自由研究課題から始まる2段階選考
対象は外国語学部ドイツ語学科・フランス語学科。獨協大学を第一志望とし、合格した場合に入学することが条件です。高校からの推薦状は不要です。
- 第1次選考:事前課題による書類選考
- 第2次選考:課題のプレゼンテーションと質疑応答
- 同一学科に限り、自己推薦入試または卒業生子女・弟妹入試と併願可能
獨協大学の総合型選抜は、ドイツ語学科・フランス語学科のQ(課題探究)入試と、全4学部11学科で実施する自己推薦入試で、出願資格も選考内容も異なります。2027年度の大学公式発表をもとに、学科・グループ別の資格、課題、筆記試験、面接、日程、過去の倍率を整理しました。
OVERVIEW
Q入試は外国語学部の2学科で、事前の自由研究課題とプレゼンテーション・質疑応答を中心に評価します。自己推薦入試は全学部・全学科で実施され、学科ごとの資格基準を満たしたうえで、外国語、英語、小論文、面接を組み合わせます。
対象は外国語学部ドイツ語学科・フランス語学科。獨協大学を第一志望とし、合格した場合に入学することが条件です。高校からの推薦状は不要です。
学科別の出願基準を満たし、原則として獨協大学を第一志望とする方式です。ただし、大学が「他大学との併願可」と示すグループは例外です。高校からの推薦状は不要です。
Q入試の第1次合格発表は10月13日、最終合格発表は10月30日9時。自己推薦入試の合格発表は12月3日9時です。郵送受付はいずれも最終日消印有効です。
Q ADMISSION
自由研究を通して、学習意欲、探究心、論理的思考力、国際理解力を評価する方式です。二つの学科で課題の焦点と出願要件が異なります。
ドイツ語圏について関心のある事柄を一つ選び、日本と比較しながら特徴を論じます。記述は日本語で約3,000字。図表の挿入や別資料の添付ができ、参照文献・Webサイトの一覧と脚注による出典表示が必要です。
大学が定めるドイツ語資格、英語資格、ドイツ語スピーチコンテスト、高校生向けドイツ語入門講座などの基準から、いずれか一つを満たす必要があります。資格ごとに級・スコア・取得時期の条件があります。
フランス語圏への関心について、自身の経験を踏まえて論理的に説明します。記述は日本語で約3,000字。図表・別資料、参照文献・Webサイトの一覧、脚注による出典表示の扱いはドイツ語学科と同じです。
Aはフランス語既習者で、仏検4級程度または同等以上が目安です。学習時間の目安は100時間以上で、証明書の提出は不要です。Bはフランス語未習者を対象とします。
第1次選考は提出課題の内容を60点で評価します。第2次選考は、10分間のプレゼンテーションを含む、提出課題についての質疑応答・面接で、合計約30分、100点です。フランス語学科Aグループは、簡単なフランス語でのやりとりを含みます。
事前課題は脚注・図表・別添資料を字数に含めません。ただし、資料を増やすこと自体が目的ではありません。本文の主張を支える資料だけを選び、出典と役割を説明できるようにしてください。
FACULTY GUIDE
自己推薦入試は全学部・全学科で実施されます。同じ学部でもグループによって資格条件、併願可否、筆記試験・面接の言語が変わるため、学科名だけでなくグループまで確認してください。
外国語資格を出願の入口としつつ、小論文や当該外国語の筆記試験、外国語を含む面接で、読解・表現・コミュニケーションの力を確認します。
交流文化学科|20名:A・Bとも日本語小論文、英語・日本語面接です。Bは全体評定平均3.5以上と指定資格を満たす、他大学との併願が可能なグループです。
二つの外国語と幅広い国際教養を学ぶ意欲を前提に、大学が定める外国語資格基準から出願します。資格に用いる言語は、志願者の母語を除きます。
Aは学科別に定められた外国語資格、Bは簿記・情報処理・数学・科学分野等の資格や実績を出願条件とします。どちらも選考は英語100点・60分と日本語面接60点です。
英語筆記の出題範囲は「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ」です。資格・実績は出願条件であり、選考当日の英語力と面接での説明力は別に準備してください。
全体評定平均3.9以上、または大学が定める外国語資格基準のいずれかを満たすことが出願条件です。三学科とも選考構成は共通です。
QUALIFICATION GUIDE
獨協大学の自己推薦入試には、全学部共通の一律評定基準はありません。英語学科・交流文化学科の一部グループは3.5、法学部は3.9または外国語資格というように、学科・グループ別に確認します。
A・Bは資格基準や併願可否が異なるルートです。ドイツ語学科・フランス語学科のCは、既習者が当該外国語の筆記試験を受けるルートです。自分が満たせる資格だけでなく、試験言語と併願可否まで見て選びます。
語学資格には有効期間や対象試験の指定があります。TOEFL iBTは受験日により新旧スコアの扱いが分かれ、Test DateスコアまたはMyBestスコアが対象です。TOEFL ITP、TOEIC IPなど対象外の試験もあるため、証明書名まで照合してください。
英語学科A・Bは、全体評定平均3.5以上に加え、それぞれの基準表に定められた英語資格が必要です。「評定を満たす」「資格を満たす」のどちらか一方ではありません。
法学部は、全体評定平均3.9以上、または指定の外国語資格基準のいずれかで出願できます。ただし、出願後は英語、小論文、面接の三つが課されるため、資格ルートでも当日試験への準備が必要です。
GENERAL EVALUATION
学科別の選考は異なりますが、公式の課題・出題傾向からは、資料や経験を正確に扱い、学問的な問いと自分の主張につなげる力が共通して重視されていると読み取れます。
テーマの珍しさだけでなく、なぜ比較するのか、経験から何が見えたのか、どの資料をどう使ったのかを確認されます。脚注・出典を正しく付け、結論までの過程を口頭でも再現できることが重要です。
外国語学部は提示文章型、国際教養学部は参考文章なし、法学部は社説等の読解型です。同じ小論文でも、要約が必要な形式と、自分で論点を設定する形式を分けて練習します。
英語の筆記では語彙・文法・整序・長文読解を、ドイツ語・フランス語の筆記では基礎知識に加えて記述・作文まで確認します。面接では、外国語で自分の考えを簡潔に伝える準備も必要です。
志望理由を暗記するだけではなく、取得資格、探究課題、時事への関心が、志望学科の授業・ゼミで深めたい問いへどうつながるのかを一貫して説明できるようにします。
PAST RESULTS
獨協大学が公表した2026年度入試結果です。倍率は大学公式資料の掲載値をそのまま記載しています。2027年度の募集人員・出願条件とは分けて見てください。
| 方式 | 学科・グループ | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| Q入試 | ドイツ語学科 | 19 | 19 | 12 | 1.6 |
| Q入試 | フランス語学科 | 23 | 23 | 15 | 1.5 |
| Q入試 | 合計 | 42 | 42 | 27 | 1.6 |
| 自己推薦 | ドイツ語 A | 10 | 10 | 7 | 1.4 |
| 自己推薦 | ドイツ語 B | 19 | 18 | 10 | 1.8 |
| 自己推薦 | ドイツ語 C | 7 | 6 | 4 | 1.5 |
| 自己推薦 | 英語 A | 22 | 20 | 15 | 1.3 |
| 自己推薦 | 英語 B | 49 | 38 | 25 | 1.5 |
| 自己推薦 | フランス語 A | 1 | 1 | 1 | 1.0 |
| 自己推薦 | フランス語 B | 11 | 8 | 7 | 1.1 |
| 自己推薦 | フランス語 C | 3 | 3 | 2 | 1.5 |
| 自己推薦 | 交流文化 A | 19 | 16 | 13 | 1.2 |
| 自己推薦 | 交流文化 B | 19 | 16 | 15 | 1.1 |
| 自己推薦 | 言語文化 A | 87 | 82 | 46 | 1.8 |
| 自己推薦 | 言語文化 B | 58 | 42 | 18 | 2.3 |
| 自己推薦 | 経済 A | 12 | 12 | 5 | 2.4 |
| 自己推薦 | 経済 B・数検 | 1 | 1 | 1 | 1.0 |
| 自己推薦 | 経営 A | 29 | 27 | 6 | 4.5 |
| 自己推薦 | 経営 B・簿記 | 2 | 1 | 1 | 1.0 |
| 自己推薦 | 経営 B・全商 | 3 | 2 | 1 | 2.0 |
| 自己推薦 | 経営 B・数検 | 1 | 1 | 1 | 1.0 |
| 自己推薦 | 国際環境経済 A | 17 | 15 | 3 | 5.0 |
| 自己推薦 | 法律 | 90 | 81 | 47 | 1.7 |
| 自己推薦 | 国際関係法 | 19 | 18 | 13 | 1.4 |
| 自己推薦 | 総合政策 | 5 | 3 | 3 | 1.0 |
| 自己推薦 | 合計 | 484 | 421 | 244 | 1.7 |
志願者・受験者が0人だった経済学部Bグループの資格区分は表から省略しています。倍率は年度ごとの受験者数・合格者数で変動するため、合格可能性の予測値ではありません。
HOW TO PREPARE
出願資格の確認と、事前課題・筆記・面接の対策を並行して進めます。Q入試と自己推薦入試を同一学科で併願する場合も、提出物と試験の役割を分けて設計します。
評定、資格の級・スコア、取得日、試験種別、既習歴、専願・併願条件を証明書と照らし合わせます。名称が似た資格でも、公式基準表にない試験は使えません。
外国語そのものだけでなく、地域文化、社会、経済、法、政策のどの問題を研究したいのかを具体化します。大学の授業・ゼミと、高校までの経験を一つの問いでつなぎます。
複数の資料を使い、事実、筆者の主張、自分の解釈を分けてメモします。Q入試は脚注と文献一覧まで整え、小論文は60分で要約と論述を完成させる練習をします。
英語は語彙・文法・整序を正確に処理し、長文読解に時間を残します。ドイツ語・フランス語の既習者ルートは、読解だけでなく短い記述・作文も反復します。
Q入試では全文を縮めて読むのではなく、問い、調査方法、比較・経験、発見、結論の順に組み直します。図表を使う場合は、見せる理由を一文で説明できるようにします。
面接練習では、志望理由の暗唱ではなく、出典の選択、反対意見、別の比較軸、入学後の研究方法を質問してもらいます。答えにくい問いも、前提を確認して筋道立てて返します。
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志望校群の選考方法を比較すると、資格、小論文、課題、プレゼン、面接のどこに準備時間を配分すべきかが見えやすくなります。
確認した公式情報:獨協大学入試情報サイトの2027年度総合型選抜・学校推薦型選抜ページ、2027年度受験の手引き、Q(課題探究)入試案内、2026年度入試データ、過去問題・出題傾向を照合しています。入試情報は変更されることがあります。出願資格、必要書類、日程、試験内容は、出願前に必ず獨協大学公式の最新情報と照合してください。
出願資格の確認から、探究課題、小論文、外国語、プレゼン、面接まで一緒に整理します。