日本女子大学|2027年度総合型選抜・出願後の準備
志望理由は言える。
でも、「具体的には?」で
言葉が止まってしまう。
「多様な価値観を学びたい」「相手の立場を考えたい」。その言葉を、もう一段具体的に説明できますか。
この記事では、短い文章から自分の意見を書き、追加質問に答える練習をします。用意した答えを話した後に、理由や具体例を補えるかを試してみましょう。
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日本女子大学の総合型選抜に出願し、次の準備を考えている方へ。志望理由書を読み返すだけでなく、一度、質問を受けながら説明する練習をしておきませんか。小論文も、書いた結論を短く話すと、理由が抜けている部分に気づくことがあります。
出願後から始める理由
一次発表から二次試験までは16日。
今は、答え直す練習に使える時間です。
- 出願締切|2026年
- 9/15 (火)
- 第一次選考 合否発表
- 10/9 (金)15時
- 第二次選考
- 10/25 (日)
出願書類は9月15日消印有効。出典:2027年度総合型選抜募集要項 p.12・22・23。
例えば英文学科は、総合型選抜の第二次選考について、筆記試験と口述試験を通して論理的な思考力や他者と議論する力を審査すると説明しています。原稿を覚えるだけでなく、相手の問いを受けて理由を説明する練習にも意味があります。英文学科のアドミッション・ポリシー
この記事の対象と、学科ごとの試験形式
主に文系の小論文・口述試験に向けて、短い文章をもとに考えを説明する練習を扱います。2027年度総合型で「60分の小論文+口述試験」を課すのは、英文学科、歴史文化学科、現代社会学科、社会福祉学科、児童学科、被服学科、食科学科、栄養学科の8学科です。英文学科は小論文・口述試験とも日本語です。
心理学科は口述試験、教育学科は適性検査と面接、国際文化学科は小論文とプレゼンテーション・質疑応答など、形式は異なります。各学科の専門的な内容は、日本女子大学の学科別選考・対策で見てください。
本記事は総合型選抜の出願後を想定しています。公募制は別日程・別条件です。また、以下の練習は「当日書いた小論文を、口述で必ず質問される」という意味ではありません。書く・話す両方で理由を説明するためのLOGIQAの提案です。
まず、自分で書いてみる
練習問題|物語を読む前に、
解説を配ったほうがよい?
「視野が広がる」とだけ書かず、何をどう考えられるようになるかを説明する練習です。次の設定を読み、200〜300字で自分の意見を書いてください。
短文・授業の設定・発言・設問・回答例は、すべてLOGIQAが作成した架空の教材です。大学の過去問や出題予想、実在の生徒の答案ではありません。字数・練習時間も本記事用の目安です。
駅前の小さな店が閉まる日、私は初めてその看板を写真に撮った。毎日通り過ぎていたのに、そこに何と書いてあるか、昨日まで知らなかった。
架空の授業の設定
高校の授業で、この短文を読みます。教師が用意した解説には、「なくなると気づいて、見慣れた場所の意味を考え直す」という読み方が紹介されています。
- Aさん:「解説を先にもらえると、何に注目すればよいか分かって安心する」
- Bさん:「先に解説を読むと、その通りに読まなければいけない気がする」
- 教師の目的:自分の読み方を持ち、本文の表現を根拠に説明できるようにする。
設問
この授業で、教師は解説を読む活動をどのように取り入れるとよいでしょうか。Aさん・Bさんの発言を踏まえ、あなたの提案とその理由を200〜300字で述べてください。短文の表現にも触れてください。
練習目安:読む3分・メモ2分・書く7分。解説を先に配る案も、後から配る案も考えられます。採る案と理由がつながっているかを見ます。
書く前の3行メモ
私の提案:________
その順序にする理由:________
本文のどの言葉を使うか/困る人への対応:________
考えが抽象的な答案と、改善の方向を見る
説明が足りない例
解説を読むことは、多様な価値観を学び、視野を広げるために重要だ。互いの意見を尊重し、自分で考える力を育てる授業にすべきだ。
大切にしたいことは伝わります。でも、いつ解説を読み、何と比べ、どの表現から考えるのかがまだ分かりません。
「視野を広げる」を、例えば、看板を撮る行動に注目していた人が、解説を読んで「昨日まで知らなかった」という語り手の変化にも気づく、と言い換えると、授業の中で起こる変化を説明できます。
200〜300字の参考答案を読む
私は、まず短文を読み、気になった表現とそこから考えたことを一つずつ書いてから、解説を読む授業を提案する。例えば「初めて」と「昨日まで知らなかった」に注目すると、店が閉まることで語り手の見方が変わったと考えられる。先に自分の考えを残せば、解説と比べて何に気づいたかを説明しやすい。一方、読み始める手掛かりが欲しいAさんには、結論を示すのではなく、語り手の行動が変わる箇所を探すよう促す。最後に、解説に賛成するかどうかも含め、本文のどの表現が根拠になるかを話し合いたい。
参考答案は233字。これは一つの答え方です。解説を先に読む案でも、自分で読み直す機会や、解説と異なる読み方を検討する方法まで述べられます。ここで挙げた表現は物語の読み方を支える根拠であり、授業方法の効果を証明するデータではありません。
ここから、口頭で答える
書けた内容を、
追加質問でも説明できますか。
自分の答案を伏せ、提案と理由を30〜45秒で話してみましょう。その後、次の質問に答えます。回答例を先に覚えず、いったん声に出してから開いてください。以下の回答例は、上の参考答案を掘り下げたものです。
質問1|「自分で考える」とは、何をすることですか。
回答例
ここでは、短文の気になる言葉を選び、その言葉からどのように読めるかを説明することです。例えば私は、「昨日まで知らなかった」から、語り手は店を毎日見ていても、看板の文字には注意を向けていなかったと読みました。自由に感想を言うだけでなく、本文と結び付けて話すことを考えています。
練習のポイント:「考える力をつける」という目標を、言葉を選ぶ・読み方を説明するという行動に置き換えました。
質問2|Aさんには、先に解説を渡したほうが親切ではありませんか。
回答例
先に解説を読むことで安心し、読み始めやすくなる利点はあると思います。私の案でも、何も助けずに考えさせたいわけではありません。まず「昨日までと今日で、何が変わっていますか」と問いかけます。それでも難しければ解説を手掛かりにし、どの表現ならその読み方を支えられるかを一緒に考えます。
練習のポイント:相手の指摘の利点を認め、最初の案に支援の方法を加えました。順序を守ること自体が目的になっていないかを考えます。
質問3|解説と違う読み方なら、何でも認めるのですか。
回答例
読み方が違うだけでは否定しませんが、本文とのつながりは検討したいです。「店がなくなる寂しさを感じた」という読み方は、閉店の日に初めて写真を撮った行動から考えられます。ただ、寂しいとは直接書かれていないので解釈です。「毎週この店で買い物をしていた」と事実のように話すなら、この短文だけでは根拠が足りません。
練習のポイント:読み方の違いと、本文にない事実の付け足しを分けています。「そう思う理由はここです」と示せるかが大切です。
質問4|その授業で、考える力が伸びたとどう分かりますか。
回答例
一回うまく話せただけで、力が伸びたとは言い切れません。最初のメモと授業後の説明を比べ、本文の言葉を理由として使えているかを見たいです。さらに別の短文でも、同じように根拠を示せるかを試します。発言が長くなったかより、何を根拠に考えたかが分かる説明になったかを見ます。
練習のポイント:「効果があるはず」と言い切らず、どの変化を見ればよいかを述べました。この見方は自分の受験練習にも使えます。
質問5|質問を受けて、最初の提案をどう変えますか。
回答例
自分の考えと解説を比べる時間は残したいです。ただ、全員が同じ順序で考えなければならない、という案にはしません。手掛かりとなる問いを用意し、必要な人は解説も先に使えるようにします。そのうえで、解説の言葉を繰り返すだけになっていないか、本文の表現を使って説明してもらいたいです。
練習のポイント:提案の目的を残し、指摘された問題に合わせて方法を修正しました。質問のたびに相手へ合わせるのではなく、変える部分と残す部分の理由を述べます。
質問・回答例・秒数はLOGIQAの練習用です。本番の質問内容、面接時間、採点基準を示すものではありません。
自分の回答だと、どこが抽象的なのか分からない方は、単発のZoom指導で、追加質問を受けながら答え直す練習もできます。
自分の志望理由で試す
書類の一文から、
根拠と、大学で学びたいことへ。
次は提出した志望理由書や自己アピールから、「学びたい」「理解した」「考えが変わった」と書いた一文を選びます。本文の架空の経験や回答を借りず、自分が実際に読んだもの、経験したこと、調べた内容で答えます。
- 書いた一文
- 自分の書類から、そのまま一文を書き出す。
- 具体的には?
- いつ、どんな場面・資料・表現に出合い、何を考えたのか。
- なぜそう言う?
- 自分の考えを支える事実は何か。解釈や推測はどこからか。
- 別の見方は?
- 違う読み方・立場・事情があるとしたら、何を考慮するか。
- 大学で何を?
- まだ分かっていないことは何か。志望学科で何を、どのように学んで考えたいか。
「興味があります」の先に、調べたい問いを置く
学びたい分野の名前が言えても、それだけでは本人の関心が伝わりにくいことがあります。例えば次のように、自分に問い返してみてください。学科の授業・研究とのつながりは、公式の学科紹介も読んで確かめます。
- 文学への関心:どの作品の、どの表現が気になったか。別の読み方と何を比べたいか。
- 歴史への関心:その記録は誰が、いつ、何のために残したのか。別の資料ではどう書かれているか。
- 社会への関心:その出来事を、誰の立場から見ていたか。違う立場の人には何が問題になるか。
- 子どもへの関心:大人が想像した気持ちと、子ども本人が話したことを区別できているか。
これは関心を掘り下げるための問いの例です。大学の予想質問や、各学科の評価基準ではありません。
出願後に知らなかったことを調べるのは、準備の一つです。「書類を出した時点ではここまで考えていた。その後、これを読んで疑問が増えた」と、いつ知り、どう考えが変わったかを分けて話してみてください。
書類の構成や自己アピールとの違いは、日本女子大学の志望理由書・自己アピール対策で詳しく扱っています。
練習のあとに見ること
止まった理由が分かれば、
次に取り組むことが決まります。
本文・資料・自分の経験に戻り、何をもとにそう考えたかを一つ探す。言い換えだけを増やさず、材料を補います。
質問への答えを一文にし、その理由を一つ添えて話す。今回聞かれていない活動紹介まで、毎回答えに詰め込みません。
相手の指摘に当たっている点があるかを考え、提案を残す理由か、変更する部分を述べる。すぐに全面撤回する必要はありません。
1人で練習するなら:最初の回答を録音し、上の質問を一つだけ足して答え直します。次の日には、別の短文や書類の別の一文で試してください。同じ回答を覚えたかどうかだけで判断しないことが大切です。
小論文の内容は説明できても60分で書き終わらない場合は、読む・考える・書くの原因別練習へ。学科ごとの出題傾向や必要な知識は、日本女子大学の小論文・適性検査対策と併せて準備しましょう。
日本女子大学の小論文・口述・面接を個別に
自分の答案・回答で、
50分の練習をしませんか。
単発6,000円(税込)でも
受講できます。Zoom50分・1回から|小論文のみ・口述/面接のみもご相談ください
LOGIQAでは主宰の中谷が、本人の答案や受け答えをもとに指導します。「具体的には?」と聞いて終わらず、材料へ戻り、もう一度説明するところまで一緒に取り組みます。
小論文と口述を組み合わせる場合の一例
- 最初の5分志望学科・試験日・困っていることを伺い、その日に扱う課題を決めます。
- 次の10分短い答案や提出書類の一部分を読み、まず本人の言葉で説明してもらいます。
- 次の20分回答に応じて追加質問。根拠の不足、質問とのずれ、考えが止まる箇所を見ていきます。
- 次の10分根拠を補う・順序を変えるなど、改善点を使って同じ問いに答え直します。
- 最後の5分次に自分で練習する質問や、調べる内容を決めます。
時間配分は一例です。小論文の読解・構成を中心にしたい場合や、面接だけ練習したい場合は内容を調整します。1回では重点を絞って取り組みます。
この記事の練習答案でもご相談いただけます。受講内容・料金・日程をご案内し、ご希望に合わせて回数を決めます。保護者の方からのご相談や、相談へのご同席も歓迎しています。
フォームの記入例
日本女子大学 ○○学科/総合型選抜
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練習したい内容:小論文・口述試験
現在の準備状況:___
受講希望日時:___
※ご相談の段階では受講申込みは確定しません。日程は希望日時と空き状況に応じて調整します。料金と指導の進め方。自分で書いて添削を受けたい方には、小論文ページでLINE添削もご案内しています。
公式情報・関連ページ
- 日本女子大学|総合型選抜
- 2027年度総合型選抜募集要項(PDF):p.12 日程、p.22 第一次選考合否発表、p.23 第二次選考
- 英文学科|アドミッション・ポリシー(PDF):2ページ目・総合型選抜
- LOGIQA|日本女子大学の総合型選抜・学科別対策
公式情報は2026年9月16日に確認しました。変更・追加案内は大学公式の最新情報をご覧ください。
本文の短文・設問・回答例・指導例はLOGIQAのオリジナルです。大学公表の過去問・採点基準・模範解答ではありません。実在する受験生の経験や答案は使用していません。