光」と「時間」の関係を800字程度で論じる問題でした。
対策では、社会・文化を扱う新書や論説を読み、「中心概念は何か」「別の問題に当てはめると、どこまで説明できるか」を考え、800字程度で書く練習が有効です。共通点だけで押し切らず、相違点や適用の限界まで書くと考察が深まります。
社会学部は、指定語をばらばらに使わず「因果関係」にする
2026年度は次の3題から一つを選び、各題で指定された5つのキーワードをすべて使って論じる形式でした。
- 学校管理職に女性が少ないことが、教育環境や価値観へ与える影響と是正策
- 米価上昇の背景と生活への影響(家事・気候変動・子ども・生産者・貧困)
- 「バズらないけれど大切な情報」と、その社会的な伝え方
指定語を一度ずつ置くだけではなく、立場や要因をつなぎ、「なぜその影響が起きるのか」を説明する必要があります。大学の出題意図でも、論理的構成力・文章表現力・知的素養・独創的発想を総合的に評価すると示されています。
文学部教育学科は、簡単に正解を決められない問いを1,600字で考える
2025年度は「多様な背景を持つ子どもに集団で教育を行うことの困難」、2026年度は「テクノロジーは教育の諸問題を解決できるか」が出題され、いずれも1,600字程度でした。賛否を先に決めるのではなく、誰にとっての利点・問題なのか、技術や制度で解決できる範囲、残る課題まで分けて論じる準備が必要です。
ADMISSION ROUTES
2027年度の主な総合型・特別入試
国内高校生が検討しやすい自由選抜に加え、英語による学修、競技実績、海外就学歴を対象とする方式があります。
ROUTE GUIDE
方式別・2027年度入試情報と対策
入試情報は立教大学公式の2027年度入試要項・Q&A・出願書類ページに基づいています。対策部分は、公式の選考内容から考えられる準備方針です。
自由選抜入試
志望学部に関する能力・活動実績・学修意欲を総合評価
志望学部に関連する高い能力を持つ人、または学業以外の活動分野で優れた個性を持つ人を対象とする自己推薦型の入試です。2027年度は文学部、経済学部、理学部、社会学部、法学部、観光学部、コミュニティ福祉学部、経営学部、現代心理学部、異文化コミュニケーション学部、スポーツウエルネス学部、環境学部で実施されます。
- 自由選抜入試で出願できる学部・学科・専修は1つだけ
- 他大学との併願は可能。ただし立教大学で学ぶ強い意欲が求められる
- 出願資格は、評定、外国語資格、活動・競技実績、専門的能力など学部・学科ごとに異なる
- 志望理由書のほか、活動報告書、課題作文、研究計画書、競技実績報告書など、提出書類も学科別
- 筆記試験・小論文・外国語・面接などの組み合わせも学部・学科により異なる
- 対策では、出願資格として示す実績と、学部で深めたい問いを一本につなぐ
国際コース選抜入試
法学部グローバルコース・DLP・GLAP
グローバル社会に貢献する人材を育成するコースや、英語を中心に学ぶコース・プログラムでの学修を希望する人を対象とします。募集対象は、法学部国際ビジネス法学科グローバルコース、異文化コミュニケーション学部Dual Language Pathway、Global Liberal Arts Program(GLAP)です。
- すべてのコース・プログラムで英語資格・検定試験の基準あり
- 国際コース選抜で出願できるのは1学部・学科・プログラムのみ
- 法学部は志望理由書、DLPは課題小論文、GLAPは日本語・英語の志望書類など、提出物が異なる
- 一部の自由選抜・帰国生入試とは日程上併願できない
- 対策では、英語力の証明に加え、英語で何を学び、どの課題に取り組むかを具体化する
アスリート選抜入試
最大7学科まで志望/書類・小論文・面接
スポーツ競技の実績だけでなく、人格、学業への意欲、入学後に学業と体育会活動を両立する意思を評価する公募制入試です。出願時には複数学部にまたがって最大7学科・専修まで志望でき、一次選考時に二次選考を受験する1学科・専修が決まります。
- 2027年度は各学科・専修とも募集人員は若干名
- 日本の高校等では第2学年末までの全体評定平均3.5以上が基本条件
- 国際大会出場、全国大会16位以上、地域ブロック大会4位以上、または同等以上の実績などが出願条件
- 英語資格・検定試験のスコア提出が必要。英語系学科等では基準スコアあり
- 一次は書類選考、二次は90分の小論文と学部ごとの面接
- 体育会各部との事前コンタクトの有無は出願・合否に関係しない
帰国生入試
経営学部 経営学科・国際経営学科/若干名
外国の学校教育制度のもとで得た能力や個性を、立教大学でさらに発展させたい帰国生を対象とする入試です。2027年度の募集は経営学部の経営学科・国際経営学科で、出願できるのは1学科のみです。
- 外国の学校教育制度に基づく学校で、継続3学年以上または通算5学年以上の課程を修了するなどの条件あり
- 日本国内等の高校課程での修了年数にも条件がある
- 英語資格・検定試験は所定の基準スコアが必要
- 一次は90分の小論文、一次通過者は翌日に面接
- 自由選抜入試・国際コース選抜入試との併願は不可
- 海外経験の紹介だけでなく、経営・国際経営の学びへどう発展させるかを示す
Rikkyo Study Project・PEACEプログラム
一般的な国際コース選抜とは別の募集制度
立教大学には、英語のみで学位取得を目指すプログラムを対象とする別制度もあります。PEACEプログラムでは、法学部、異文化コミュニケーション学部、GLAPの英語トラックを扱い、4月入学・9月入学の制度があります。
- 国際コース選抜とは出願資格・出願時期・必要書類が異なる
- 国内高校向けの方式と、外国人留学生向けの方式を混同しない
- 英語資格、学校教育制度、入学時期を公式要項で確認する
- 志望プログラムの授業言語とカリキュラムを理解したうえで出願する
FAQ
立教大学の総合型選抜でよくある質問
自由選抜入試で複数の学部・学科に出願できますか?
できません。自由選抜入試で出願できるのは1学部・学科・専修のみです。ただし、試験日程が重複しない他の入試や他大学との併願は可能です。
自由選抜入試は、活動実績を持つ人だけが対象ですか?
一律に活動実績だけを条件とする入試ではありません。学部・学科ごとに、外国語資格、学業成績、文化・芸術・スポーツ活動、研究・探究、資格など異なる出願区分があります。志望学科の資格区分を確認してください。
アスリート選抜は、体育会の部と事前に連絡を取る必要がありますか?
必要ありません。立教大学公式Q&Aでは、アスリート選抜は公募制であり、部とのコンタクトの有無は出願・合否に関係しないと説明されています。
帰国生入試で経営学部以外を受験できますか?
2027年度の帰国生入試は経営学部の経営学科・国際経営学科のみです。経営学部以外を希望する場合でも、出願資格を満たせば自由選抜入試や国際コース選抜入試を利用できる場合があります。
PEACEプログラムは国際コース選抜入試と同じ制度ですか?
別の制度です。PEACEプログラムは英語のみで学位取得を目指す英語トラックを対象とし、4月入学・9月入学や出願区分ごとに要件が設定されています。国際コース選抜とは、出願資格、時期、必要書類を分けて確認してください。
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