青山学院大学スポーツ推薦対策|「スポーツに優れた者」の条件・小論文・面接【2027年度】

2027年度|青山学院大学 スポーツ推薦・アスリート選抜対策

競技実績だけでは決まらない。
志望学部の学びを問う小論文と面接までが青学の選抜

青山学院大学の正式名称は「スポーツに優れた者の入学者選抜」です。全国大会8位以上だけでなく、全国大会につながる都道府県・地域ブロック大会の優勝または準優勝なども出願資格に含まれます。ただし、評定3.5以上、第一志望、体育会活動の継続に加え、学部別の小論文と面接を通して「なぜその学部で学ぶのか」が問われます。

全体評定3.5以上が基本 第一次は書類審査 第二次は小論文60分+面接 社会情報学部には別方式あり
LOGIQA'S INSIGHT。青山学院大学のスポーツ選抜対策をロジカ猫が解説します。 LOGIQA’S INSIGHT

青学では「競技を続けたい」だけでなく、競技経験を学部の問いへ変える

2026年度の公式出題意図を見ると、史学科はスポーツの歴史と社会的位置、法学部は学校・大学スポーツの勝利至上主義、経営学部は外国人選手とダイバーシティ・マネジメント、社会情報学部はコーチング上の問題を扱っています。

つまり、全学部共通の「スポーツ根性論」を書く試験ではありません。自分の競技経験を、歴史・教育・法・経営・国際社会・文化政策・情報・地域社会という志望学部の視点から捉え直すことが必要です。競技成績は出願資格を開く鍵ですが、小論文と面接では学部で学ぶ準備ができているかを見られます。

「スポーツに優れた者」「相模原キャンパスアスリート方式」「強化指定部制」は同じ制度ではありません。 一般に出願できる「スポーツに優れた者」と、社会情報学部の「相模原キャンパスアスリート方式」は要項内でも別方式です。さらに「スポーツに優れた者(強化指定部制)」は、強化指定部から推薦を受けた人を対象とする別制度です。部から声がかかっていない状態で、強化指定部制を通常の公募推薦として扱わないよう注意してください。

KEY FACTS

2027年度入試の基本情報

最初に、後から変更できない条件を確認します。

志望条件青山学院大学を第一志望
学業条件全体の学習成績3.5以上が基本
競技継続入学後は体育会所属部会で継続
選考書類 → 小論文60分・面接

TWO ROUTES

青学のアスリート選抜は、まず2方式を分けて考える

社会情報学部志望者は、出願前にどちらの方式を使うのか確定する必要があります。両方式の併願はできません。

公募型・8学部13学科

スポーツに優れた者の入学者選抜

競技実績・評定・志望理由・小論文・面接を総合して選考

  • 2027年3月に高校を卒業見込みの生徒が対象
  • 全体の学習成績の状況3.5以上
  • 本学を第一志望とし、学業とスポーツ活動を両立する意思が必要
  • 入学後は募集競技に対応する体育会所属部会で活動を継続
  • 第一次審査は書類審査
  • 第二次審査は小論文60分と面接
  • 国際政治経済学部の面接には英語での質疑が一部含まれる
出願は1学部・学科・方式のみ。ただし経営学部は、経営学科とマーケティング学科について第一志望・第二志望を記入して出願します。
社会情報学部・指定部推薦

相模原キャンパスアスリート方式

指定部部長の推薦と事前説明会が必要/第二次は面接(口頭試問)

  • 対象は硬式野球、ラグビー、陸上競技(短距離・長距離)、男子バスケットボール、女子スキー、女子バドミントン
  • 募集人員は約10名
  • 全体の学習成績の状況は原則3.0以上
  • 相模原キャンパスアスリート指定部部長の推薦が必要
  • オープンキャンパスで行われる事前説明会への出席が必要
  • 第一次審査は書類審査
  • 第二次審査は面接(口頭試問)のみ
一般の「スポーツに優れた者方式」とは、評定、対象競技、推薦の要否、第二次審査が異なります。競技実績が高くても、指定部部長の推薦がなければこの方式では出願できません。
比較項目
スポーツに優れた者
相模原キャンパスアスリート
対象
8学部13学科
社会情報学部のみ
評定
3.5以上が基本
原則3.0以上
部からの推薦
出願資格としては不要
指定部部長の推薦が必須
第二次審査
小論文60分+面接
面接(口頭試問)

ELIGIBILITY

一般の「スポーツに優れた者」で必要な競技実績

募集競技種目における高校在学中の実績が、次のいずれかに該当する必要があります。

2027年度要項の競技実績基準

国際大会:オリンピック、世界選手権等、または相当する国際大会への出場。

全国大会:全国高校総体、全国高校選手権、全国高校選抜、国民スポーツ大会等で8位以上。団体競技は8位以上のチームの一員であること。

都道府県・地域ブロック大会:全国大会出場につながる大会で優勝または準優勝。団体競技は該当チームの一員であること。

同等実績:上記と同等以上の実績・能力を公式競技記録等で証明できること。

「全国大会に出場しただけ」で全員が条件を満たすわけではありません。 全国大会について要項に明記されている基準は8位以上です。一方、全国大会につながる都道府県大会・地域ブロック大会では優勝または準優勝が基準です。大会名、予選体系、本人の登録・出場状況まで証明資料と照合してください。

FACULTIES & QUOTAS

2027年度の募集学部・学科と募集人員

学部名だけでなく、募集対象となる学科まで確認します。経済学部・理工学部・地球社会共生学部などは、一般の「スポーツに優れた者」の募集一覧に含まれていません。

学部学科募集人員第二次審査
文学部史学科約2名小論文60分+面接
文学部比較芸術学科約1名小論文60分+面接
教育人間科学部教育学科約4名小論文60分+面接
法学部法学科3名以内小論文60分+面接
法学部ヒューマンライツ学科4名以内小論文60分+面接
経営学部経営学科約10名小論文60分+面接
経営学部マーケティング学科約5名小論文60分+面接
国際政治経済学部国際政治学科約2名小論文60分+一部英語を含む面接
国際政治経済学部国際経済学科約2名小論文60分+一部英語を含む面接
国際政治経済学部国際コミュニケーション学科約1名小論文60分+一部英語を含む面接
総合文化政策学部総合文化政策学科若干名小論文60分+面接
社会情報学部社会情報学科(スポーツに優れた者方式)約2名小論文60分+面接
コミュニティ人間科学部コミュニティ人間科学科約8名小論文60分+面接
社会情報学部社会情報学科(相模原キャンパスアスリート方式)約10名面接(口頭試問)

経営学部|英語または数学資格

英検CSE1950、GTEC960、IELTS 4.0、TEAP225、TOEFL iBT旧44/新3.0、TOEIC L&R+S&W 790などの英語基準を満たす方法があります。

別に、実用数学技能検定2級以上、または数検準2級+所定の低い英語基準を組み合わせる方法もあります。

国際政治経済学部|英語資格必須

英検CSE1950、GTEC930、IELTS 4.0、TEAP225、TOEFL iBT旧44/新3.0、TOEIC L&R+S&W 790のいずれかを提出します。

面接には英語での質疑が一部含まれるため、証明スコアと実際の受け答えを分けない準備が必要です。

総合文化政策学部|英語資格必須

実用英語技能検定準2級以上、またはTOEIC L&R 385点以上を提出します。

2027年度要項では、取得時期や紙の証明書の扱いも指定されています。デジタル証明書を印刷したものが認められない試験もあります。

SELECTION FLOW

第一次審査から第二次審査までの流れ

競技実績の証明と志望理由書を提出して終わりではありません。第一次合格後に、第二次審査のWeb出願登録も必要です。

STEP 1競技・評定・資格を照合
STEP 2志望動機・活躍記録を作成
STEP 3第一次・書類審査
STEP 4小論文60分
STEP 5学部別面接

2026 OFFICIAL QUESTIONS

公式出題意図から読む、学部別小論文の違い

以下は2026年度に青山学院大学が公表した出題意図の要約です。2027年度も同じ問題が出るという意味ではなく、学部が評価する視点をつかむための過年度資料です。

文学部 史学科

自分が実践するスポーツの歴史や、社会の中でのあり方について、具体的な情報を示しながら論理的に書く思考力・表現力を評価。

文学部 比較芸術学科

物事を多面的・論理的に考察し、自分の考えを的確に伝える力に加え、芸術の学びへの意欲と関心を評価。

教育人間科学部 教育学科

健康、体力、運動能力を維持・増進し、活動的に生活する上での現状の課題を理解し、多面的な解決策を考える力を評価。

法学部

学校教育・大学教育における勝利至上主義を題材に、社会問題への考察の深さと、自分の意見を的確に表現する力を評価。

経営学部

外国人選手との関わりを切り口に、スポーツ組織における多様性とダイバーシティ・マネジメントを考察。

国際政治経済学部

自分の能力向上を目的に行う活動を社会貢献の観点から捉え、個人の具体的体験を一般化して論じる力を評価。

総合文化政策学部

文化・芸術・政策科学・マネジメントを学ぶための知識・技能、思考力・判断力・表現力、意欲・関心・態度を確認。

社会情報学部

コーチング場面の問題を解決する人材像や思考体系を示し、社会情報学部の学びと各ポリシーへの理解を評価。

コミュニティ人間科学部

学部の学びに関係する課題について知識と理解を確認し、その課題に対する今後の展望を評価。地域やコミュニティの視点から、スポーツの経験を社会へ広げて考える準備が必要です。

LOGIQA STRATEGY

青山学院大学のスポーツ選抜対策で優先する3つ

競技歴の説明、学部志望、小論文を別々に作ると、面接で話がつながらなくなります。

1

競技経験から「考えたこと」を掘る

大会名と順位だけでなく、チーム内の役割、判断を変えた経験、失敗への対応、指導者や仲間との関係、競技環境の課題を具体化します。活躍記録と面接の材料を同時に作ります。

2

志望学部の言葉へ変換する

勝利至上主義なら法・教育、外国人選手との協働なら経営・国際、データやコーチングなら社会情報というように、経験を学問上の問いへ変えます。無理にスポーツ科学へ寄せる必要はありません。

3

60分で学部別小論文を書く

スポーツ一般の作文ではなく、志望学部の過去の出題意図に合わせて、論点整理、具体例、反対意見、結論を組み立てます。書類完成前から時間を計って練習します。

2027年度要項では、出願者作成書類は手書き。志望動機・理由書のAI自動生成や他者による作成は禁止です。 添削では、本人の経験を聞き取り、論点・構成・不足情報を整理したうえで、本人が自分の言葉で書ける状態にする必要があります。完成文を外部から渡して書き写す対策は、要項の趣旨と合いません。

INTERVIEW

面接では、競技・学業・将来を一本につなぐ

公式は具体的な面接質問を公表していません。次の項目は、2027年度の出願資格・提出書類・学部別アドミッションポリシーから逆算した確認事項です。

面接前に説明できるようにしたいこと

  • 競技実績を大会名・時期・順位・役割まで正確に説明できる
  • 青山学院大学で競技を続ける理由が「有名だから」で終わっていない
  • 志望学科の授業・研究領域と、自分の問題意識がつながっている
  • 競技と学業の時間管理を具体的に説明できる
  • けが、敗戦、出場機会の減少時にも大学で学ぶ理由が残る
  • チーム内の対立や失敗について、自分の責任と改善を話せる
  • 卒業後に、競技経験と学部の学びをどう社会で活かすか説明できる
  • 国際政治経済学部は、志望理由と競技経験を英語でも短く答えられる

2027 SCHEDULE

2027年度の入学者選抜日程

一般の「スポーツに優れた者」と相模原キャンパスアスリート方式は、同じ日程で実施されます。

2026年10月8日〜22日
第一次審査 Web出願登録。最終日は23:59まで。
2026年10月19日〜22日
第一次審査の出願書類提出。10月22日郵送必着。
2026年11月13日
第一次審査合格発表開始。合格者は第二次審査のWeb出願登録へ進みます。
2026年11月21日
第二次審査試験日。一般方式は小論文・面接、相模原方式は面接(口頭試問)。
2026年12月1日
最終合格発表開始。
2026年12月11日
入学手続書類提出締切。郵送必着。

FAQ

青山学院大学のスポーツ推薦でよくある質問

青山学院大学の正式な入試名は「スポーツ推薦」ですか?

一般に「スポーツ推薦」「アスリート選抜」と検索されますが、2027年度の正式名称は「スポーツに優れた者の入学者選抜」です。社会情報学部には別に「相模原キャンパスアスリート方式」があります。

全国大会に出場していれば出願できますか?

全国大会について要項に示された基準は原則8位以上です。ただし、全国大会出場につながる都道府県大会・地域ブロック大会で優勝または準優勝した場合や、同等以上の実績を公式記録で証明できる場合も対象になり得ます。募集競技種目と性別も確認してください。

評定平均はいくつ必要ですか?

一般の「スポーツに優れた者」は、高3第1学期までの全体の学習成績の状況3.5以上が基本です。社会情報学部の相模原キャンパスアスリート方式は原則3.0以上です。

青学の体育会と事前に連絡を取らなくても出願できますか?

一般の「スポーツに優れた者」では、要項上、体育会部長の推薦は出願資格に含まれていません。一方、相模原キャンパスアスリート方式は指定部部長の推薦と事前説明会が必要です。強化指定部制も部からの推薦を受けた人向けの別制度です。

第二次審査の小論文はスポーツについてだけ書けばよいですか?

学部ごとに視点が異なります。過年度には、スポーツの歴史、勝利至上主義、外国人選手と多様性、コーチング問題、社会貢献などが扱われました。競技経験を志望学部の学問と結びつけて考える準備が必要です。

志望動機・理由書はパソコンで作成できますか?

2027年度要項では、出願者が作成する出願書類は手書きで記入するとされています。また、志望動機・理由書は本人が考えた文章で提出し、AI等による自動生成や他者による作成は禁止されています。

複数の学部や方式に出願できますか?

2つ以上の学部・学科・方式への出願はできません。社会情報学部の2方式も併願不可です。ただし経営学部は、経営学科とマーケティング学科について第一志望・第二志望を記入して出願します。

入試情報についての重要な注意 2026年8月6日時点で青山学院大学が公開している2027年度「スポーツに優れた者の入学者選抜要項」、入学者選抜案内、2026年度筆記試験の出題意図を照合して作成しています。募集競技種目、性別、出願資格、資格証明書、日程、選考方法は変更・訂正される場合があります。出願時には必ず大学公式の最新要項と所定用紙を確認してください。