分詞構文の訳し方まとめ|簡単に見分ける方法と例文で解説

LOGIQA英語|分詞構文の読み方

分詞構文の訳し方まとめ 簡単に見分ける方法!

分詞構文は、形だけ見るとむずかしく見えます。でも、入試でよく出るパターンはかなり決まっています。 特に大事なのは、Ving が文の前にあるのか、後ろにあるのかです。

先頭の Ving, S+V は「理由」になりやすい。
後ろの S+V, Ving は、まず「そして〜」「その結果〜」で読む。

分詞構文とは何か

分詞構文とは、ざっくり言えば、接続詞と主語を省略して、Ving や Vp.p. で文をつなぐ形です。

Because he was tired, he went to bed early.
彼は疲れていたので、早く寝た。
接続詞 Because と主語 he を整理すると……
Being tired, he went to bed early.
疲れていたので、彼は早く寝た。
これが分詞構文。

分詞と分詞構文は別物として考えるとラクです。
分詞は「名詞を説明する」。分詞構文は「文全体に、理由・時・条件・結果などを足す」ものです。

種類 働き
分詞 a sleeping baby baby を説明する。「眠っている赤ちゃん」
分詞構文 Being tired, he went to bed early. 文全体に理由を足す。「疲れていたので」

最初に覚えるべき結論

① Ving, S+V

文の前に Ving がある形。
入試では Because / Since の意味で読むとハマりやすい。

Knowing the fact, she said nothing.
その事実を知っていたので、彼女は何も言わなかった。

② S+V, Ving

文の後ろに , Ving がある形。
まず and V の感覚で読む。

The typhoon hit the town, destroying many houses.
台風が町を襲い、多くの家を破壊した。

注意: 分詞構文を何でも「〜しながら」と訳すと、後ろの , Ving で事故ります。 「〜しながら」は訳し方の1つであって、分詞構文の中心ではありません。

Ving, S+V は「理由」になりやすい

文の前に Ving が出る形は、主節の前に理由・時・条件・譲歩などを置く形です。 ただし受験英語では、特に 理由 として読む問題がかなり多いです。

理由になりやすい形

理由Being sick, he stayed home.
病気だったので、彼は家にいた。
Because he was sick と考えると自然。
理由Not knowing what to say, I kept silent.
何と言えばよいかわからなかったので、私は黙っていた。
Not knowing は理由になりやすい。
理由Having no money, she couldn’t buy the book.
お金がなかったので、彼女はその本を買えなかった。
Having no money は「お金がないので」。

目印: Being / Having / Knowing / Not knowing で始まる分詞構文は、まず「〜なので」で読んでみる。

ただし、時・条件・譲歩になることもある

Walking along the street, I met an old friend.
通りを歩いていると、昔の友人に会った。
When / While I was walking… の感覚。
条件Turning right, you will see the station.
右に曲がると、駅が見えます。
If / When you turn right… の感覚。
譲歩Living next door, I rarely see him.
隣に住んでいるけれど、私は彼にめったに会わない。
Though I live next door… の感覚。

入試で狙われやすいのは譲歩です。
「〜なので」と訳すと変なときは、Though / Although の可能性を疑います。

S+V, Ving はまず「and」で読む

文の後ろに , Ving が来る形は、前の文に情報を足す感じです。 ここをすぐ「〜しながら」と訳すと、不自然になることが多いです。

He opened the window, letting in some fresh air.
彼は窓を開け、新鮮な空気を入れた。
「空気を入れながら窓を開けた」より、「窓を開けて、空気を入れた」が自然。
The earthquake hit the city, destroying many buildings.
地震がその街を襲い、多くの建物を破壊した。
「破壊しながら襲った」ではなく、結果として破壊した。
The company cut costs, increasing its profits.
その会社は費用を削減し、利益を増やした。
and increased its profits と考える。

後ろの , Ving は、まずこう読む。
「そして〜した」/「その結果〜した」/「それによって〜した」

では「〜しながら」はいつ使う?

2つの動作が本当に同時進行しているときは、「〜しながら」で訳してOKです。

She walked down the street, singing a song.
彼女は歌を歌いながら通りを歩いた。
歩く+歌うが同時進行。
He sat on the sofa, watching TV.
彼はテレビを見ながらソファに座っていた。
座っている+テレビを見るが同時進行。

判断のコツ: 「and」で訳して自然なら、まず and。
「同時にやっている動作」なら、while / 〜しながら。

分詞構文の訳し方フローチャート

Ving が文の前か、後ろかを見る。
前なら「理由・時・条件・譲歩」。後ろなら「and / 結果 / 同時」を考える。
前の Ving は、まず「〜なので」で読む。
Being / Having / Knowing / Not knowing は理由になりやすい。
「〜なので」で変なら、時・条件・譲歩を疑う。
特に「〜だけれど」と訳すと自然な場合は Though の可能性が高い。
後ろの , Ving は、まず「そして〜」「その結果〜」で読む。
それで自然なら、無理に「〜しながら」にしない。
2つの動作が同時なら「〜しながら」。
walk + sing、sit + watch TV のように、同時にできる動作なら while 的に読む。

入試でよく見るパターンまとめ

まず考える訳 注意点
Being …, S+V 〜なので Being tired, he went to bed early. 理由になりやすい。
Knowing …, S+V 〜を知っていたので Knowing the truth, she was shocked. 「知りながら」より理由で読むことが多い。
Not knowing …, S+V 〜がわからなかったので Not knowing his address, I couldn’t visit him. 理由の定番。
Ving …, S+V 〜すると/〜していると Walking along the river, I saw a bird. 時・条件になることもある。
Ving …, S+V 〜だけれど Living near his school, he is often late. 譲歩は入試で狙われやすい。
S+V, Ving そして〜/その結果〜 The storm hit the town, causing damage. 「〜しながら」固定は危険。
S+V, Ving 〜しながら She walked, singing a song. 同時進行ならOK。

よくある間違い

NG:分詞構文は全部「ながら」

これで読むと、結果を表す S+V, Ving でおかしくなります。

The fire spread quickly, destroying the village.
火事は急速に広がり、村を破壊した。
「村を破壊しながら広がった」より「広がり、その結果破壊した」。

NG:Ving を進行形っぽく訳しすぎる

Ving だからといって、必ず「〜している」「〜しながら」になるわけではありません。

Knowing his weakness, she helped him.
彼の弱点を知っていたので、彼女は彼を助けた。
「知りながら」より「知っていたので」が自然。

分詞構文は「形」より「前後関係」で読む。
理由なのか、結果なのか、同時なのか。そこを見ると、訳がかなり安定します。

ミニ問題で確認しよう

まずは、分詞構文の意味を自然な日本語で確認しましょう。答えはタップで開けます。

Q1Being very busy, I couldn’t call you.

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とても忙しかったので、あなたに電話できなかった。

Being busy は理由。「忙しかったので」と読むと自然です。

Q2Not knowing what to do, she asked her teacher for advice.

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何をすればよいかわからなかったので、彼女は先生に助言を求めた。

Not knowing は理由の定番です。「わからなかったので」と読みます。

Q3The heavy rain continued for hours, causing floods in many areas.

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大雨が何時間も続き、多くの地域で洪水を引き起こした。

後ろの , causing は結果。「そして〜」「その結果〜」で読むと自然です。

Q4She sat by the window, reading a novel.

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彼女は小説を読みながら、窓のそばに座っていた。

座っていることと読むことが同時なので、「〜しながら」でOKです。

Q5Living near the station, he is often late for school.

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駅の近くに住んでいるけれど、彼はよく学校に遅刻する。

「駅の近くに住んでいるので」だと変です。ここは Though の感覚で読むと自然です。

ここからは、訳ではなく「形」を選ぶ問題です。
分詞構文では、主語との関係が大事です。主語がその動作をするなら Ving、主語がその動作をされるなら p.p. を選びます。

Q6(   ) from this building, Mt. Fuji looks beautiful.

1. Saw  2. Seeing  3. See  4. Seen

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答え:4. Seen

Mt. Fuji は「見る側」ではなく、「見られる側」です。
つまり Mt. Fuji is seen from this building の関係なので、受け身の Seen を選びます。

Seen from this building, Mt. Fuji looks beautiful.
この建物から見ると、富士山は美しく見える。

Q7(   ) along the river, I found a small cat.

1. Walked  2. Walking  3. Walk  4. Was walked

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答え:2. Walking

主語の I が「歩く」側です。
つまり I was walking along the river の関係なので、能動の Walking を選びます。

Walking along the river, I found a small cat.
川沿いを歩いていると、小さな猫を見つけた。

Q8(   ) in simple English, this book is easy to read.

1. Write  2. Wrote  3. Writing  4. Written

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答え:4. Written

this book は「書く側」ではなく、「書かれる側」です。
つまり this book is written in simple English の関係なので、受け身の Written を選びます。

Written in simple English, this book is easy to read.
やさしい英語で書かれているので、この本は読みやすい。

Q9(   ) enough time, he can finish the work.

1. Giving  2. Given  3. Give  4. Gave

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答え:2. Given

he は「時間を与える側」ではなく、「時間を与えられる側」です。
つまり if he is given enough time の関係なので、受け身の Given を選びます。

Given enough time, he can finish the work.
十分な時間を与えられれば、彼はその仕事を終えられる。

Q10(   ) a lot of damage, the typhoon moved north.

1. Caused  2. Causing  3. Cause  4. Causes

答えを見る

答え:2. Causing

the typhoon が「被害を引き起こす」側です。
つまり the typhoon caused a lot of damage の関係なので、能動の Causing を選びます。

Causing a lot of damage, the typhoon moved north.
大きな被害を引き起こしながら、その台風は北へ進んだ。

ここは「ながら」でも読めますが、感覚としては「被害を出して、そして北上した」に近いです。

最後に:分詞構文はこう読む

Ving, S+V は、まず「〜なので」で読む。
変なら「〜すると」「〜すれば」「〜だけれど」を考える。

S+V, Ving は、まず「そして〜」「その結果〜」で読む。
本当に同時進行なら「〜しながら」で読む。

分詞構文=ながら、で止まらないこと。
入試で差がつくのは、「ながら」ではなく、理由・譲歩・結果を見抜けるかどうかです。

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