【2027年度】成蹊大学の総合型選抜対策|自己推薦型、旧AOマルデス・課題レポート・グループ討論、プレゼンテーション、表現力

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2027年度入試|総合型選抜対策

成蹊大学の総合型選抜
自己推薦型|「入学後の学び方」を見る5学部の選考

旧「AOマルデス」の「マルデス」は、多面的な評価を意味する「The Multi Dimensional Entrance Examination for Seikei University」の略称でした。2027年度から名称は「自己推薦型」に変わりますが、書類、資料読解、討論、発表、面接を組み合わせ、一つの尺度では測れない資質を見る設計は引き継がれています。

LOGIQA’S INSIGHT

知識だけではなく、分析力・表現力が問われる成蹊大学

成蹊大学の自己推薦型は、覚えた知識をそのまま再現するだけの入試ではありません。経済学部では文献や図表を読み取って分析し、経営学部では和文・英文・データを扱い、国際共創学部では資料に基づく記述とプレゼンテーション、理工学部では答えに至るまでの試行錯誤も評価されます。知識を使って考え、その過程と結論を相手に伝わる形で示す力が必要です。

2027年度の法学部では基礎読解力審査が新設されますが、旧AOマルデス入試の過去問には、資料を読んで感じたことを自由に記述させる問題もありました。ここで求められるのは「教科書的な答え」を当てることではなく、資料のどこに着目し、なぜそう考えたのかを根拠とともに説明することです。日頃から一つのテーマについて、賛成と反対、個人と社会、短期と長期など視点を変え、自分の意見を理由とともに述べるトレーニングを積んでおきましょう。

2027年度の「基礎学力型」は実施取りやめ

成蹊大学は2026年7月1日、2027年度から新設予定だった総合型選抜「基礎学力型」の実施取りやめを公表しました。本ページで扱う「自己推薦型」は予定どおり実施されます。

FACULTY GUIDE

学部別の選考内容と対策

一次審査の提出物が二次審査へどうつながるかを確認すると、準備すべき力が見えます。同じ自己推薦型でも、学部をまたいだ一括対策はできません。

経済学部

課題レポートから、文献読解・筆記・発表へ

一次審査

調査書、志望理由書、活動報告書、課題レポートによる書類審査。

事前学習確認審査

40分。和文・英文、数値、図表を含む指定文献の理解と基礎的な分析力を問います。

発表審査

約20分。10分発表、約5分の質疑、2分の自己アピールと質疑で構成されます。

2027年度の一次課題は「日本企業の国際化」を踏まえ、大学で身につけるべき能力とその方法を論じる約1200字のレポートです。3点以上の情報源を用い、少なくとも1点のグラフを効果的に使うことが求められます。

対策の焦点

一次レポートとは別に、二次審査用の文献が10月15日に公表されます。文献の要約と自分の考えを明確に分け、数値・図表を根拠に説明する練習が必要です。原稿を暗記するだけでなく、レジュメと提出書類の両方から問われる質疑まで準備します。

経営学部

課題レポートと同じテーマでグループ討論

一次審査

調査書・志望理由書・活動報告書が50点、約1200字の課題レポートが50点です。

総合分析力審査

60分。和文・英文の読解、基礎的な数的思考、図表データの分析を問います。

討論力審査

一次の課題レポートと同じテーマについて、少人数で討論します。

2027年度のテーマは「最低賃金の引き上げについて」です。賛成・反対の両面を調べ、想定される問題と解決策を、信頼できる資料やデータを根拠に論じます。

対策の焦点

レポート段階から、自分と異なる立場の根拠を集めておきます。討論では発言量だけを競わず、他者の意見を要約し、共通点と対立点を言語化し、複数案を統合した結論へつなげる練習が重要です。

法学部

2027年度は基礎読解力審査を新設

一次審査

調査書、志望理由書、活動報告書、学修計画レポート、語学成績、任意資料を総合評価。

基礎読解力審査

50点・75分。現代の国語と言語文化の近代以降の文章を、すべてマークシート方式で問います。

討論力審査

50点・約60分。事前公表テーマについてグループで討論します。

古文・漢文は基礎読解力審査の対象外です。2027年度の討論テーマは、交流によって変化し続ける伝統文化を、なぜ・どこまで保存するのかを考える内容です。

対策の焦点

現代文の選択問題対策と、論点を比較して合意形成へ進める討論対策を分けて行います。討論では事実分析、他者の意見の理解、論理的な伝達、議論への貢献が評価されます。準備した結論に固執せず、議論の流れに応じて再構成できることが重要です。

国際共創学部

資料理解と「プレゼンテーション+対話」

一次審査

調査書等の提出書類が60点、約1500字の課題レポートが40点です。

理解力・思考力審査

40分。文章、数値、図表などをもとに記述式問題へ答えます。

発表・質疑応答審査

約20分。約10分の発表、発表内容への約5分の質疑、志望理由等への約5分の質疑です。

一次レポートは、社会課題、自然環境と生活文化、芸術・文化・歴史・科学、探究型学習の成果から1テーマを選び、自分の見解と具体例を示します。参考文献等の明記も必要です。

対策の焦点

専攻の学びと接続する問いを絞り、事例の紹介だけで終わらず「なぜ重要か」「何が課題か」「大学でどう探究するか」までつなげます。二次課題は10月20日に公表されるため、A4判1枚のレジュメ作成と、質疑で説明を深める練習を並行します。

理工学部

答えだけでなく、試行錯誤の過程まで評価

一次審査

志望理由書、調査書、活動報告書、資格・コンクール等の資料を総合評価。

思考力・表現力審査

思考力は50点・90分、表現力は20点・30分。数学的思考と科学技術に関する文章表現を問います。

面接審査

30点・1人30分程度。提出書類と表現力審査を中心に、理工学の知識も口頭で問います。

思考力審査は基本的な内容ですが、途中経過を丁寧に詰める必要があり、答えに至るまでの試行錯誤も採点対象です。表現力審査では当日示される科学技術テーマについて自分の考えを文章にします。

対策の焦点

数学は途中式だけでなく、仮説、検証、修正の理由まで第三者が追える形で残します。面接では、志望分野への関心を具体的な経験と結びつけ、表現力審査で書いた内容をその場で説明し直せるようにします。

GENERAL EVALUATION

2027年度 自己推薦型の全体像

文学部を除く5学部で実施され、募集人員は合計81名です。全体の学習成績の状況について共通の数値基準は示されていませんが、調査書を含む書類審査があります。合格した場合は必ず成蹊大学へ入学することが出願条件です。

5学部自己推薦型を実施
81名2027年度募集人員
2段階書類審査+学部別審査
専願合格時は入学が条件
学部学科・専攻募集人員二次審査の中心
経済学部経済数理学科/現代経済学科4名/10名事前学習確認審査、発表審査
経営学部総合経営学科25名総合分析力審査、討論力審査
法学部法律学科/政治学科9名/6名基礎読解力審査、討論力審査
国際共創学部国際日本学専攻/環境サステナビリティ学専攻5名/7名理解力・思考力審査、発表・質疑応答審査
理工学部理工学科15名思考力審査、表現力審査、面接審査

理工学部は出願時に理工学科を志望し、入学手続時にデータ数理、コンピューター科学、機械システム、電気電子、応用化学から専攻を選択します。文学部では自己推薦型を実施しません。

ELIGIBILITY

出願条件で先に確認したい点

全学部共通

現役・既卒を問わず、合格時は入学

自己推薦型は現役生と既卒生を区別しません。将来の目標を持ち、志望学部での学びがその実現に役立つことに加え、合格した場合は必ず成蹊大学へ入学することが必要です。総合型選抜内では1区分、自己推薦型では1学科・専攻のみ出願できます。

評定

共通の評定平均基準は示されていない

全体の学習成績の状況について、一律の数値基準は設けられていません。ただし、全学部で調査書等を用いた書類審査があるため、高校での履修状況や学習成果が評価対象外になるわけではありません。

経済学部

英語資格の成績取得が必要

英検、TOEFL iBT、TOEIC L&R、IELTS、GTEC、TEAP、ケンブリッジ英語検定のいずれかの成績が必要です。最低スコアの指定はありません。経済数理学科は数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bをすべて履修し、数学13単位以上も必要です。

理工学部

数学・理科の修得単位数を確認

数学14単位以上、理科10単位以上が必要です。旧教育課程履修者の数学は13単位以上です。工業・情報科目による振替の可能性がある場合などは、大学が定める期限までの事前確認が必要です。

経営学部・法学部・国際共創学部には、学部別の追加出願要件はありません。資格・スコアの有効期限や提出方法は必ず最新要項で確認してください。

SCHEDULE

2027年度の日程

手続・審査経済・経営・国際共創・理工
出願期間2026年9月23日〜10月7日〈消印有効〉
一次審査書類審査
一次審査合格発表11月6日 10:00
二次審査11月14日11月28日
二次審査合格発表11月20日 10:0012月5日 10:00
入学手続期間11月20日〜12月7日〈消印有効〉12月5日〜12月18日〈消印有効〉

経済学部の二次審査文献は10月15日、国際共創学部のプレゼンテーション課題は10月20日に公表予定です。いずれも一次審査の合格発表前なので、結果を待たずに確認する必要があります。

2026 RESULTS

2026年度 AOマルデス入試の結果

2027年度の自己推薦型に相当する、旧「AOマルデス 一般受験」の実績です。2026年度は文学部でも実施されていましたが、2027年度の自己推薦型では文学部の募集はありません。

461人一般受験の志願者計
127人二次審査合格者計
約3.6倍志願者数÷最終合格者数
学部・学科等志願者一次合格二次受験最終合格
経済数理学科5443
現代経済学科18131210
総合経営学科132938631
法律学科4325249
政治学科5234329
文学部4学科計81333019
国際日本学専攻59181614
環境サステナビリティ学専攻25201716
理工学科46303016

倍率は見やすさのための単純計算です。年度により募集学部・審査内容・募集人員が変わるため、過年度結果だけで難易度を判断しないでください。

成蹊大学の課題に合う準備を、出願書類から二次審査までつなげたい方へ

志望学部の課題に合わせて、レポート、小論文、資料読解、討論、プレゼンテーション、面接の準備を設計します。

HOW TO CHECK

出願前に確認したい4つの順番

  1. 志望学部の出願条件を照合する共通条件に加え、経済学部の英語資格・数学履修、理工学部の数学・理科単位数を確認します。
  2. 一次提出物と二次審査の接続を把握する課題レポートが討論テーマになるのか、提出書類が面接質問に使われるのかを先に確認します。
  3. 課題を根拠・反対意見・再反論まで広げる結論だけを決めず、信頼できる資料、数値、異なる立場、条件による例外まで調べます。
  4. 制限時間と質疑を含めて再現する筆記、発表、討論、面接を本番時間で行い、想定外の質問や他者の発言を受けて説明を組み替える練習をします。

FAQ

成蹊大学の自己推薦型でよくある質問

AOマルデス入試はなくなったのですか?

2026年度入試まで使われた「AOマルデス」の名称は終了し、従来の一般受験に相当する方式が2027年度から総合型選抜「自己推薦型」になります。

新設予定だった基礎学力型は受験できますか?

いいえ。成蹊大学は2026年7月1日、2027年度の「基礎学力型」を実施しないと公表しました。自己推薦型は実施予定です。

評定平均の基準はありますか?

自己推薦型の共通出願条件に、全体の学習成績の状況の数値基準は示されていません。ただし、調査書や履修状況を含む書類審査があります。

既卒でも出願できますか?

出願資格を満たせば出願でき、現役・既卒の区別はありません。合格した場合は必ず成蹊大学へ入学することが共通条件です。

文学部にも自己推薦型はありますか?

2027年度の自己推薦型では文学部の募集はありません。2026年度の旧AOマルデス結果には文学部が含まれるため、年度を分けて確認してください。

英語資格は全学部で必須ですか?

学部別の追加出願条件として英語資格の成績取得が必要なのは経済学部です。国際共創学部や理工学部でも英語外部検定試験成績は提出書類に含まれますが、学部別の最低スコア要件は示されていません。

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確認日:2026年7月15日

本ページは、成蹊大学が公表した2027年度総合型選抜「自己推薦型」入学試験要項第4版、学部別課題、2027年度入試ガイド、2026年度入試結果をもとに作成しています。出願前には、日程・条件・提出書類・変更情報を成蹊大学の総合型選抜「自己推薦型」公式ページで必ず確認してください。