史記「韓信」定期テスト対策|国士無双・背水之陣・胯下之辱・狡兎死良狗亨

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史記「韓信」定期テスト対策|国士無双・俛出袴下・狡兎死良狗亨

『史記』の韓信は、若いころの屈辱から、劉邦に認められた名将としての活躍、そして功臣としての悲劇まで、定期テストで問われやすい場面が多い人物です。人物関係・あらすじ・故事成語・句形ポイントをスマホで確認できます。

韓信 俛出袴下 国士無双 背水之陣 狡兎死良狗亨 1問ごとに解説

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テスト範囲に合わせて、下のタブから確認してください。最初は、人物関係・あらすじ・故事成語・句形の基本問題から進められます。

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このページで確認する「韓信」のポイント

韓信は、若いころは軽んじられながらも、のちに劉邦のもとで大将として才能を発揮する人物です。テストでは、単に「背水の陣の人」と覚えるだけでなく、屈辱に耐える若いころ、才能を見抜かれる場面、名将としての作戦、功臣としての悲劇を流れで整理することが大切です。

俛出袴下・胯下之辱 若いころの韓信が、無用な争いを避けるため、人の股の下をくぐって辱めを受ける場面です。臆病ではなく、大きな目的のために耐えた人物像として見ます。
国士無双 蕭何が韓信の才能を高く評価する場面と関係します。「国に二人といないほどのすぐれた人物」という意味で押さえましょう。
背水之陣 韓信が趙との戦いで、水を背にして陣を取り、兵士を必死に戦わせた作戦です。兵士の心理と敵の油断を読んだ点が重要です。
狡兎死良狗亨・功臣の悲劇 手柄を立てた者も、役目が終わるとかえって危うくなる、という流れで理解します。「亨」は「烹」と表記されることもあります。
表記注意
「俛出袴下」は、教材によって「俛出胯下」「胯下之辱」などの形で扱われることがあります。また「狡兎死、良狗亨」は「狡兎死して走狗烹らる」「良狗烹らる」などの表記も見られます。定期テストでは、学校の本文・プリントの表記を優先しましょう。

人物関係を整理しよう

韓信の話は、時期によって関わる人物が変わります。まずは「若いころ」「劉邦に仕えるころ」「功臣として危うくなるころ」に分けると読みやすくなります。

韓信 漢の名将。若いころは軽んじられるが、のちに劉邦のもとで大将として活躍する。背水之陣で知られる。
劉邦 漢の高祖。韓信を用いる側の人物。韓信の才能を活かし、楚漢戦争で項羽と争う。
蕭何 韓信の才能を見抜き、劉邦に強く推薦する人物。「国士無双」と評価する場面と関係する。
項羽 劉邦と天下を争った楚の英雄。韓信は劉邦側の名将として、項羽との戦いの流れに関わる。
趙軍 背水之陣で韓信と戦う相手。韓信が水を背に陣を取ったのを見て、兵法を知らないと油断する。
呂后 劉邦の妻。韓信の最期に関わる人物として扱われることがある。
テストでの見方
韓信は、場面ごとに人物評価が変わります。若いころは「屈辱に耐える人物」、蕭何からは「国士無双」と評価される人物、戦場では「兵士と敵の心理を読む名将」、晩年は「功臣として警戒される人物」として整理しましょう。

あらすじ|韓信の一生を4段階で整理

韓信の話は長く見えますが、定期テストでは大きく4段階で整理すると覚えやすいです。

  1. 若いころ、屈辱に耐える
    韓信は若いころ、軽んじられます。相手を斬るか、股の下をくぐるか迫られたとき、無用な争いを避けて股の下をくぐります。
  2. 蕭何に才能を見抜かれる
    韓信はすぐには重く用いられませんが、蕭何がその才能を高く評価し、劉邦に推薦します。「国士無双」と関係する場面です。
  3. 名将として活躍する
    韓信は劉邦のもとで大将となり、兵士の心理を読んだ作戦で勝利を重ねます。背水之陣はその代表的な場面です。
  4. 功臣として警戒される
    大きな功績を立てた韓信は、天下が定まった後、かえって危険視されるようになります。「狡兎死良狗亨」と結びつけて理解します。
記述問題で書きたいこと
韓信は、若いころの屈辱に耐えた人物であり、のちに才能を認められて大将となり、背水之陣などで活躍します。一方で、大きな功績を立てたことが、天下統一後には警戒される理由にもなります。成功と悲劇の両方を持つ人物として整理しましょう。

名場面1|俛出袴下・胯下之辱

若いころの韓信が、人から辱められる場面です。ここは「韓信が臆病だった」とだけ読むと浅くなります。将来の大きな目的のために、無用な争いを避けたと見るのがポイントです。

俛出袴下。
俛(ふ)して袴下(こか)を出づ。
身をかがめて、股の下をくぐった。
俛(ふ) 身をかがめること。「俛して袴下を出づ」は、身をかがめて股の下をくぐる場面。
袴下・胯下(こか) 股の下。教材によって「袴下」「胯下」と表記が異なることがある。
場面 韓信が人に辱められ、相手を斬るか、股の下をくぐるか迫られる場面。
読み取り 韓信は無用な争いを避け、将来のために屈辱に耐えたと考える。
テストで狙われやすいところ
「股をくぐった=ただ臆病」ではなく、韓信がその場の感情で相手を斬らず、大きな目的のために耐えた点を説明できるようにしましょう。

名場面2|国士無双

韓信の才能を高く評価する表現が「国士無双」です。蕭何が韓信を重く用いるべきだと劉邦に進言する場面と結びつけて確認します。

至如信者、国士無双。
信のごとき者に至りては、国士無双なり。
韓信のような者に至っては、国に二人といないほどのすぐれた人物である。
韓信のこと。
国士 国の中で特にすぐれた人物。
無双 二つとないこと。比べるものがないほどすぐれていること。
場面 蕭何が韓信の才能を見抜き、劉邦に強く推薦する場面。
記述問題で書きたいこと
蕭何は、韓信を単なる一人の将ではなく、国に二人といないほどの才能を持つ人物として評価しました。「国士無双」は、韓信の才能がまだ十分に用いられていない段階で、その価値を見抜く表現として押さえましょう。

名場面3|背水之陣

背水之陣は、韓信の名将ぶりを示す代表的な場面です。既存の故事成語ページでも扱っていますが、この韓信ページでは、韓信の人物像と結びつけて確認します。

出背水陳。
出でて水を背にして陳す。
出て、川を背にして陣を取った。
背水 水を背にすること。退却しにくい状況を作る。
陳・陣 軍の配置・構え。本文では「陳」と表記されることがあるが、故事成語としては「背水之陣」と覚えることが多い。
韓信の狙い 兵士を逃げられない状況に置き、必死に戦わせること。
趙軍の反応 水を背にした陣を見て、韓信は兵法を知らないと油断する。
覚え方
背水之陣は、単なる「後がないから頑張る」話ではありません。韓信が、味方の兵士の心理と敵の油断の両方を読んだ作戦として理解しましょう。

名場面4|狡兎死良狗亨・功臣の悲劇

韓信は大きな功績を立てましたが、天下が定まった後には、その力の大きさゆえに警戒されるようになります。「狡兎死、良狗亨」は、役目が終わった功臣が危うくなることを表す表現として確認しましょう。

狡兎死、良狗亨。
狡兎死して、良狗亨(に)らる。
すばしこい兎が死ぬと、よい猟犬は煮られてしまう。
狡兎 すばしこい兎。ここでは、倒すべき敵にたとえられる。
良狗 よい猟犬。敵を倒すために役立った功臣にたとえられる。
亨・烹(にらる) 煮られること。教材によって「亨」「烹」の表記がある。ここでは、よい猟犬が役目を終えたあとに煮られてしまう、という意味で読む。
意味 必要な役目が終わると、功績のある人物もかえって邪魔にされること。
テストでの注意
「良狗亨(に)らる」は、本文に「見」「被」のような受身を表す字がなくても、文脈上「よい猟犬が煮られる」と受け身に訳します。漢文では、語順や文脈から、日本語では受け身に訳した方が自然になる場合があります。
表記注意
一般には「狡兎死して走狗烹らる」「狡兎死、良狗烹らる」の形もよく見られます。このページでは、学校教材で見かける形に対応できるよう「狡兎死良狗亨」を中心にしつつ、「烹」表記にも触れています。

テスト前に見る要点まとめ

韓信は、場面ごとの意味をつなげて見ると、記述問題に対応しやすくなります。

俛出袴下|韓信はなぜ屈辱に耐えたのか

若いころの韓信は、人に辱められても、その場の感情で相手を斬ることを選びませんでした。股の下をくぐるという屈辱に耐えたのは、無用な争いで身を滅ぼすより、将来の大きな目的を優先したからだと考えられます。

記述の型
韓信は、その場の怒りにまかせて相手を斬るのではなく、将来のために無用な争いを避け、屈辱に耐えた。
国士無双|蕭何は韓信をどう評価したのか

蕭何は、韓信を「国士無双」、つまり国に二人といないほどのすぐれた人物として評価しました。ここでは、まだ十分に用いられていない韓信の才能を、蕭何が見抜いた点が重要です。

記述の型
蕭何は、韓信を国に二人といないほどの才能を持つ人物と評価し、劉邦に重く用いるよう勧めた。
背水之陣|韓信の作戦はなぜ成功したのか

韓信は、水を背にして陣を取ることで、兵士を退けない状況に置きました。兵士は逃げ場がないため必死に戦い、趙軍は韓信が兵法を知らないと見て油断します。韓信は味方と敵の心理を読んでいたのです。

記述の型
韓信は、兵士を逃げられない状況に置いて必死に戦わせ、同時に敵の油断を誘ったため、背水之陣を成功させた。
狡兎死良狗亨|なぜ功臣は危うくなるのか

敵を倒すまでは、すぐれた将は必要とされます。しかし天下が定まると、大きな力を持つ功臣は、かえって君主に警戒されることがあります。「狡兎死良狗亨」は、韓信のような功臣の悲劇と結びつけて理解しましょう。

記述の型
敵を倒すために必要だった功臣も、天下が定まるとその力を警戒され、かえって危険な立場に置かれることを表している。
訳し方の注意
「良狗亨(に)らる」は、文脈上「よい猟犬が煮られる」と受け身に訳します。「亨」「烹」の表記だけでなく、なぜ受け身の訳になるのかも確認しておきましょう。

韓信で問われやすい句形・表現

定期テストでは、故事成語の意味だけでなく、本文中の漢字の意味・読み・書き下し・現代語訳・人物の行動理由が問われます。次の表現は特に確認しておきましょう。

俛(ふ) 身をかがめること。
例:俛して袴下を出づ。=身をかがめて股の下をくぐる。
袴下・胯下(こか) 股の下。教材によって「袴下」「胯下」と表記が異なることがある。
以A為B 「AをBとする」「AをBと思う」。人物評価や判断を表す場面で出やすい。
例:以信為大将。=信をもって大将となす。
使A〜 「Aをして〜しむ」と読み、「Aに〜させる」と訳す。
例:使万人先行、出背水陳。=万人をして先行せしめ、出でて水を背にして陳せしむ。
背水陳・背水之陣 水を背にして陣を取ること。退路を断ち、兵士を必死に戦わせる作戦。
無双 二つとないこと。国士無双は、国に二人といないほどすぐれた人物という意味。
亨・烹(にらる) 煮られること。狡兎死良狗亨では、功臣が用済みになる悲劇を表す。文脈上、日本語では受け身に訳す。
覚え方
韓信は、屈辱に耐える若者 → 国士無双と評価される才能 → 背水之陣の名将 → 功臣として警戒される人物の順に整理すると、本文読解・現代語訳・記述問題に対応しやすくなります。

単元ごとのチェックポイント

テスト直前は、次のポイントだけでも確認しておきましょう。

人物関係 韓信、劉邦、蕭何、趙軍、項羽、呂后の関係を確認。特に蕭何が韓信を評価する場面が重要。
俛出袴下 韓信が股の下をくぐる屈辱に耐えた場面。俛(ふ)、袴下・胯下(こか)の読みも確認。
国士無双 蕭何が韓信の才能を高く評価する表現。国に二人といないほどの人物という意味。
背水之陣 水を背にして陣を取り、兵士を必死に戦わせる作戦。味方の心理と敵の油断を読む。
狡兎死良狗亨 敵を倒す役目が終わると、功臣が危うくなること。亨・烹(にらる)は、文脈上受け身に訳す点も確認。
句形・表現 俛、袴下・胯下、以A為B、使A〜、無双、亨・烹などの読み方・訳し方を確認。

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