日本女子大の小論文、60分で書き終わらない人へ|原因別の練習方法

2026年9月14日

2027年度 総合型選抜 / 出願後の小論文対策

書き終えるために、
手が止まる原因を知る。

読むとき、考えるとき、書くとき。
時間を使っている場面を見つけ、次の一題で試す練習を選びましょう。

LOGIQA / 公式情報確認:2026年9月14日

日本女子大学の小論文を60分で解いてみたら、最後の段落が書けなかった。時間配分は決めていたのに、いつの間にか残り10分になっていた。そんなときは、どの作業に予定より時間がかかったかを振り返ってください。

2027年度総合型選抜は、9月15日が出願締切、10月9日が第一次選考の合否発表、10月25日が第二次選考です。発表後から第二次選考までは16日。出願を終えたら、発表を待つ間にも小論文の練習を始めておきましょう。

出願締切
9/15 火
第一次選考 合否発表
10/9 金
第二次選考
10/25 日

日付は2026年。出願書類は9月15日消印有効。出典:大学公式・2027年度総合型選抜募集要項 p.12(PDF)

この記事の対象:総合型選抜で60分の小論文を課す9学科

英文学科、歴史文化学科、現代社会学科、社会福祉学科、国際文化学科、児童学科、被服学科、食科学科、栄養学科。

英文学科の小論文は日本語で実施されます。数物情報科学科・化学生命科学科の小論文は40分です。公募制は別の試験日程・条件になるため、この記事の対象には含めていません。公式時間割 p.23(PDF)

まずは自己チェック

60分のうち、どこで手が止まったか

直近の答案を見て、近いものを選んでください。複数に当てはまる場合は、最も時間を使った場面から取り組みます。

どれか分からない人は、志望学科の過去問・例題などを一度60分で解き、作業が変わった時刻をメモします。「読む」「構成を考える」「本文を書く」「見直す」の四つで十分です。途中で課題文に戻った時間も残しておきます。

答案の余白に残す記録

資料の確認終了:開始から__分 / 本文を書き始めた:__分
全問の解答終了:__分 / 見直し:__分

時間切れなら「何問目の、どの部分が未完成か」と「手が止まった理由」を一行で。例:理由は書けたが、具体例を選び直して結論が未完成。

日本女子大学の小論文対策ページでは、60分の練習目安を「確認10分・構成5分・執筆38分・見直し7分」としています。これは大学の指定ではありません。設問数や字数に合わせて調整し、配分を守れない原因を以下の練習で確かめます。

読むのに時間がかかる人へ

課題文の内容を最初からすべて覚えようとすると、読み返しが増えます。まず設問を読み、誰の考えを、何について、どの条件で答えるのかを確認してから課題文を読みましょう。

ただし、設問に出た単語の周辺だけを拾うと、筆者の主張を取り違えることがあります。一度全体を読み、「しかし」「つまり」などで話がどう変わるかも確かめます。

LOGIQAオリジナル練習 目安 6分

設問に必要な根拠を、三つのメモにする

設問:筆者がウェブと紙の掲示などを併用すべきだと考える理由を、80字以内で説明してください。

地域施設のお知らせをウェブにまとめれば、変更をすぐ反映でき、利用者は必要な情報を探しやすくなる。しかし、端末を持たない人や操作に不慣れな人は、お知らせを見つけにくい。紙の掲示には更新の手間がかかるが、施設を訪れた人の目に入る。情報を受け取れる人を増やすには、ウェブ化だけを進めるのでなく、利用者に応じて紙の掲示や窓口での案内も残す必要がある。

  1. 1分:設問を読み、「筆者の考え」「併用する理由」「80字以内」を確認する。
  2. 2分:課題文全体を読み、ウェブの利点・ウェブだけにする問題・筆者の結論を短くメモする。
  3. 3分:メモを使って解答し、本文と違う主張になっていないか確認する。
メモと解答例を見る
利点
変更をすぐ反映でき、情報を探しやすい。
問題
端末や操作の問題で、情報を得にくい人がいる。
結論
紙や窓口も残し、情報を受け取れる人を増やす。

解答例
ウェブは更新や検索に便利だが、端末を持たない人などは情報を得にくいため、紙の掲示なども残すことで、情報を受け取れる人を増やせるから。

「紙のほうが優れている」だけでは、筆者の主張と違います。また、設問は筆者の理由を尋ねているので、自分の体験や賛否は加えません。

できたかどうかは、読んだ速さと根拠の両方で確認

本文のどの箇所から答えたかを指させれば、必要な根拠を拾えています。語の意味や一文の構造が分からなかった場合は、時間を縮める前に、その箇所を読み直してください。

図表を使う問題では、本文のメモを「何と何の比較か」「数値・単位・対象」「そこから言えること」に置き換えます。学科ごとの出題形式に合わせて練習してください。

考えが決まらない人へ

「賛成にも反対にも理由がある」と迷うときは、何を基準に結論を選ぶかを決めてみてください。自分が理由を説明でき、課題文や具体例で支えられる結論を選びます。

最初のメモを文章でびっしり書く必要はありません。立場と理由、考慮すべき問題が分かる短い言葉で十分です。

LOGIQAオリジナル練習 目安 5分

同じ基準で二つの案を比べ、結論を一文にする

設問:混雑する図書館で、閲覧席をすべて事前予約制にする案が出ました。この案へのあなたの考えを、不利益を受ける利用者にも触れて述べてください。

  1. 1分:判断の基準を一つ決める。ここでは「使いたい人が席を利用しやすいか」とする。
  2. 2分:全席予約制の利点と不利益を、それぞれ利用者の行動に結びつけて書く。
  3. 2分:自分の結論と、その結論を支える理由・条件をメモする。
比較メモと結論例を見る
利点
事前に席を確保できれば、来館しても座れない状況を減らせる。
不利益
予定が直前に決まる人は、予約で埋まっていると使いにくい。
結論
一部を予約席にし、当日利用できる席も残す。
条件
当日席への集中にも対応するため、混雑時は利用時間を区切る。

結論の一文例
私は全席を予約制にする案には反対し、来館予定を立てやすい人と、直前に利用を決める人の双方が使えるよう、予約席と当日席の併設を提案する。

これが唯一の正解ではありません。全席予約制に賛成する場合も、不利益を受ける利用者への対応を説明できるかが、この練習の確認点です。

結論・理由・考慮する問題がつながれば、本文へ進む

新しい案を次々と探すのをやめ、メモから一段落書いてみましょう。理由がまったく出ない場合は、そのテーマの知識不足も考えられます。復習で具体例を調べ、「どの理由の根拠に使えるか」も残します。

この練習は、自分の意見を述べる設問向けです。要約・説明・資料分析の設問では、求められていない賛否や提案を付け足さないでください。

書きながら直しすぎる人へ

「この書き出しでよいか」「もっとよい言葉はないか」と一文ごとに戻ると、後半に使う時間が少なくなります。ここでは、意味を変える修正と、表現をよくする修正を分ける練習をします。

結論や理由が途中で変わって何度も消しているなら、書き方だけの問題ではありません。先ほどの構成メモに戻り、何を述べる段落かを決めてから書き始めましょう。

LOGIQAオリジナル練習 目安 10分

構成メモから160〜200字を書き、最後に見直す

図書館の問題を使います。「一部を予約制にする/席を確保しやすい/直前に来る人もいる/当日席を残す/混雑時は時間制限」というメモを用意してください。

  1. 8分:メモの順に、160〜200字の一段落を書く。主張の逆転や数値の間違いなど、意味に関わる誤りはその場で直す。言い回しで迷った箇所は練習用紙の余白に印を付け、先へ進む。
  2. 2分:設問への答え、理由とのつながり、字数・誤字を確認する。その後、時間があれば印を付けた表現を見直す。
一段落の例と、修正の優先順位を見る

図書館の座席は、一部を予約制にするのがよい。来館しても座れない状況を減らせる一方、全席を予約制にすると、予定が直前に決まる人は利用しにくくなるからだ。そこで、予約席に加えて当日利用できる席も残す。ただし、当日席に利用者が集中する可能性があるため、混雑時は利用時間を区切る。利用状況を確認しながら席の割合を見直せば、異なる事情を持つ利用者に対応しやすくなる。

意味に関わるので、すぐ直す

「全席予約制に反対」と書くつもりが「賛成」になっている。本文と違う数値を書いた。主語と述語が食い違っている。

表現の修正は、後で判断する

「利用しにくい」を「利用が難しい」に変える。意味は通っているが、同じ語尾が続くので言い換える。

この一段落は短い練習用です。本番で必要な字数・設問数・根拠の詳しさは、実際の問題に従ってください。

消した回数だけでなく、なぜ消したかを確認

言い回しの修正が減り、必要な内容を最後まで書けたかを見ます。メモがあっても字数に届かない場合は、一文が長すぎないか、説明を重複していないか、手書きにどれほど時間がかかるかも確かめましょう。

出願後の1週間

部分練習のあと、別の問題で60分を測る

短い練習ができるようになったら、志望学科の問題に戻ります。同じ問題は内容を覚えているため、時間が短くなった理由を判断しにくくなります。最後は、できるだけ未着手の過去問・例題などで確認してください。

1日目

一題を60分で解き、作業ごとの時間を残す字数、未完成の箇所、手が止まった理由を記録。練習するタイプを一つ選びます。

2〜5日目

選んだタイプの部分練習と、答案の書き直し最初はこの記事の例で手順を覚え、次は別の題材で試します。本文の読み違いや根拠の不足も直してください。

6〜7日目

別の問題を60分で解き、1日目と比べる終わったかどうかに加え、全設問への解答、根拠の正確さ、字数条件、見直し時間を確認します。

使った時間が減っても、読み違いや説明不足が増えていたら練習方法を調整します。必要な内容を書き、確かめる時間を残せるかを目標にしてください。

過去問題・例題は大学公式の「総合型選抜入学試験ガイド」に掲載されています。公式の資料請求ページから閲覧用パスワードを請求し、志望学科の掲載内容を確認してください。この記事の例題・解答例・練習時間はLOGIQAの提案であり、大学の出題・採点基準や推奨配分を示すものではありません。

日本女子大学の小論文・個別指導

書きかけの答案から、
次の練習を決める。

同じ「時間が足りない」でも、読み取り、結論の決め方、文章の書き進め方で指導する内容は変わります。LOGIQAでは、課題文と答案を見ながら、どこで考えが止まったかを確認します。

考え方を話しながら学びたい方にはZoom個別指導、自分で書いて添削と書き直しを重ねたい方にはLINE小論文添削をご案内しています。学科別の傾向、答案の改善例、受講方法は小論文対策ページでご覧いただけます。

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