「人を助けたい」から医師の仕事へ進む
医師を目指した経験、患者・家族・地域のどの課題に関心を持ったか、 医師としてどのような判断と責任を担いたいかまで具体化します。
2027年度|推薦・一般・共通テスト・学士入学
2027年度の北里大学医学部は、学校推薦型選抜(系列校・指定校)38人、 一般選抜60人、共通テスト利用選抜の前期・後期各5人、学士入学者選抜若干名を募集します。 一般・共通テスト利用は、第1次の学力判定だけでなく、第2次で90分の論文と面接を実施します。 地域枠指定校・地域枠一般は実施未定で、相模原市修学資金枠は一般選抜に含まれます。 大学公式の2027年度入試ガイド、アドミッション・ポリシー、2025年度一般選抜の出題意図を基準に、 方式ごとの科目・論文・面接・地域枠・学士入学対策を解説します。
北里大学医学部の志望理由書・小論文・面接対策はこちら| 方式 | 募集人員 | 第1次・主な選考 | 第2次・人物評価 | 実施状況 |
|---|---|---|---|---|
| 学校推薦型 系列校・指定校 |
38人 | 対象校へ案内される募集要項で確認 | 面接票等を含む詳細は高校配布要項を優先 | 専願 |
| 学校推薦型 地域枠指定校 |
実施未定 | 実施する場合は対象校へ通知 | 地域医療への意思・義務の理解が必要 | 2027未定 |
| 一般選抜 | 60人 相模原市修学資金枠を含む |
数学150・理科2科目200・英語150 | 論文100・面接100 | 実施 |
| 共通テスト利用 前期 |
5人 | 数学150・理科2科目200・英語150 | 論文100・面接100 | 2027新設 |
| 共通テスト利用 後期 |
5人 | 数学150・理科2科目200・英語150 | 論文100・面接100 | 実施 |
| 地域枠一般選抜 | 実施未定 | 地域枠指定校で定員を充足しない場合に実施することがある | 地域枠の追加面接等を確認 | 2027未定 |
| 学士入学者選抜 | 若干名 | 基礎学力検査100・論文100 | 面接120 | 1年次後期入学 |
| 総合型・公募制推薦 | 2027年度の医学部では実施しません | |||
2027年度の募集人員は38人です。対象校、評定基準、出願資格、選考内容、推薦人数などの詳細は、 対象高校へ案内される募集要項で確認する必要があります。 2027年度の公開日程では、試験日は2026年11月15日です。
北里大学医学部は、医学・医療への深い関心、自己研鑽を続ける意欲、 品行、豊かな情操、医学を学ぶための学業成績を重視しています。 評定の数値だけではなく、学習を継続した方法や、人との関わり方まで説明できるようにします。
医師を目指した経験、患者・家族・地域のどの課題に関心を持ったか、 医師としてどのような判断と責任を担いたいかまで具体化します。
北里大学医学部の4つの基本理念から、自分の医師像に必要な学びを選びます。 理念名を並べるのではなく、入学後の教育と将来の行動へつなげましょう。
学業、課外活動、協調性、責任感、医学への関心について、 推薦書に書かれた評価を自分の具体的な経験として説明できるようにします。
苦手科目をどう改善したか、長期間の学習をどう続けたか、 結果が出ないときに何を変えたかを言葉にします。
2027年度の地域枠指定校・地域枠一般選抜は、現時点で実施未定です。 実施する場合、地域枠指定校は対象校へ通知され、指定校で定員を充足しなかった地域について 地域枠一般選抜を実施することがあります。
| 制度 | 掲載人数 | 主な特徴 | 2027年度選抜 |
|---|---|---|---|
| 山梨県 | 2人 | 2027年度から出身地・高校所在地の制限なし。県内勤務義務あり | 実施未定 |
| 茨城県 | 4人 | 県内高校卒業等の出願条件。医師不足地域を含む勤務義務あり | 実施未定 |
| 神奈川県 | 5人 | 県内居住歴・県内高校卒業等の条件。指定診療科・医療機関で勤務 | 実施未定 |
| 埼玉県 | 2人 | 出身地制限なし。特定地域・診療科等での勤務義務あり | 実施未定 |
| 新潟県 | 3人 | 出身地制限なし。連携市町村を含む県内勤務・地域実習等の条件 | 実施未定 |
一般選抜の募集人員60人に含まれる枠で、医学部公式ページでは2人と案内されています。 出願時に「相模原市修学資金枠」を選択し、相模原市へも別途書類を提出します。 第2次では通常の面接に加え、医学部教員と相模原市職員による面接が行われます。
| 科目 | 時間 | 配点 | 2027年度の範囲 |
|---|---|---|---|
| 数学 | 80分 | 150点 | 数学Ⅰ(データの分析を除く)・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列)・C(数学的な表現の工夫を除く) |
| 理科 | 100分 | 200点 | 物理・化学・生物から出願時に2科目選択。物理は原子を除く |
| 英語 | 70分 | 150点 | 英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ、論理・表現Ⅰ〜Ⅲ |
| 選考 | 時間 | 配点 | 大学公式の評価内容 |
|---|---|---|---|
| 論文 | 90分 | 100点 | 論理的思考、記述、表現、考察、理解。1つのテーマについて論述 |
| 面接 | 10分 | 100点 | 医師としての人物、意欲、適性。グループ・個人または複合方式 |
一般選抜の最終判定は、第1次試験、論文、面接、調査書等を合わせた総合評価です。 大学公式Q&Aでは、科目ごとの基準点は設けず、理科の選択科目による有利・不利もないと案内しています。
一般選抜合格者の中から、第1種・第2種の特待生が若干名選考されます。 第1種は6年間の学費全額、第2種は6年間で学費の半額相当が免除されます。
2027年度から前期が新設され、前期・後期とも5人を募集します。 第1次は共通テスト500点、第2次は一般選抜と同じ90分論文・面接各100点です。
| 教科 | 使用科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 数学 | 数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B・C | 150点(素点×0.75) |
| 理科 | 物理・化学・生物から2科目 | 200点(素点) |
| 英語 | リーディング・リスニング | 150点(素点×0.75) |
第1次合格発表は2月8日。第2次は2月13日・14日・15日から1日を選択し、 一般選抜との併願時は同一日を登録します。
第1次合格発表は3月1日、第2次は3月6日です。 共通テスト後も、医療テーマの読解と面接準備を止めないことが重要です。
LOGIQA’S INSIGHT
2025年度の大学公式出題意図では、数学は論証と複合単元、理科は実験・グラフ・現象の統合、 英語は医学・自然科学を含む文章の論理的読解を重視しています。 難問の暗記より、標準知識を条件に合わせて運用する力が科目共通の軸です。
2025年度の出題内容は、2027年度に同じ単元・構成が出ることを示すものではありません。 ただし、北里大学医学部が各科目で何を評価するかを知り、過去問の復習方法を決める材料になります。
| 大問 | 2025年度に示された内容 | 対策の中心 |
|---|---|---|
| Ⅰ | 整数、定積分、ベクトル、条件付き確率、確率漸化式、数列の極限 | 小問を速く処理し、融合問題の条件を分ける |
| Ⅱ | 微分・積分、回転体の体積 | 式の設定、積分区間、図形の位置関係を記述する |
| Ⅲ | 図形と方程式、軌跡、二次曲線・楕円 | 文字の置き方と条件除外を最後まで確認する |
何を文字で置くか、どの条件を式にするか、なぜその公式を使うか、 場合分けと条件確認までを、答案として再現します。
確率と数列を別単元として覚えず、次の段階で状態がどう変わるかを図や表にして、 漸化式と極限へつなげます。
練習では、小問集合25〜30分、大問Ⅱ・Ⅲを各20〜25分、見直し約5分から始め、 自分の得点状況に合わせて調整します。
知識不足、方針が立たない、計算ミス、条件の読み落とし、時間不足に分け、 次の演習で直す内容を決めます。
| 大問 | 2025年度に示された形式 | 対策 |
|---|---|---|
| Ⅰ | エボラウイルス発見を扱う長文、空所補充、同意表現、内容説明・真偽 | 段落の主張・具体例・因果を取る |
| Ⅱ | 文法・語彙・熟語・構文の空所補充 | 標準語彙と語法を反復する |
| Ⅲ | 中文の文脈に合う語句選択 | 接続語と前後関係を読む |
| Ⅳ | 社会・環境問題等を扱う会話問題 | 発言者の主張と適切な応答を確認する |
| Ⅴ | 日本語を手掛かりにした語句整序 | 主語・動詞・修飾関係から組み立てる |
| 大問 | 2025年度に示された内容 |
|---|---|
| Ⅰ | 化学全般の基礎概念 |
| Ⅱ | ナトリウム化合物、結晶構造、濃度、電気分解 |
| Ⅲ | 水溶液中の化学平衡、平衡定数、pH、溶解度 |
| Ⅳ | 沈殿滴定、溶解度積、濃度計算、実験操作 |
| Ⅴ | 芳香族有機化合物、反応、性質、分析 |
物質量、酸・塩基、酸化還元、電池・電気分解、平衡、pH、溶解度積、 滴定を計算まで完成させます。
器具の選択、洗浄、終点、誤差について、 操作を変えた場合に測定値がどう動くかまで確認します。
色、沈殿、反応式を単独で覚えず、結晶、溶液、電気化学の計算と組み合わせます。
原料、試薬、条件、生成物、確認反応、分離方法を一つの経路にし、 芳香族化合物の構造と性質を説明します。
| 大問 | 2025年度に示された内容 |
|---|---|
| Ⅰ | 血液凝固、ホルモン、血友病、薬理的効果、複数グラフ |
| Ⅱ | 植物の胚発生、植物ホルモン、自家和合性、実験考察 |
| Ⅲ | バイオーム、気候と植生、物質量の計算 |
血液や薬理だけに絞らず、代謝、遺伝子、発生、動物生理、植物生理、生態、進化を広く学びます。 物質量、割合、遺伝、個体群などの計算も残さないようにしましょう。
| 大問 | 2025年度に示された内容 |
|---|---|
| Ⅰ | 力学・電磁気・熱・波の基礎事項 |
| Ⅱ | 等加速度運動、ばねの単振動、2物体の相対運動、ばねのエネルギー |
| Ⅲ | 電場・磁場中の荷電粒子、力と加速度、運動状態の変化 |
単純に分けると1科目50分ですが、得意科目45分・計算量の多い科目55分など、 本人に合う配分を過去問で固定します。
2027年度入試ガイドは、論理的思考、記述、表現、考察、理解を評価し、 1つのテーマについて論述するとしています。 2025年度の出題意図では、約2,500字の文章を読んで複数の設問へ答える形式が示されました。
本文の言葉を抜き出すだけでなく、具体例と中心主張を分け、 文章全体を表すタイトルを付けます。
筆者の立場を正確に示した後で、自分の考察へ進みます。 本文にない医学知識で読解問題へ答えないようにします。
医学的に正しい対応だけでなく、不安、生活、本人の価値観、家族の負担、 説明と同意、医療者間の連携まで検討します。
要約に時間を使い切らず、読解と意見論述へ必要な時間を残します。 本番形式で、読む・構成・書く・見直す時間を固定しましょう。
次は、2025年度の評価意図と北里大学医学部の理念に沿った練習用問題です。
一般・共通テスト利用の面接は10分・100点です。 大学公式は、将来医師となる受験生の人物、意欲、適性を評価し、 グループ面接、個人面接、または両方を複合した方式で行うとしています。 医学部志願者面接票等の提出書類は、面接時の資料として使われます。
北里大学医学部の4つの基本理念と教育を、自分の医師像へつなげます。
早期体験学習や体験当直を通して、医師・他職種・患者の立場を学び、 医学生としての責任を早い段階から考えます。
臨床上の課題をそのまま受け入れず、研究を通じて原因や改善方法を探る姿勢へつなげます。
オール北里チーム医療演習や診療参加型臨床実習を通じ、 他職種の役割を尊重して協働する力を身につけます。
予防医学、地域医療、最長15週間の海外選択実習などから、 自分が深めたい学びを選び、将来の行動へつなげます。
次は大学が公表した過去質問ではなく、公式の評価項目と教育内容から準備する質問です。
4年制以上の大学を卒業して学士を取得した者・取得見込みの者、 または大学院の修士・博士課程を修了した者・修了見込みの者が対象です。 医学以外の専門分野を修めた幅広い視野を持つ医師の育成を目的とし、 1年次後期へ2027年9月1日付で入学します。
| 段階 | 選考 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 第1次 | 基礎学力検査 | 100分 | 100点 |
| 第1次 | 論文 | 80分 | 100点 |
| 第2次 | 面接 | 20分 | 120点 |
基礎学力検査では、医学部での修学に必要な数学、化学、生物、英語を100分で評価します。 論文は80分で、1つのテーマについて論述し、 論理的思考、記述、表現、考察、理解を示します。
2027年度要項では、志望動機に加え、志願者本人が誇れること等をまとめた面接票を提出します。 目立つ実績だけでなく、以前の専門・職務で身につけた考え方や行動を、 医師としてどう生かすかまで示しましょう。
大学公式のアドミッション・ポリシーと、一般・推薦・学士入学の評価内容を、 入試対策上の6つの力へまとめます。
医学を学ぶために、知識を計算・実験・資料読解へ使い、複数の条件を統合する力です。
第1次の論証・考察だけでなく、90分論文と面接で結論・理由・具体例を明確に示します。
医学・医療の疑問を持ち、必要な情報を調べ、自分の不足を振り返って学び続ける姿勢です。
患者を疾患だけで捉えず、不安、価値観、生活、家族との関係を考えて判断する力です。
社会常識と良識に基づき、異なる立場を理解し、良好な関係を築きながら協働します。
医療、研究、予防医学を通して、地域社会や国際社会の課題へ貢献する意思を具体化します。
| 方式 | 出願期間 | 第1次・試験日 | 第2次 | 合格発表・手続 |
|---|---|---|---|---|
| 系列校・指定校推薦 | 対象校の要項で確認 | 2026年11月15日 | 対象校の要項で確認 | 対象校の要項で確認 |
| 一般選抜 | 2026年12月24日〜2027年1月19日 | 2027年2月2日 発表:2月8日 |
2月13日・14日・15日から1日 | 発表:2月17日 手続:2月24日 |
| 共通テスト利用前期 | 2026年12月24日〜2027年1月15日 | 共通テスト 発表:2月8日 |
2月13日・14日・15日から1日 | 発表:2月17日 手続:2月24日 |
| 共通テスト利用後期 | 2026年12月24日〜2027年1月15日 | 共通テスト 発表:3月1日 |
3月6日 | 発表:3月10日 手続:3月17日 |
| 学士入学 | 2026年11月2日〜11月5日 | 11月15日 発表:12月1日 |
12月6日 | 発表:12月9日 手続:12月16日 |
2027年度は実施しません。公募制推薦もなく、系列校・指定校推薦、一般、共通テスト利用、学士入学が中心です。
できません。第1次合格者には、一般選抜と同じ90分の論文と面接を課します。
2027年度に新設されます。募集人員は5人です。
物理・化学・生物から2科目を出願時に選択し、100分・200点で受験します。物理は原子が範囲外です。
2027年度要項は1テーマの論述としています。2025年度は約2,500字の長文を読み、要約・タイトル・読解・医師志望者としての考察を問いました。
大学公式は、グループ面接、個人面接、または両方を複合した方式としています。具体的な実施形態は当年度の案内に従ってください。
一般公開されていません。対象校へ案内される募集要項で確認する必要があります。
地域枠指定校・地域枠一般選抜は現時点で実施未定です。実施する場合は大学・対象校から公表されます。相模原市修学資金枠は一般選抜内にあります。
1年次後期へ2027年9月1日付で入学します。一般的な2年次編入とは異なります。
大学公式Q&Aでは、科目ごとの基準点は設けず、総合評価で判定すると案内しています。
大学公式Q&Aでは、選択科目による有利・不利はないとしています。得意科目と100分での安定性を基準に2科目を選びましょう。
2025年度は数学が記述式、英語・物理・化学・生物がマークシート方式でした。2027年度の解答形式は、正式要項と受験上の注意で確認してください。
使われません。2027年度要項では、第2次の判定に第1次試験の結果を加味せず、20分・120点の面接で判定すると示されています。
北里大学医学部は、一般・共通テスト利用とも、第2次の論文と面接を各100点で評価します。 LOGIQAでは、医学部志願者面接票、医師志望理由、患者・家族の立場を問う論文、 面接での深掘りを同じ人物像へつなげ、合格水準までブラッシュアップします。