文芸学部文化史学科
地域史・地域文化・地域課題に関する探究または実践を出願条件とし、活動資料と自由形式の志願理由書を提出します。二次試験は5分のプレゼンテーションと10分の質疑です。
2027年度 成城大学 総合型選抜
成城大学の総合型選抜は、経済学部、文芸学部、法学部、社会イノベーション学部で実施されます。2027年度は文芸学部文化史学科で総合型選抜を新設。社会イノベーション学部では英語基礎学力審査を廃止し、課題図書に基づく論述審査を90分へ延長します。大学公式の2027年度募集要項と2026年度結果をもとに、出願資格、選考内容、倍率、過去問の傾向、対策を学部・学科別にまとめました。
LOGIQA’S INSIGHT
2026年度の公式結果では、一次試験は全学部合計813人が受験し、237人が合格しました。一次倍率は3.43倍です。一方、二次試験は175人が受験して149人が合格し、倍率は1.17倍でした。とくに法学部の一次倍率は4.39倍、社会イノベーション学部は政策イノベーション学科5.95倍、心理社会学科7.30倍で、二次面接へ進む前の選考が大きな関門になっています。
経済学部と文芸学部の一次試験は書類審査のみです。志願理由書を「成城大学で学びたい」という表層的な表現で終わらせず、これまでの活動から生まれた問題意識、入学後の学修計画、将来の構想までつなげることを心がけましょう。法学部は6,000~10,000字程度のボリュームのある文章を90分で読み、批判的な読解と自分の意見を記述します。各段落の要点をつかみ、長文全体を短時間で要約するトレーニングも行っておきたいところです。社会イノベーション学部は課題図書を持ち込めない90分の論述審査です。
対策は二次面接から始めるのではなく、まず一次試験を通過できる書類・読解・論述を完成させましょう。資料の要約、筆者の主張と根拠の整理、因果関係の確認を行ったうえで、学部の専門分野に引きつけて自分の提案を示す練習が重要です。成城大学では「個性的な経験」だけでなく、その経験や資料を学問的な問いへ変換できるかが見られます。
KEY DIFFERENCES
成城大学の総合型選抜は、学部によって出願条件も一次・二次試験も異なります。2026年度までの情報をそのまま使わないよう、2027年度の変更点から確認します。
地域史・地域文化・地域課題に関する探究または実践を出願条件とし、活動資料と自由形式の志願理由書を提出します。二次試験は5分のプレゼンテーションと10分の質疑です。
英語条件はCEFR B1相当へ変更。英語基礎学力審査を廃止し、課題図書に基づく論述審査を60分から90分へ延長しました。
経済学部は全体3.8以上、文化史学科は国語・英語・地歴公民4.0以上、マスコミュニケーション学科は全体3.7以上。法学部と社会イノベーション学部には評定平均の数値条件が示されていません。
成城大学の他学部や他大学の総合型選抜と併願できます。ただし、成城大学の総合型選抜では、同一学部内の学科を併願できません。
FACULTY GUIDE
一般的な「総合型選抜対策」ではなく、志望学部・学科で実際に課される提出物と試験から逆算します。
全教科・科目の評定平均3.8以上に加え、英語資格または英語科目の評定平均4.2以上が必要です。英検は2級合格、または準1級以上を受験してCSEスコア1,980以上などが基準です。TOEFL iBTは新尺度3以上・旧尺度44以上、TOEIC L&R公開テストは520以上など、利用する試験ごとの条件を確認します。
英文学科、文化史学科、マスコミュニケーション学科、ヨーロッパ文化学科で実施し、募集はいずれも若干名です。一次試験は書類審査のみですが、必要な評定・資格・活動条件と二次面接の形式は学科ごとに異なります。
英語外部検定が必要です。志願理由書は「学びたいこと」「準備している勉強」「異文化理解のための勉強・体験」を各400字以内で記述。二次は日本語資料を読み、要約と意見をまとめて個人面接を受けます。
2027年3月卒業見込み、国語・英語・地歴公民の評定平均4.0以上、地域史・地域文化・地域課題に関する探究または実践が条件。二次は活動内容と志望動機を5分で発表し、10分の質疑を受けます。
2027年3月卒業見込み、全体の評定平均3.7以上。志願理由・学習計画書と、活動報告・自己評価を示す自己評価書を各A4・1ページで提出。二次は5分の志望動機プレゼンと10分の質疑です。
英語、ドイツ語、フランス語のいずれかの外部検定条件を満たします。関心テーマを示し、関連書籍の内容紹介と自分の考えを800字以内で記述したうえで、学びたいことと志願理由へつなげます。二次は個人面接です。
評定平均や英語外部検定の数値条件は示されていません。卒業見込み者が調査書を提出する場合も、成績は評価対象としないと明記されています。法律・政治を中心とする社会問題への関心と、文章を読み解いて自分の考えを表現する力を見ます。
評定平均の数値条件はありませんが、4技能の英語外部検定でCEFR B1相当の基準を満たす必要があります。英検CSE1,950以上、TEAP225以上、GTEC930以上、TOEFL iBT新尺度3以上・旧尺度44以上、IELTS4.0以上などが基準です。2024年9月以降に受験した結果が利用できます。
GENERAL EVALUATION
| 学部・学科 | 主な出願条件 | 一次試験 | 二次試験 |
|---|---|---|---|
| 経済学部 経済・経営 |
全体評定3.8以上+英語資格等 | 志願理由書・活動報告書等の書類審査 | 90分・1,200字程度の小論文+個別面接 |
| 文芸学部 英文学科 | 英語外部検定 | 書類審査 | 日本語資料の要約・意見+個人面接 |
| 文芸学部 文化史学科 | 現役、国語・英語・地歴公民の評定平均4.0以上+地域活動 | 活動資料・志願理由書等の書類審査 | 5分プレゼン+10分質疑 |
| 文芸学部 マスコミュニケーション学科 | 現役、全体評定3.7以上 | 学習計画書・自己評価書等の書類審査 | 5分プレゼン+10分質疑 |
| 文芸学部 ヨーロッパ文化学科 | 英語・独語・仏語いずれかの外部検定 | 書籍を踏まえた志願理由書等の書類審査 | 個人面接 |
| 法学部 | 評定・英語資格の数値条件なし | 書類+90分の文章読解力・表現力審査 | 資料読解+個人面接 |
| 社会イノベーション学部 政策・心理社会 |
4技能英語資格CEFR B1相当 | 書類+90分の課題図書論述 | 書類+面接 |
SCHEDULE
一次試験の出願書類は、いずれも受付最終日の消印有効です。一次合格後は、二次試験へのWEB出願が別途必要です。
| 学部 | 一次出願 | 一次試験 | 二次出願 | 二次試験 | 最終発表 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経済学部 | 2026年9月15日~25日 | 書類審査 | 10月22日~11月2日 | 11月22日 | 11月26日 |
| 文芸学部 | 2026年9月15日~25日 | 書類審査 | 10月16日~26日 | 11月15日 | 11月20日 |
| 法学部 | 2026年9月8日~18日 | 10月4日 | 10月9日~19日 | 11月8日 | 11月13日 |
| 社会イノベーション学部 | 2026年9月1日~11日 | 10月3日 | 10月9日~19日 | 11月8日 | 11月13日 |
PAST RESULTS
2027年度入試とは募集学科や一部選考内容が異なるため、前年結果として参照してください。文化史学科は2027年度新設のため、前年結果がありません。
| 学部・学科 | 一次受験者 | 一次合格者 | 一次倍率 | 二次受験者 | 最終合格者 | 二次倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 経済学部 経済学科 | 54 | 30 | 1.80 | 22 | 14 | 1.57 |
| 経済学部 経営学科 | 124 | 56 | 2.21 | 36 | 32 | 1.13 |
| 文芸学部 英文学科 | 96 | 46 | 2.09 | 32 | 30 | 1.07 |
| 文芸学部 ヨーロッパ文化学科 | 74 | 18 | 4.11 | 10 | 8 | 1.25 |
| 文芸学部 マスコミュニケーション学科 | 48 | 12 | 4.00 | 10 | 8 | 1.25 |
| 法学部 法律学科 | 158 | 36 | 4.39 | 31 | 30 | 1.03 |
| 社会イノベーション学部 政策イノベーション学科 | 113 | 19 | 5.95 | 16 | 13 | 1.23 |
| 社会イノベーション学部 心理社会学科 | 146 | 20 | 7.30 | 18 | 14 | 1.29 |
| 合計 | 813 | 237 | 3.43 | 175 | 149 | 1.17 |
倍率は大学公式の表記に合わせ、一次倍率=一次受験者数÷一次合格者数、二次倍率=二次受験者数÷最終合格者数で掲載しています。
PAST QUESTIONS
2026年度の公式出題意図を見ると、知識の再生よりも「正確に読む→論点を整理する→現実的な提案や自分の見解へ進む」という流れが共通しています。
地方自治体によるスマートフォン等の使用ルールを扱ったニュース記事を読み、住民が実施に合意できる施策を独自に構想し、説得的に提言する問題でした。記事の要約だけでなく、実行主体・対象・効果まで具体化する力が必要です。
2026年度は政治の左右とナショナリズムの関係を論じた文章が題材でした。筆者の定義や論理を正確に理解したうえで、関連事項について自分の見解を文章で展開する力が問われています。
課題図書を図表まで精読し、批判的・探索的な視点から論点を把握する出題です。広範な理解を確認する選択問題に加え、求められた内容を限られた字数で明快に記述する問題が課されています。
HOW TO PREPARE
評定、英語資格、受験時期、卒業年度、活動資料を確認し、利用できる証明書を早めに揃えます。
経験の説明で終わらせず、そこから何を疑問に思い、成城大学で何を検証したいかを明確にします。
文章や図表から主張・根拠・因果関係を抜き出し、制限時間と字数の中で自分の見解まで書きます。
提出書類や小論文の内容を、短い要約、3~5分の説明、質問への回答へ言い換えて練習します。
FAQ
できます。成城大学の他学部および他大学の総合型選抜との併願が認められています。ただし、成城大学の総合型選抜では、同一学部内の学科を併願できません。
学科によって異なります。経済学部、法学部、社会イノベーション学部などは既卒者を含む資格が示されていますが、文芸学部文化史学科とマスコミュニケーション学科は2027年3月卒業見込みの者に限られます。志望学科の出願資格を確認してください。
法学部と社会イノベーション学部には評定平均の数値条件が示されていません。ただし、社会イノベーション学部にはCEFR B1相当の英語外部検定条件があります。文芸学部も学科ごとに評定または外国語資格の条件が異なります。
文芸学部文化史学科で総合型選抜を新設します。また、社会イノベーション学部は英語条件をCEFR B1相当へ変更し、英語基礎学力審査を廃止、課題図書に基づく論述審査を90分へ延長します。
成城大学公式サイトでは、経済学部の小論文、法学部の文章読解力・表現力審査、社会イノベーション学部の論述審査などが公開されています。文芸学部については、2027年度募集要項に示された学科別の面接・プレゼン形式を使って準備します。
RELATED GUIDES
このページは、2026年7月時点で成城大学が公開している2027年度総合型選抜学生募集要項、2027年度変更予告、学部別案内、公式過去問題・出題意図、2026年度入試結果をもとに作成しています。出願資格、評定、外国語資格、利用できる試験種別、提出書類、日程、選考方法は変更される場合があります。出願前には必ず大学公式の最新情報と照合してください。
成城大学公式の総合型選抜情報はこちら志望学科の条件と選考内容から、志願理由書、小論文・論述、文章読解、プレゼンテーション、面接の準備を設計します。