【2027年度】早稲田大学の総合型選抜対策|JCulP・地域探究・貢献・AO・FACT選抜・創成入試・特別選抜・グローバル

2027年度|大学別 総合型選抜対策

共通テスト、Critical Writing、FACT、建築AO。学部ごとに別の力を問う

早稲田大学には、地域探究・貢献入試、社会科学部の全国自己推薦、国際教養学部AO、人間科学部FACT選抜、早稲田建築AO、先進理工学部の特別選抜、スポーツ系選抜などがあります。全学部共通の一つの総合型選抜ではなく、評定・活動実績・英語論述・総合試験・共通テスト・ドローイング・専門実績まで、方式ごとに出願条件と合否を分ける課題が異なります。

2027年度情報 他大学と併願できる方式あり 共通テストを使う方式あり 面接なしの方式あり
LOGIQA'S INSIGHT

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資料や現象を鵜呑みにせず、自ら問いを立て、調査・観察・比較によって仮説を検証し、その過程と結論を伝える力を問う早稲田大学

早稲田大学の総合型選抜では、活動歴の華やかさだけでなく、与えられた資料や身近な現象から問いを見つけ、根拠を集め、自分の考えを確かめながら説明する力が繰り返し問われています。

地域探究・貢献入試では、空き家数の推移と都道府県別の空き家率を読み、自分が考える問題と解決策を801〜1,000字で論じる問題が出題されました。別年度には、政治・行政・教育・経済に関する都道府県別のジェンダー・ギャップ指数を比較し、地域の課題と解決策を801〜1,200字で述べる問題も出ています。社会科学部の全国自己推薦入学試験では、義務教育に携わる教員の過重労働が、なぜ十分に軽減されてこなかったのかを800字以内で考察させています。

人間科学部FACT選抜では、身の回りにある容器などを使って気圧計を作成し、建物の階、天候や時間帯、温度、周囲の気圧を変えたときの反応を観測し、図表や写真を用いて結果と考察を報告する事前課題が出ています。二次選考では、その実験をもとにしたデータをグラフ化し、気温と空気の体積を踏まえて階ごとの気圧を計算・推定する問題まで課されました。

国際教養学部AO入試では、英語によるCritical Writingに加え、パスカルの文章を読み、SILSで学びたい学問が二つの分類のどちらに属するかを示し、中学校卒業後の学習経験をもとに理由を説明したうえで、その分類に対する自分の意見を論拠とともに述べる日本語エッセイが出題されました。筆者の説明をなぞるのではなく、分類の妥当性を検討し、自分の立場を示す必要があります。

分野や方式は違っても、資料を読む、問いを立てる、観察・比較・計算・論証によって考えを確かめる、限界も含めて結論を伝える、という探究の筋道は共通しています。早稲田の総合型選抜では、出来上がった答えよりも、答えへ至る思考と検証の過程そのものが評価されます。

地域探究・貢献入試の総合試験と、国際教養学部AO国内選考の筆記審査は、2026年10月25日の同日実施です。 両方式に出願できても、試験日が重なるため両方を受験することはできません。また、スポーツ科学部の地域探究・貢献入試は、2028年度以降の募集停止が公表されています。

ADMISSION ROUTES

2027年度の主な総合型・AO・自己推薦入試

国内高校生が検討しやすい方式に加え、海外就学歴、英語による学位プログラム、理工系コンテスト、競技・サポート実績を対象とする方式まで整理しています。

法・教育の一部・文化構想・文・人間科学・スポーツ科学

地域探究・貢献入試

地域での経験 → 大学での探究 → 将来の地域還元を一つの軸にする

各学部・学科等 若干名 他入試・他大学と併願可 総合試験120分 共通テスト240/300以上

一次は課題レポート等の書類審査、二次は資料を踏まえて論理的思考力を問う120分の総合試験です。二次合格者は、学部指定の大学入学共通テスト3教科を受験し、300点中240点以上を満たす必要があります。同方式内で複数学部へ出願することはできません。

  • 教育学部は、生涯教育・教育心理・初等教育・国語国文学・地理歴史・地球科学の指定学科等が対象
  • 地域活動の実績量より、経験から生まれた問いと大学での探究計画の接続を重視する
  • 共通テストまで選考が続くため、総合型対策と一般科目の学習を並行する
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社会科学部

全国自己推薦入学試験

学業+活動実績+英語資格+小論文・面接

35名 全体評定4.0以上 英語4技能基準あり 併願可

成績、活動記録、出席状況等による書類選考の後、小論文と面接を実施します。部活動、生徒会、資格、学校外活動等の条件を満たし、指定する英語4技能テストの基準も満たす必要があります。地域を7ブロックに分け、各ブロックから5名程度を選ぶ方式です。

  • 活動を羅列せず、そこから生まれた社会への問題意識を示す
  • 政治・経済・法律・社会を横断する社会科学部の学びへ接続する
  • 志望理由書、小論文、面接で主張と根拠を一致させる
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国際教養学部

AO入学試験(4月入学・国内選考)

出願者全員が英語120分+日本語30分の筆記を受験

95名 Critical Writing 120分 日本語エッセイ30分 面接なし

書類審査と筆記審査を、出願者全員に対して行います。筆記は英語のCritical Writingと、日本語による志望理由エッセイです。英語資格を提出して終わる方式ではなく、英文資料を読み、論点を整理し、英語で書き切る実戦力が必要です。

  • 英文の要約、論点整理、根拠を伴う意見記述を時間内に行う
  • 日本語エッセイでは、学部で学ぶ理由を短時間で構成する
  • 地域探究・貢献入試と筆記日が同じため、出願段階で選択する
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人間科学部

FACT選抜

厳しい評定・履修条件+事前課題+論述+面接

3学科合計 若干名 全体評定3.9以上 理科+国語4.1以上 第一志望

FACTはFundamental Academic Competency Testの略です。国内者向け出願資格では、全体評定3.9以上、理科と国語を合わせた評定4.1以上、指定された理科・国語・数学の履修、欠席日数40日以内、外国語資格等が必要です。一次は事前課題を含む書類、二次は論述試験と面接です。

  • CLEAR(対話・論理・表現・分析・省察)の5つの力を一連の選考で見る
  • 図表・調査結果・文章資料について、要約と解釈を分けて書く
  • 事前課題の考え方を、論述と面接でも一貫して説明する
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創造理工学部 建築学科

早稲田建築AO入試(創成入試)

自己PR資料+ドローイング・文章説明+グループ・個人面接

約25名 第一志望 筆記120分 数学・理科履修条件

一次は書類選考、二次は提示テーマに対する鉛筆ドローイングと文章説明、自己PR資料を用いた面接です。国内高校等の主な出願者は、数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bの履修と、理科10単位以上が条件です。面接はグループ面接30分の後、個人面接10分を行います。

  • 作品の完成度だけでなく、着想・観察・試行錯誤の過程を記録する
  • 建築を社会、環境、地域、生活との関係から考える
  • ドローイングと文章を別々にせず、一つの提案として構成する
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先進理工学部

特別選抜入学試験(AO方式)

理工系オリンピック・科学技術コンテスト等の対象実績が必要

対象者限定 7種類の入試区分 書類+面接

数学オリンピック、化学グランプリ、情報オリンピック、高校生・高専生科学技術チャレンジ、日本学生科学賞、日本生物学オリンピック、物理チャレンジを利用する選抜です。対象学科と実績条件は区分ごとに異なり、一次は書類、二次は面接で選考します。

  • 結果だけでなく、課題設定・仮説・検証・修正の過程を説明する
  • 志望学科の研究領域と、自分の研究・競技経験の接点を具体化する
  • 専門内容を、異分野の面接員にも伝わる言葉へ置き換える
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スポーツ科学部

Ⅰ群・Ⅱ群・Ⅲ群・スポーツサポート歴入試

競技者向け3系統と、「ささえる」活動経験を対象とする選抜

Ⅲ群60名 Ⅰ群は事前セミナー・個別面談必須 Ⅱ群は公募制ではない サポート歴は共通テストあり

Ⅰ群は国際舞台での活躍を期待できるトップアスリート向けで、出願前の事前セミナーと個別面談が必須です。Ⅱ群は公募制ではなく、本学体育各部と連携して選考します。Ⅲ群は一定の高い競技能力を持つ受験生を対象に、書類、小論文、面接で選考。スポーツサポート歴入試は、チーム等を支えた活動経験を対象に、書類、口述試験、共通テストで選考します。

  • 方式名が似ていても、出願方法・対象者・選考内容は別制度
  • 2027年度のⅢ群は募集60名。対象競技種目と競技実績条件を要項で照合する
  • スポーツサポート歴入試の口述試験では、当日提示課題について発表する
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政治経済学部

グローバル(海外就学経験者)入学試験

海外の中等教育機関で原則2年以上学んだ受験生が対象

全3学科 約30名 TOEFL・IELTS提出 論述120分 面接10~15分

日本国外の外国の中等教育機関に継続して2年以上在学した人、または最終学年の1年を含めて通算2年以上在学した人などが対象です。一次は書類と、資料を読解・分析して自分の考えを書く120分の論述。二次は10~15分程度の面接です。

  • 海外経験の紹介ではなく、比較から生まれた政治・経済・社会への問いを示す
  • TOEFL iBTまたはIELTS Academicを所定期間内に受験し、大学へ直送する
  • 日本語資料の分析と論文構成を、時間を計って練習する
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文化構想学部

JCulP 日本学生入学試験

英語で日本文化を学ぶプログラム|書類+英語面接

15名 英語4技能基準あり 英語によるZoom面接 併願可

Global Studies in Japanese Cultures Programで学ぶ日本学生向けの入試です。英語4技能テストで所定の基準を満たし、書類審査を通過した受験生に、原則英語によるオンライン面接を行います。英語力だけでなく、日本文化をどのような問いから国際的に研究したいかが重要です。

  • 2027年度基準例は、英検CSE2300、IELTS 5.5、TEAP 309など
  • 英語による学位取得プログラムであることを踏まえて志望理由を作る
  • 日本文化を紹介するだけでなく、比較・歴史・表象等の研究課題へ深める
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同じ「総合型」でも専願・併願条件が違う FACT選抜と建築AOは第一志望条件があります。一方、地域探究・貢献、社会科学部全国自己推薦、JCulPなどは、他入試・他大学との併願を妨げない旨が示されています。
英語資格の役割も方式ごとに違う 社会科学部とJCulPは基準点を満たすことが出願条件。政治経済学部グローバルでは、指定期間に受験したTOEFLまたはIELTSの提出が必要です。
書類だけで終わる主要方式は少ない 小論文、英語論述、総合試験、論述、ドローイング、面接、口述試験、共通テストなど、出願後の課題が合否を大きく左右します。
出願資格は後から作れないものから確認する 評定、履修科目、欠席日数、海外就学年数、対象実績、競技種目などは、高3夏からの短期対策では補えない条件があります。

2027 CONDITIONS

方式を選ぶ前に確認したい出願条件と当日試験

代表的な方式を比較しています。細かな英語資格の有効期間、履修科目、活動証明、対象競技・大会等は、志望方式の最新要項で確認してください。

方式 主な条件 書類後の選考 募集人員
地域探究・貢献 対象学部・学科等から1つを選択 総合試験120分+共通テスト3教科 各学部・学科等 若干名
社会科学部 全国自己推薦 全体評定4.0以上、活動条件、英語4技能条件等 小論文+面接 35名
国際教養学部 国内AO 日本の中等教育課程修了見込み等 英語120分+日本語30分。面接なし 95名
人間科学部 FACT 第一志望、全体3.9、理科+国語4.1、履修・欠席・外国語条件 事前課題を含む書類+論述+面接 3学科合計 若干名
早稲田建築AO 第一志望、数学ⅠⅡAB、理科10単位以上等 ドローイング・文章説明120分+面接 約25名
スポーツⅢ群 指定競技種目・競技実績等 小論文+面接 60名
政治経済 グローバル 海外中等教育機関で原則2年以上、TOEFL・IELTS提出等 論述120分+面接10~15分 全3学科 約30名
JCulP 日本学生 指定英語4技能テストの基準点以上 書類+原則英語によるZoom面接 15名

MODE-SPECIFIC

方式別に、対策の中心と開始時期を変える

以下は大学が定める期限ではなく、試験内容から逆算した準備の目安です。書類完成後に当日試験へ移るのではなく、時間のかかる対策を並行します。

高3春までに問いを作る

地域探究・貢献入試

地域での経験を並べるのではなく、どの課題に気づき、大学で何を探究し、成果をどう地域へ返すのかを固めます。夏からは120分の総合試験を時間内に書く練習を開始。共通テスト3教科の学習も止めません。

高3春に条件を全点検

社会科学部 全国自己推薦・FACT

評定だけでなく、活動条件、英語資格、履修科目、欠席日数まで確認します。条件を満たしたら、社会科学部は小論文・面接、FACTは資料分析・論述・面接へ早めに移り、書類との一貫性を整えます。

遅くとも高3春~初夏

国際教養学部AO・JCulP

英語資格の取得だけでは足りません。国際教養学部は英文資料の読解・分析・英語論述と日本語エッセイ、JCulPは英語面接を準備します。週単位で英文読解、英語での論理構成、志望理由の説明を回します。

実績は高2以前、言語化は高3春

建築AO・先進理工特別選抜

制作、研究、コンテスト等の実績を高3夏から新しく作る方式ではありません。高3春以降は、成果の大きさより、着想、仮説、失敗、修正、他者との協働を順序立てて説明し、大学の研究へどう発展させるかを具体化します。

高3春までに方式を特定

スポーツ系選抜

Ⅰ群・Ⅱ群・Ⅲ群・スポーツサポート歴では、対象者、事前手続、出願方法、当日課題、共通テストの有無が違います。競技成績だけで判断せず、使える方式を確定し、競技・活動の役割とスポーツ科学の学びを結びます。

高3春から日本語論述も進める

政治経済学部 グローバル

TOEFL・IELTSの準備に偏らず、日本語資料を読み、分析し、自分の考えを120分で論文にする練習を行います。海外経験は出来事の紹介ではなく、日本と現地を比較して生まれた政治・経済上の問いへ変換します。

早稲田大学へ出願する前に確認したいこと

  • 志望学部で利用できる正式な入試名称を確認した
  • 第一志望・入学確約・併願可否を方式単位で確認した
  • 評定、履修科目、欠席日数、海外就学年数を確認した
  • 英語資格の試験名、スコア、有効期間、直送方法を確認した
  • 活動・競技・研究実績を証明できる資料を用意した
  • 地域探究と国際教養AOの試験日重複を確認した
  • 書類と筆記・面接・口述試験の対策を並行している
  • 共通テストを使う方式では一般科目の学習を続けている

早稲田大学の総合型選抜、何から始めるか迷っている方へ

志望学部に合う方式の確認から、志望理由書、活動整理、英語・日本語論述、小論文、面接、プレゼンテーションまで、現在地に合わせて準備の優先順位を整理します。

総合型選抜について相談してみる

FAQ

早稲田大学の総合型選抜でよくある質問

早稲田大学は、どの学部でも同じ総合型選抜を受けられますか?

いいえ。地域探究・貢献入試の対象学部、社会科学部の全国自己推薦、国際教養学部AO、人間科学部FACT、建築AO、先進理工学部特別選抜、スポーツ系選抜など、学部・方式ごとに対象者、出願条件、試験内容が異なります。

地域探究・貢献入試は専願ですか?

2027年度要項では、早稲田大学の他入試や他大学への出願を妨げないとされています。ただし、地域探究・貢献入試の中で複数学部・学科等を併願することはできません。また、国際教養学部AO国内選考とは試験日が重なります。

国際教養学部の国内AOに面接はありますか?

2027年度国内選考で示されているのは、書類審査、Critical Writing120分、日本語による志望理由エッセイ30分です。面接は選考方法に含まれていません。

FACT選抜は評定3.9だけ満たせば出願できますか?

いいえ。国内者向けの主な条件では、全体評定3.9以上に加え、理科と国語を合わせた評定4.1以上、指定された理科・国語・数学の履修、欠席日数40日以内、外国語資格・検定試験の提出など、複数の条件をすべて満たす必要があります。

早稲田建築AOでは、作品集だけを提出すればよいですか?

いいえ。一次の出願書類に加え、一次合格後に自己PR資料を作成し、二次で120分のドローイング・文章説明と面接を受けます。面接では筆記答案、活動・学習成果、意欲等も評価対象です。

スポーツⅠ群・Ⅱ群・Ⅲ群・スポーツサポート歴入試は何が違いますか?

Ⅰ群はトップアスリート向けで事前セミナーと個別面談が必須、Ⅱ群は公募制ではなく体育各部と連携して選考、Ⅲ群は競技者を対象に書類・小論文・面接、スポーツサポート歴入試は支える活動経験を対象に書類・口述・共通テストで選考します。

早稲田大学の総合型選抜は、志望理由書対策だけで間に合いますか?

主要方式の多くで、英語論述、総合試験、小論文、論述、ドローイング、面接、口述試験、共通テスト等が課されます。出願書類を完成させてから試験対策へ移るのではなく、方式確定後すぐに並行して進める必要があります。

入試情報についての重要な注意 このページは、2026年7月21日時点で早稲田大学が公開している2027年度の入試情報・入学試験要項を照合して作成しています。募集人員、出願資格、英語資格の基準、対象実績、提出書類、試験内容、日程は変更・訂正される場合があります。出願時には、志望学部の最新年度入学試験要項と出願書類を必ず確認してください。 早稲田大学の総合型選抜一覧を見る