スポーツに優れた者の入学者選抜
競技実績・評定・志望理由・小論文・面接を総合して選考
- 2027年3月に高校を卒業見込みの生徒が対象
- 全体の学習成績の状況3.5以上
- 本学を第一志望とし、学業とスポーツ活動を両立する意思が必要
- 入学後は募集競技に対応する体育会所属部会で活動を継続
- 第一次審査は書類審査
- 第二次審査は小論文60分と面接
- 国際政治経済学部の面接には英語での質疑が一部含まれる
青山学院大学の正式名称は「スポーツに優れた者の入学者選抜」です。全国大会8位以上だけでなく、全国大会につながる都道府県・地域ブロック大会の優勝または準優勝なども出願資格に含まれます。ただし、評定3.5以上、第一志望、体育会活動の継続に加え、学部別の小論文と面接を通して「なぜその学部で学ぶのか」が問われます。
LOGIQA’S INSIGHT
2026年度の公式出題意図を見ると、史学科はスポーツの歴史と社会的位置、法学部は学校・大学スポーツの勝利至上主義、経営学部は外国人選手とダイバーシティ・マネジメント、社会情報学部はコーチング上の問題を扱っています。
つまり、全学部共通の「スポーツ根性論」を書く試験ではありません。自分の競技経験を、歴史・教育・法・経営・国際社会・文化政策・情報・地域社会という志望学部の視点から捉え直すことが必要です。競技成績は出願資格を開く鍵ですが、小論文と面接では学部で学ぶ準備ができているかを見られます。
KEY FACTS
最初に、後から変更できない条件を確認します。
TWO ROUTES
社会情報学部志望者は、出願前にどちらの方式を使うのか確定する必要があります。両方式の併願はできません。
競技実績・評定・志望理由・小論文・面接を総合して選考
指定部部長の推薦と事前説明会が必要/第二次は面接(口頭試問)
ELIGIBILITY
募集競技種目における高校在学中の実績が、次のいずれかに該当する必要があります。
国際大会:オリンピック、世界選手権等、または相当する国際大会への出場。
全国大会:全国高校総体、全国高校選手権、全国高校選抜、国民スポーツ大会等で8位以上。団体競技は8位以上のチームの一員であること。
都道府県・地域ブロック大会:全国大会出場につながる大会で優勝または準優勝。団体競技は該当チームの一員であること。
同等実績:上記と同等以上の実績・能力を公式競技記録等で証明できること。
FACULTIES & QUOTAS
学部名だけでなく、募集対象となる学科まで確認します。経済学部・理工学部・地球社会共生学部などは、一般の「スポーツに優れた者」の募集一覧に含まれていません。
| 学部 | 学科 | 募集人員 | 第二次審査 |
|---|---|---|---|
| 文学部 | 史学科 | 約2名 | 小論文60分+面接 |
| 文学部 | 比較芸術学科 | 約1名 | 小論文60分+面接 |
| 教育人間科学部 | 教育学科 | 約4名 | 小論文60分+面接 |
| 法学部 | 法学科 | 3名以内 | 小論文60分+面接 |
| 法学部 | ヒューマンライツ学科 | 4名以内 | 小論文60分+面接 |
| 経営学部 | 経営学科 | 約10名 | 小論文60分+面接 |
| 経営学部 | マーケティング学科 | 約5名 | 小論文60分+面接 |
| 国際政治経済学部 | 国際政治学科 | 約2名 | 小論文60分+一部英語を含む面接 |
| 国際政治経済学部 | 国際経済学科 | 約2名 | 小論文60分+一部英語を含む面接 |
| 国際政治経済学部 | 国際コミュニケーション学科 | 約1名 | 小論文60分+一部英語を含む面接 |
| 総合文化政策学部 | 総合文化政策学科 | 若干名 | 小論文60分+面接 |
| 社会情報学部 | 社会情報学科(スポーツに優れた者方式) | 約2名 | 小論文60分+面接 |
| コミュニティ人間科学部 | コミュニティ人間科学科 | 約8名 | 小論文60分+面接 |
| 社会情報学部 | 社会情報学科(相模原キャンパスアスリート方式) | 約10名 | 面接(口頭試問) |
英検CSE1950、GTEC960、IELTS 4.0、TEAP225、TOEFL iBT旧44/新3.0、TOEIC L&R+S&W 790などの英語基準を満たす方法があります。
別に、実用数学技能検定2級以上、または数検準2級+所定の低い英語基準を組み合わせる方法もあります。
英検CSE1950、GTEC930、IELTS 4.0、TEAP225、TOEFL iBT旧44/新3.0、TOEIC L&R+S&W 790のいずれかを提出します。
面接には英語での質疑が一部含まれるため、証明スコアと実際の受け答えを分けない準備が必要です。
実用英語技能検定準2級以上、またはTOEIC L&R 385点以上を提出します。
2027年度要項では、取得時期や紙の証明書の扱いも指定されています。デジタル証明書を印刷したものが認められない試験もあります。
SELECTION FLOW
競技実績の証明と志望理由書を提出して終わりではありません。第一次合格後に、第二次審査のWeb出願登録も必要です。
2026 OFFICIAL QUESTIONS
以下は2026年度に青山学院大学が公表した出題意図の要約です。2027年度も同じ問題が出るという意味ではなく、学部が評価する視点をつかむための過年度資料です。
自分が実践するスポーツの歴史や、社会の中でのあり方について、具体的な情報を示しながら論理的に書く思考力・表現力を評価。
物事を多面的・論理的に考察し、自分の考えを的確に伝える力に加え、芸術の学びへの意欲と関心を評価。
健康、体力、運動能力を維持・増進し、活動的に生活する上での現状の課題を理解し、多面的な解決策を考える力を評価。
学校教育・大学教育における勝利至上主義を題材に、社会問題への考察の深さと、自分の意見を的確に表現する力を評価。
外国人選手との関わりを切り口に、スポーツ組織における多様性とダイバーシティ・マネジメントを考察。
自分の能力向上を目的に行う活動を社会貢献の観点から捉え、個人の具体的体験を一般化して論じる力を評価。
文化・芸術・政策科学・マネジメントを学ぶための知識・技能、思考力・判断力・表現力、意欲・関心・態度を確認。
コーチング場面の問題を解決する人材像や思考体系を示し、社会情報学部の学びと各ポリシーへの理解を評価。
学部の学びに関係する課題について知識と理解を確認し、その課題に対する今後の展望を評価。地域やコミュニティの視点から、スポーツの経験を社会へ広げて考える準備が必要です。
LOGIQA STRATEGY
競技歴の説明、学部志望、小論文を別々に作ると、面接で話がつながらなくなります。
大会名と順位だけでなく、チーム内の役割、判断を変えた経験、失敗への対応、指導者や仲間との関係、競技環境の課題を具体化します。活躍記録と面接の材料を同時に作ります。
勝利至上主義なら法・教育、外国人選手との協働なら経営・国際、データやコーチングなら社会情報というように、経験を学問上の問いへ変えます。無理にスポーツ科学へ寄せる必要はありません。
スポーツ一般の作文ではなく、志望学部の過去の出題意図に合わせて、論点整理、具体例、反対意見、結論を組み立てます。書類完成前から時間を計って練習します。
INTERVIEW
公式は具体的な面接質問を公表していません。次の項目は、2027年度の出願資格・提出書類・学部別アドミッションポリシーから逆算した確認事項です。
2027 SCHEDULE
一般の「スポーツに優れた者」と相模原キャンパスアスリート方式は、同じ日程で実施されます。
FAQ
一般に「スポーツ推薦」「アスリート選抜」と検索されますが、2027年度の正式名称は「スポーツに優れた者の入学者選抜」です。社会情報学部には別に「相模原キャンパスアスリート方式」があります。
全国大会について要項に示された基準は原則8位以上です。ただし、全国大会出場につながる都道府県大会・地域ブロック大会で優勝または準優勝した場合や、同等以上の実績を公式記録で証明できる場合も対象になり得ます。募集競技種目と性別も確認してください。
一般の「スポーツに優れた者」は、高3第1学期までの全体の学習成績の状況3.5以上が基本です。社会情報学部の相模原キャンパスアスリート方式は原則3.0以上です。
一般の「スポーツに優れた者」では、要項上、体育会部長の推薦は出願資格に含まれていません。一方、相模原キャンパスアスリート方式は指定部部長の推薦と事前説明会が必要です。強化指定部制も部からの推薦を受けた人向けの別制度です。
学部ごとに視点が異なります。過年度には、スポーツの歴史、勝利至上主義、外国人選手と多様性、コーチング問題、社会貢献などが扱われました。競技経験を志望学部の学問と結びつけて考える準備が必要です。
2027年度要項では、出願者が作成する出願書類は手書きで記入するとされています。また、志望動機・理由書は本人が考えた文章で提出し、AI等による自動生成や他者による作成は禁止されています。
2つ以上の学部・学科・方式への出願はできません。社会情報学部の2方式も併願不可です。ただし経営学部は、経営学科とマーケティング学科について第一志望・第二志望を記入して出願します。