早稲田大学のスポーツ推薦|スポーツ自己推薦の条件【2027年度】

WASEDA SPORT SCIENCES ADMISSION 2027

早稲田のスポーツ推薦は、まずⅠ・Ⅱ・Ⅲ群を分ける

高校生が自分で条件を確認して出願する中心ルートは、スポーツ科学部の総合型選抜Ⅲ群「スポーツ自己推薦入学試験」です。Ⅱ群のアスリート選抜は公募制ではなく、Ⅰ群は国際大会級のトップアスリートを対象とします。方式を取り違えると、競技実績があっても準備の入口からずれてしまいます。

2027年度公式要項スポーツ科学部全国大会出場以上評定3.5以上小論文・面接
最初に結論

2027年度のⅢ群は、対象競技で高校在学中に全国大会出場以上の成績があり、全体評定3.5以上であることが基本条件です。ただし、全国大会に出た事実だけでは足りません。大会の規模、予選、本人の出場、順位まで客観的資料で立証し、競技力の位置づけ・努力の過程・入学後の学習計画を3種類の自筆書類で説明します。

スポーツ推薦全般の基準や他大学との比較は、大学スポーツ選抜の基準ページで確認できます。このページでは、早稲田大学スポーツ科学部のⅠ・Ⅱ・Ⅲ群の違いと、Ⅲ群で失敗しやすい点に絞ります。

公募で受ける方式総合型選抜Ⅲ群
競技基準全国大会出場以上
全体評定3.5以上
第2次選考小論文90分+面接
LOGIQA × WASEDA SPORT SCIENCES

全国大会に出た後、何をどう書類にするかが早稲田対策です

競技実績の確認だけで終わらず、証明資料、競技力の自己評価、努力のプロセス、スポーツ科学部での学習計画、小論文・面接まで一貫して整理します。

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早稲田大学スポーツ科学部のⅠ・Ⅱ・Ⅲ群は別の入試

「早稲田のスポーツ推薦」と一括りにすると、必要な競技水準も出願方法も見誤ります。高校生が公式要項を見て自分で出願するⅢ群と、体育各部と連携するⅡ群は、特に明確に分けてください。

I
トップアスリート入試

国際大会級の競技能力

オリンピック、世界選手権、またはそれにつながる国際的大会への出場経験などを対象とする若干名の選抜です。出願前の事前セミナー受講と個別面談への参加が必須で、対象競技は限定されません。

II
アスリート選抜

公募制ではない

早稲田大学の体育各部と連携して行われる選抜です。一般の受験生が要項の条件だけを見て自由に申し込む制度ではありません。入学後は該当する体育各部への入部が前提です。

III
スポーツ自己推薦入試

公募で出願できる中心ルート

対象競技で全国大会出場以上、全体評定3.5以上などの条件を満たす受験生が出願します。募集人員は60名。第一次は書類、第二次は小論文と面接です。

「体育会から声がかかった」と「Ⅲ群に出願する」は同じではない

体育各部との連携によるⅡ群と、公募型のⅢ群は別制度です。部の関係者との話が進んでいる場合も、どの群で受験するのか、入学後の入部が前提か、提出する書類と選考方法は何かを正式に確認してください。

2027年度・スポーツ自己推薦Ⅲ群の出願条件

2027年度要項では、次の条件をすべて満たす必要があります。競技実績だけでなく、卒業年度、対象競技、評定の判定時点まで確認します。

01

卒業年度の条件

原則として、2026年3月に高校等を卒業した人、または2027年3月までに卒業見込みの人が対象です。既卒者も無制限に出願できる方式ではありません。

02

スポーツ科学部への強い志望

入学を強く希望し、大学が求める高い学力を有することが条件です。「早稲田で競技を続けたい」だけでなく、スポーツ科学を何のために学ぶのかが問われます。

03

対象競技で全国大会出場以上

高校在学中に、指定された競技種目で全国大会出場以上の競技成績が必要です。外部クラブの成績でも、高校在籍期間中の選手としての実績であれば対象になり得ます。

04

全体評定3.5以上

2027年3月卒業見込み者は2年次末まで、2026年3月卒業者は3年次末までの全体評定平均値が3.5以上であることが必要です。

2027年度から欠席日数の出願要件は撤廃

早稲田大学は2027年度以降のⅢ群について、欠席日数に関する要件を撤廃しています。ただし、調査書は提出され、競技だけでなく高校での学習状況も書類審査の材料になります。

対象になる競技種目

JOCの正加盟団体

2026年4月1日時点の日本オリンピック委員会正加盟団体が扱う競技です。準加盟団体・承認団体は含まれません。

JPCの加盟団体

2026年4月1日時点の日本パラリンピック委員会加盟団体が扱う競技です。競技団体名と大会の位置づけを要項で照合します。

早稲田大学が認める種目

2027年度は、日本拳法と少林寺拳法が大学独自の対象種目として明記されています。

Ⅲ群は2027年度から対象競技が設定されました。以前の情報だけで「どんな競技でも出せる」と判断しないでください。あらゆる競技で出願可能と公式FAQに記載されているのは、トップアスリートを対象とするⅠ群です。

「全国大会出場」の文字だけでは書類審査を通せない

Ⅲ群の競技歴調査書には、高校在学中の主要な競技成績を最大2件記入します。しかし、成績欄を埋めるだけでは証明になりません。大会の全体像と本人の関与を、別資料まで使って示します。

正式名称を書く

大会名、開催年月、順位、国際・全国・代表歴の区分を、略称ではなく正式名称で整理します。

大会規模を示す

参加人数・チーム数、予選の有無、予選規模、出場資格などを客観的資料で説明します。

本人の出場を示す

団体競技は高校名だけでなく、本人の氏名と出場・ベンチ入りが確認できる公式記録等が必要です。

最終順位まで示す

自分の試合だけでなく、申告した最終順位まで読み取れるトーナメント表や大会結果をそろえます。

出場予定の大会は使えない

出願書類を提出する時点で結果が出ていない大会は、主要な競技成績に記入できません。全国大会への出場権を獲得済みでも、本大会の結果が未確定なら「全国大会出場」として提出できない点に注意が必要です。

早稲田独自の3種類の自筆書類

競技活動および学業に関する調査書①〜③は、実績の説明、努力の過程、大学での学びを分けて問います。すべての志願者が自筆で作成し、原則として各1枚に収めます。

調査書①

競技力の現在地

同じ種目に取り組む高校生全体の中で、自分の競技力がどの位置にあると考えるか、その理由を書きます。大会名の羅列ではなく、比較の基準と根拠が必要です。

調査書②

目標と努力のプロセス

高校入学後に設定した競技上の目標と、その達成に向けた取り組みを書きます。練習量より、課題発見、方法の変更、検証、結果のつながりを具体化します。

調査書③

現在の学業と入学後の学習計画

高校での学習への取り組みと、スポーツ科学部で何をどう学ぶかを書きます。競技を続ける意思だけでなく、学問として探究するテーマが必要です。

LOGIQA’S
INSIGHT

3枚を一つの長い自己PRにしない

①は現在地、②は変化の過程、③は大学での探究です。3枚すべてに同じ全国大会の話を書き直すと、競技成績は伝わっても、早稲田が見たい思考の幅が出ません。

たとえば、①では競技データや大会構造から自分を位置づけ、②ではフォーム改善や戦術変更の検証過程を示し、③ではその経験から生まれた問いをトレーニング科学、コーチング、スポーツ心理、経営、地域スポーツなどの学びへ接続します。

競技証明資料で起きやすい不備

高校名だけの賞状を出す

団体成績は、本人が出場またはベンチ入りしていたことまで確認できなければ、本人の競技実績として判別できません。

大会の一部の記録だけを出す

「優勝」と記入したのに、1回戦の公式記録しかなければ、最終順位を証明できません。大会全体の結果が追える資料が必要です。

資料を大量に詰め込む

資料の上限数はありませんが、分量で合否が決まるわけではありません。本人名・大会名・順位・大会規模が短時間で確認できる資料に整理します。

大学に事前判定を求める

早稲田大学は、提出予定資料の事前確認や、競技成績の評価基準・個別の出願資格の問い合わせには回答しないと案内しています。立証責任は志願者本人にあります。

DOCUMENT DESIGN

競技歴調査書は、実績を盛る書類ではなく「検証できる形」にする書類です

大会の位置づけ、予選、本人の出場、最終順位を証明したうえで、3種類の自筆書類に役割を持たせます。資料集めと文章作成を別々に進めず、同じ事実関係から一貫して設計します。

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第一次選考・小論文・面接の内容

FIRST STAGE

第一次選考|書類審査

学校調査書、スポーツ競技歴調査書、競技成績の証明資料、競技活動および学業に関する3種類の調査書などを総合的に審査します。全国大会出場は入口であり、証明の精度と学業・学習計画まで評価対象です。

SECOND STAGE

第二次選考|小論文90分+面接

2026年11月14日に東伏見キャンパスで実施予定です。小論文は、提示された文章や資料の内容を踏まえ、自分の意見を論理的にまとめて文章化する試験です。その後、午後から面接が行われます。

小論文は「スポーツへの熱意」を書くだけではない

公式要項が示すのは、文章・資料の理解と、それを踏まえた論理的な意見形成です。競技経験を何にでも結びつけるのではなく、資料の主張・データ・前提を読み取り、問いに対応する立場と根拠を組み立てます。

資料の要点を正確に読む

賛否を急がず、筆者の主張、データが示す範囲、因果関係と相関関係を分けます。

スポーツ科学の複数視点を持つ

競技力だけでなく、健康、教育、心理、経営、地域、倫理、テクノロジーなどから考えます。

経験を証拠として使いすぎない

自分の競技経験は具体例になりますが、一人の経験だけで社会全体を断定しないようにします。

反対意見を踏まえて結論を出す

別の立場や限界を検討し、そのうえで実行可能な結論へ進めると論述に厚みが出ます。

面接で一貫させたい4本の線

  • 競技歴調査書:どの大会で、どのような立場と結果だったか
  • 調査書①:同世代の中で、自分の競技力をどう位置づけるか
  • 調査書②:課題に対して何を変え、どう検証したか
  • 調査書③:その経験をスポーツ科学部の学びと将来へどうつなぐか

面接会場では資料等の使用・持ち込みは認められていません。書類の文章を暗記するのではなく、数字、経緯、判断理由を自分の言葉で説明できるようにします。

2027年度の日程

手続・選考日程気をつけること
出願期間2026年9月15日(火)〜9月28日(月)Web登録、検定料振込、出願書類の郵送を完了。郵送は締切日消印有効です。
第一次選考発表2026年10月23日(金)合格者は10月28日までに第二次選考の検定料を支払います。
第二次選考2026年11月14日(土)午前に小論文90分、午後に面接。東伏見キャンパスで実施予定です。
最終合格発表2026年11月20日(金)第一次入学手続は同日から12月18日までです。

スポーツサポート歴入試との併願は可能ですが、両方の第一次選考に合格しても第二次選考日は同じです。当日はどちらか一方を選ばなければなりません。

早稲田大学スポーツ自己推薦で気をつけること

Ⅲ群は体育各部への入部が必須ではない

入部が前提なのはⅡ群です。Ⅲ群は入部任意で、公式FAQではⅢ群入学者のうち体育各部に入部する学生は約7割と案内されています。

外部クラブの実績も対象になり得る

高校の部活動に限らず、高校在籍期間中に外部クラブチームで選手として収めた成績も対象になり得ます。ただし、本人の実績を客観的に証明する必要があります。

併願可能でも試験日は動かせない

Ⅰ群・Ⅲ群は早稲田大学の他入試や他大学と併願できます。ただし、大会や他入試と日程が重なっても、早稲田大学は試験日の変更を行いません。

全国大会出場は合格基準ではなく出願条件

出願資格を満たしていても、第一次選考では競技成績の位置づけ、証明資料、学業、努力の過程、学習計画を含めて総合的に評価されます。

よくある質問

早稲田大学のスポーツ推薦は、誰でも体育会に連絡すれば受けられますか?

いいえ。公募型のⅢ群は、公式要項の出願条件を満たす受験生が自分で出願します。一方、Ⅱ群は体育各部と連携する公募制ではない選抜です。どの方式で受験する話なのかを分けてください。

全国大会に出場していれば、順位に関係なく出願できますか?

2027年度要項の競技基準は全国大会出場以上ですが、対象競技であること、結果が出願時までに確定していること、本人の出場と大会の位置づけを証明できることが必要です。出願資格を満たすことと第一次選考に通ることは別です。

高校の部活ではなくクラブチームの実績でも使えますか?

高校在籍期間中の選手としての競技成績であれば、所属先は問わないと公式FAQで案内されています。クラブチーム名、本人名、大会名、順位等を確認できる客観的資料をそろえてください。

Ⅲ群で合格したら早稲田大学の体育会に必ず入部しますか?

Ⅲ群の入部は任意です。入部を前提とするのはⅡ群です。競技継続を希望する場合は、入試とは別に体育各部の活動環境や入部手続も確認してください。

早稲田大学に競技実績の証明資料を事前確認してもらえますか?

大学は提出資料の事前確認や、競技成績の評価基準、個別の出願資格に関する問い合わせには回答しないとしています。大会主催団体や競技連盟から資料を集め、志願者自身の責任で立証します。

他大学や早稲田大学の別入試と併願できますか?

Ⅰ群・Ⅲ群は併願可能です。ただし、選考日が同じ場合は一方しか受験できません。Ⅲ群とスポーツサポート歴入試は第二次選考日が同日です。

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早稲田のⅢ群は、競技実績の次に「証明・探究・論述」が続きます

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