AIで書いた志望理由書はバレる?総合型・推薦で提出前に確認したいこと

総合型選抜・学校推薦型選抜 / LOGIQA

その志望理由書を、
自分の言葉で説明できますか。

ChatGPTなどに手伝ってもらった志望理由書。「このまま提出していいのかな」「面接で聞かれたら、うまく答えられないかも」。その不安を、大学の利用ルール・本人の経験・面接での説明から考えます。

大学のAI利用ルール提出前の見直しZoomで経験を取材

AIで書いた志望理由書は、バレるのか

文章の印象だけでは判断できません。まず、書かれている内容を見ていきましょう。

LOGIQA主宰の中谷です。

正直なところ、志望理由書を読んでいて、「この部分、本人に直接聞いてみたいな」と思うことはよくあります。

文章はきれいなのに、その人がどんな場面で悩み、何を考えて行動したのかが見えてこない。立派な言葉が並んでいても、その言葉と経験がつながっていない。そんなときは、本人に話を聞きます。

すると、原稿には書かれていなかった工夫や、本人にとって大切だった出来事が見つかることがあります。私は、そうした経験を出発点に、志望理由を一緒に考えていきたいと思っています。

文章の特徴だけで、AIを使ったかどうかを断定することはできません。ただ、書類の内容を面接などで詳しく聞かれたとき、経験や理解とのずれが表れる可能性はあります。AIを使ったかどうかにかかわらず、提出する内容に本人が責任を持てる状態にしておくことが大切です。

最初に、大学の生成AI利用ルールを確認する

「自分で説明できる」ことと、「利用が認められている」ことは、別々に確かめます。

志望理由書で生成AIを使えるかどうかは、大学・学部・入試方式の指示によって異なります。大学公式の方針には、次のような違いがあります。

大学公式の方針例|2026年9月16日確認
大学公表されている方針出願前に気をつけたいこと
日本大学特段の指示がない限り、入学者選抜での生成AIの使用を認めない方針です。例外は募集要項等に明記するとしています。受験する学部・方式の案内を確認してください。
日本大学の公式方針 ↗
東京農工大学作成内容の責任を出願者本人が負うことを前提に、出願書類・発表媒体等での生成AI利用の有無を問わないとしています。出願者自身の考えや経験を反映した内容が必要です。試験当日にAIを自由に使えるという意味ではありません。
東京農工大学の公式方針 ↗

自分の言葉で説明できても、大学が禁止している使い方をしてよいことにはなりません。受験年度の募集要項、出願書類の注意書き、大学の生成AIに関する案内を読みましょう。判断できない場合は、どの作業にどう使うのかを具体的にして、大学の入試担当窓口に確認してください。

志望理由書で見直したい、5つの点

以下はAI使用の証拠ではありません。本人の考えが十分に伝わっているかを確かめる視点です。

  1. 文章中の言葉を、自分で説明できない

    「多角的な視点」「持続可能な社会」などの言葉を使うこと自体は問題ではありません。ただ、何を指しているのか、なぜ自分の経験に合うのかが分からないまま使うと、具体的な説明が難しくなります。

    聞いてみたいこと:その言葉を使わずに、言いたいことを説明できますか。

  2. 経験よりも、結論だけが大きくなっている

    一度参加した活動から、いきなり「社会全体の課題を解決したい」と結ぶ。その間に何を感じ、何を調べ、考えがどう変わったのかが抜けていると、志望理由が本人の歩みから離れてしまいます。

    聞いてみたいこと:その経験の、どの場面からそう考えたのですか。

  3. 自分が実際にしたことが、曖昧になっている

    「チームを成功に導いた」「地域に貢献した」と書かれていても、本人の役割や働きかけが分からない場合があります。全体の成果と自分の行動を分け、経験していないことや誇張が混ざっていないか見直します。

    聞いてみたいこと:あなた自身は、誰に、何を働きかけたのですか。

  4. 大学の学びと、自分の関心がつながっていない

    授業名やゼミ名を挙げるだけでは、そこで何を学びたいのかは伝わりません。名称・開講状況などを大学公式情報で確かめたうえで、自分が深めたいテーマとの接点を考えます。

    聞いてみたいこと:その授業を通じて、何をもっと詳しく学びたいのですか。

  5. 他の書類や、面接で話す内容とずれている

    活動期間、役割、関心を持った時期などが、活動報告書や面接での説明と食い違っていないか見ます。書類ごとに表現が違っていても構いませんが、事実や考えの経緯が伝わる必要があります。

    聞いてみたいこと:いつ、何を経験し、そこからどう考えるようになったのですか。

主宰が、あなたの経験をZoomで取材します

まだ文章にできていない経験や考えを、本人との対話から掘り下げます。

志望理由書に使える材料は、大会の成績や資格だけではありません。人と意見が合わなかった場面、続けるために工夫したこと、授業で疑問に思って調べたこと。自分では「普通のこと」と思っている経験にも、判断や関心が表れていることがあります。

LOGIQAのZoom個別授業では、元NHKディレクターの主宰・中谷が、「何をしたか」に加えて、「なぜそうしたのか」「何が変わったのか」を一つずつ伺います。最初から上手に話せる必要はありません。思い出したことを話しながら、志望理由の材料を探していきます。

たとえば「文化祭で協調性を学んだ」なら

  • あなたは、どんな役割を担当していましたか。
  • どんな意見の違いや困りごとがありましたか。
  • そこで、あなたは何を考えて動きましたか。
  • 相手の反応や結果は、どうでしたか。
  • 今振り返ると、考え方が変わった点はありますか。

質問の一例です。実際の授業では、本人の話に合わせて質問を変えていきます。

答えを聞く中で、書くべき経験が見つかることもあれば、大学についてさらに調べたい問いが生まれることもあります。思い出せない部分を作り足したり、経験を大きく見せたりせず、実際にあったことと、本人が考えていることをもとに進めます。

取材した材料を、志望理由書と面接へ

経験を話して終わりにせず、志望校で何を学びたいのかまで考えます。

  1. 志望校の設問と、今の準備状況を確かめる

    大学・学部・入試方式、出願期限、作成中の書類をもとに、求められている内容を確かめます。AIや第三者の支援に関する指示も踏まえて、指導の範囲を決めます。

  2. Zoomで経験と考えを掘り下げる

    行動の理由、迷ったこと、工夫したこと、今も残っている疑問を伺います。原稿がきれいにまとまっていなくても構いません。

  3. 大学の学びとのつながりを考え、本人が書く

    どの経験を使うか、何を詳しく説明するか、大学でどう深めたいかを考えます。本人が書いた文章に対して、伝わりにくい点や根拠が足りない点を具体的に助言します。

  4. 面接で、追加の質問にも答える練習をする

    「なぜ?」「具体的には?」と聞かれたとき、原稿の暗唱だけに頼らず説明する練習をします。授業で見つかった不足を、調べ直しや書き直しにつなげます。

上記は個別指導の進め方の例です。無料相談では、志望校・準備状況・ご希望を伺い、必要な指導と受講料をご案内します。回数や指導内容は、残り期間と課題に合わせてご相談いただけます。

提出前に、原稿を閉じて確かめてみる

流暢さだけで判断する必要はありません。時間をかけても、自分の考えを説明できるかを見ます。

  • 受験年度・学部・方式のAI利用ルールを読んだ。
  • 経験、役割、実績に、事実と違う内容や誇張がない。
  • 使った言葉の意味を、自分の表現で説明できる。
  • 「なぜそう考えたか」を、具体的な出来事とともに話せる。
  • 授業・ゼミ・制度などの大学情報を、公式資料で確かめた。
  • その大学で学びたいことが、自分の関心とつながっている。
  • 他の提出書類や面接での説明と、事実関係が一致している。

説明しにくい箇所があれば、元の経験やメモに戻ってみましょう。何が分からないのかが見つかれば、追加で調べること、書き直すこと、面接で練習することも決まってきます。

AIと志望理由書について、よくある質問

AI判定ツールで「人間が書いた」と出れば、提出して大丈夫ですか。

判定結果だけでは、提出してよいかは決まりません。AI判定ツールには誤判定があり、Turnitinも判定結果だけを学生に不利益な措置を取る根拠にしないよう説明しています。大学の利用ルールと、書いた内容の正確さ・本人の理解を確かめてください。

出典:Turnitin公式ガイド(英語)↗。個別の大学が入試でこのツールを使っていることを示すものではありません。

誤字の修正や言い換えだけなら、AIを使ってもよいですか。

一律には判断できません。文章の生成に限らず、どの範囲の利用が認められるかは大学の指示に従ってください。「添削だけだから大丈夫」と自己判断せず、分からない場合は使い方を具体的にして入試担当窓口へ確認しましょう。

すでにAIを使って書いてしまいました。相談できますか。

はい。志望校と、どの段階でどのようにAIを使ったかをお知らせください。大学の指示を踏まえ、本人の経験やメモから考え直す必要があるか、今後どのように準備するかをご相談いただけます。受講によって、その原稿が提出可能になることを保証するものではありません。

書けるような特別な経験がなくても、Zoomで相談できますか。

はい。部活動、授業、学校行事、日常で気になって調べたことなどから伺えます。経験の大きさだけで決めず、何に関心を持ち、どう考えて行動したのかを掘り下げます。志望理由を深めるために、これから必要な調査や準備を一緒に考えることもあります。

志望理由書を提出した後でも、面接対策を受けられますか。

はい。提出した内容を本人がどう理解しているか、追加の質問にどう説明するかを練習できます。書類に事実と異なる記載などが見つかった場合は、それを前提に答えを作らず、大学への確認・訂正の必要性から考えます。

保護者も無料相談に参加できますか。

はい。ぜひ保護者の方もご一緒にご参加ください。志望校や現在の準備状況、ご希望を伺い、必要な指導内容と受講料をご案内します。相談した時点で、有料受講が決まるわけではありません。

あなた自身の経験から、
志望理由を考え直してみませんか。

「文章にはなったけれど、しっくりこない」「面接で詳しく聞かれると不安」「何を材料に書けばよいか分からない」。今困っていることを、そのままお聞かせください。主宰の中谷が、志望校に合わせた準備を一緒に考えます。

志望大学・学部・入試方式、出願・試験の時期、現在お困りのことをお知らせください。
経験を掘り下げる取材・添削・面接練習は、ご希望に応じて個別指導で行います。

参考にした公式情報

情報確認日:2026年9月16日。出願時には、受験する年度・学部・方式の最新募集要項と公式案内を必ずご確認ください。本文中の質問は指導内容を説明するための例であり、特定の大学の実際の面接質問ではありません。