【2027年度】明治大学の総合型選抜・自己推薦対策|出願条件・倍率・グローバル型・海外就学者・地域農業振興・プレゼン
活動実績の先に、専門試験がある。
明治大学は学部別対策で差がつく
明治大学には全学共通のAO入試がありません。文学部は専攻別の小論文、農学部は学科別課題と特別講義後の筆記、政治経済学部は本文・図表を使う90分の論述、総合数理学部は数学や自作プログラム。名称より「実際に何を解くか」から志望方式を選ぶページです。
- 文学|2026年 276→41名
- 政経|200・300・300字
- 農|講義後すぐ筆記
- 国日|約1000字+口頭20分
- 総数|数学/自作プログラム
- 地域農業|発表10分+面接30分
LOGIQA’S INSIGHT
明治で問われるのは「データがあるから正しい」と受け入れず、数字の定義・出典・比較条件まで読む力
政治経済学部グローバル型特別入試では、2024年度にジェンダー格差、2025年度に訪日外国人旅行者と観光、2026年度に消費者市民社会が扱われました。いずれも90分で、本文と複数の図表を読み、200字・300字・300字で答える3問構成です。
2024年度の核心は、同じ「男女格差」を扱う指標でも、何を項目に入れ、絶対水準と男女差をどう計算するかで順位が変わることです。資料に示された順位をそのまま結論にせず、「その数字は何を測り、何を測っていないか」を考える。この読み方は政治経済学部だけでなく、明治大学の総合型選抜全体に通じます。
国際日本学部では社会や文化を扱う文章を読み、約1,000字で考察・意見をまとめます。2026年度は吉見俊哉『平成時代』の一部が課題文でした。本文から離れた一般論ではなく、筆者の見方を正確につかみ、そこから自分の問いと判断を展開する必要があります。
農学部の2027年度第一次選考課題はさらに専門的です。農学科は「食料」または「環境」の課題を、6分野のうち2分野の連携・相乗効果で解く約1,000字。農芸化学科は化学式・反応式を使った説明と、自分の視点や行動の変化を各約500字。生命科学科は専門書を読み、生命現象、研究したいこと、環境・食料問題へのアイデアを1,200字以内で述べます。食料環境政策学科は『食べる経済学』の感想約1,000字に加え、文献・新聞・統計を調べる2,000〜3,000字のレポートです。
農学部はこの事前課題だけで終わりません。第一次選考後は、学科別の特別講義を受け、その内容に関する筆記試験と個別面接があります。事前に作り込む探究力と、初見の講義をその場で理解・応用する力の両方が必要です。
CHOOSE YOUR ROUTE
まずは「入試名」ではなく、課される試験で選ぶ
一般的な国内高校生が検討しやすい方式を中心に整理しました。出願条件を満たしても、専門試験との相性が悪ければ準備は進みません。
FACULTY INSIGHTS
対策の優先順位が変わる6方式
志望理由書だけを先に書くのではなく、過去問・課題・第二次選考から逆算します。
グローバル型は「時事知識」より、本文と図表の接続が先
政治10名・経済15名・政策5名/総合(日本語)90分+口頭試問
3年分とも、設問1で資料の特徴、設問2で複数資料を組み合わせた原因・方策、設問3で自分の考えまで段階的に求めています。ニュースを大量に覚えるより、本文の定義と図表の単位・母数・比較条件を答案に対応させる練習が有効です。
- 200字では「結論→根拠となる数値→比較」を1段落で収める
- 300字では本文の因果関係と図表の差を、別々にせず一文で接続する
- 提案問題は、対象・施策・理由・想定効果まで書き、思いつきで終わらせない
- 口頭試問でも、外国語資格の話だけでなく社会課題への見方を説明できるようにする
事前課題と当日の講義筆記は、別の力を見ている
農学・農芸化学・生命科学・食料環境政策
第一次選考では、時間をかけた調査・読書・論証の過程を見ます。第二次選考では、初見の講義から定義・原因・具体例・示唆を抜き出し、すぐ文章化できるかを見ます。
- 課題の字数を埋める前に、問い・根拠・反証・実現条件を設計する
- 引用、統計、図表は「何を示す証拠か」を本文で説明する
- 講義メモは「定義/原因/例/応用」の4欄で取る練習をする
- 2024〜2026年度の学科別「特別講義に関する筆記試験」が公開されている
約1,000字の小論文を、20分の口頭試問まで一続きで準備
第一次:書類/第二次:小論文60分+口頭試問20分
2026年度は吉見俊哉『平成時代』の一部を読み、考察・意見を約1,000字で書く問題でした。要約だけでも、本文と関係のない持論だけでも足りません。
- 筆者の主張、根拠、自分の判断、具体例・反例を分けてメモする
- 答案の中心命題を30秒で言い直し、質問に根拠付きで答える
- 2022〜2026年度の小論文が公開されている
- 評定を算出できる場合は、全体の学習成績の状況4.0以上が条件
14専攻で同じ対策はできない。前年度問題を早めに請求
3学科14専攻/全体評定3.5以上が基本
第二次選考は小論文と口頭試問ですが、問題は専攻別です。希望する1専攻の前年度問題を、文学部事務室の窓口で閲覧するか、受験希望者本人が郵送で請求できます。
- 活動実績は「何をしたか」より、専攻で深めたい問いへ変換する
- 歴史・地理の履修や英語評定など、専攻別の追加条件を確認する
- 作品・論文・探究の成果を、口頭試問で方法と改善点まで説明する
- 合格した場合の入学を前提に、他大学・他学部との併願は可能
「理系の志望理由書」ではなく、学科ごとの実技・説明へ
電気電子生命・機械情報・建築・応用化学
- 電気電子生命:英語4技能資格が必須。数学検定提出者は数学に関する口頭試問を免除
- 機械情報:指定実験のレポート、プレゼンテーション、口頭試問
- 建築:成果物、造形試験、約3分のプレゼンテーション、口頭試問
- 応用化学:書類と口頭試問で化学の基礎、考え方、問題解決力を確認
- 機械情報のレポート課題と建築の造形はサンプル問題が公開されている
2学科で選考が別物。数学か、数学+自作プログラムか
現象数理統計5名・先端メディアサイエンス5名
- 現象数理統計:数学の学力考査90分+口頭試問20分
- 先端メディア:数学確認テスト+自作プログラムの発表+口頭試問
- 先端メディアは実用数学技能検定2級以上の証明で数学確認テストを免除
- プログラムは完成度だけでなく、仕組み、背景知識、改善過程まで説明する
2026 RESULTS
倍率を見るなら、試験内容の違いとセットで
2026年度の志願者数と最終合格者数です。方式ごとの母集団が違うため、倍率だけの単純比較はできません。
※倍率は「志願者数÷最終合格者数」の単純計算。二段階選考は最終合格者数を使用しています。2027年度は理工学部電気電子生命学科などで変更があるため、前年倍率だけで難易度を判断しないでください。
FAQ
出願前に迷いやすい点
明治大学には全学共通のAO入試がありますか?
ありません。文学・理工・農・国際日本・総合数理の自己推薦をはじめ、商学部公募制、政治経済学部グローバル型、農学部地域農業振興など、学部・方式ごとに出願条件と選考が異なります。
農学部の事前課題だけ対策すれば十分ですか?
十分ではありません。第一次選考の学科別課題に加え、第二次選考では特別講義、その内容に関する筆記試験、個別面接があります。時間をかけた調査と、初見情報を短時間で整理する練習を分けて行います。
政治経済学部は時事問題の知識量が多いほど有利ですか?
知識は必要ですが、公開問題で直接問われているのは、本文と図表から根拠を選び、指定字数で特徴・原因・方策を説明する力です。出典、定義、単位、母数、比較条件を確認する読解を優先します。
文学部の過去問はどこで確認できますか?
希望する1専攻の前年度問題を、文学部事務室の窓口で閲覧するか、受験希望者本人が郵送で請求できます。専攻別に問題が違うため、志望専攻を決めたら早めに確認します。
商学部の公募制2方式は同じ試験ですか?
別方式です。共通テスト利用は商業部門・留学部門に分かれ、個別試験はありません。全商協会員校対象は資格・評定・欠席日数の条件があり、書類と口頭試問で選考します。
明治大学「総合型選抜 各入試要項・出願書類」
明治大学の課題から、今やる対策を決める
志望学部の出願条件、過去問、事前課題、口頭試問まで確認し、合格へ向けた具体的なタスクに変えます。入会を前提としない相談も可能です。
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