文学部 哲学科
出願時に哲学・思想史系または美術史系を選択します。募集人員は各系約3名、合計約6名です。
- 専門知識:60分
- 英文読解:60分
- 面接:約10分
- 辞書の持ち込み不可
- 専門英文を60分で正確に読む
学習院大学の2027年度AO入試は、文学部哲学科、国際社会科学部、国際文化交流学部英語コミュニケーション学科の3系統です。哲学科AOは2027年度から新設され、哲学・思想史系または美術史系を選んで、専門知識、専門英文の読解、面接に臨みます。
国際社会科学部は20名を募集し、20〜25行の志望理由書と大学4年間の計画表による書類選考後、国際社会に関する英語長文の筆記試験90分と、英語・日本語による10〜15分の口頭試問を行います。英語コミュニケーション学科は、日本語1,200字程度の志望理由書を提出し、英語・日本語による小論文60分と口頭試問に臨みます。2027年度の3系統すべてで募集要項と出願書類が公開されています。
LOGIQA’S INSIGHT
学習院大学のAO入試は、華やかな活動歴だけで合否が決まる入試ではありません。哲学科では専門分野の基礎知識と専門英文の正確な読解、国際社会科学部では英文資料から国際社会の論点を捉える力、英語コミュニケーション学科では文化・社会への関心を日本語と英語で考え、表現する力が求められます。
共通するのは、難しい文章を正確に読み、事実・筆者の主張・自分の考えを分け、根拠を示して説明する力です。対策では、志望理由書だけを先に完成させるのではなく、志望分野の読書・英文読解・社会課題の分析・口頭説明を並行して進めましょう。
具体的には、教育・経済・国際社会・文化などを扱う500〜800語程度の英文を読み、筆者の主張、理由、具体例、反対意見、統計や図表と関係する箇所に線を引きます。そのうえで、内容を一言で説明し、自分の意見と根拠を簡潔に口頭で述べる練習が有効です。
同じAOでも、3系統で書類と当日試験がまったく違います
哲学科は1,200字程度の志望理由書、哲学・思想史系または美術史系の専門知識60分、辞書持込不可の専門英文読解60分、約10分の面接まで。国際社会科学部は20〜25行の志望理由書と4年間の計画表、国際社会に関する英語長文の筆記、英語・日本語による口頭試問まで。英語コミュニケーション学科は1,200字程度の志望理由書と、英語・日本語による60分小論文・口頭試問を志望系統に合わせて対策します。
THREE ROUTES
同じAO入試でも、哲学科は専門分野、国際社会科学部は英語と社会科学、英語コミュニケーション学科は英語と国際的な文化・社会への関心を中心に評価します。
出願時に哲学・思想史系または美術史系を選択します。募集人員は各系約3名、合計約6名です。
募集人員は20名です。英語資格、20〜25行の志望理由書、大学4年間の計画表による書類選考後、合格者が英語筆記と英語・日本語による口頭試問へ進みます。
募集人員は若干名です。日本語1,200字程度の志望理由書と所定の英語資格を提出し、戸山キャンパスで英語・日本語による小論文60分と、個人または集団の口頭試問を受けます。
AO OR RECOMMENDATION
学習院大学では、AO入試のほかに学校推薦型選抜(公募制)があります。対象学部・学科と出願条件が異なるため、混同しないようにします。
| 区分 | 主な対象 | 出願・選考上の特徴 |
|---|---|---|
| AO入試 | 文学部哲学科、国際社会科学部、国際文化交流学部英語コミュニケーション学科 | 他大学との併願が可能。志望分野の知識・英文読解・小論文・筆記・口頭試問など、学部固有の方法で評価します。 |
| 学校推薦型選抜(公募制) | 文学部の複数学科、国際文化交流学部日本文化学科・国際コミュニケーション学科、理学部、法学部政治学科、経済学部、国際社会科学部など | 高等学校長等の推薦が必要で、学科別に評定、履修、資格等の出願条件が設定されます。AOとは別の募集要項で確認します。 |
※このページでは、学習院大学公式が「AO入試」として案内している3系統を中心に扱います。
PHILOSOPHY
2027年度から新設されます。一般的な志望理由や活動報告だけでなく、選択した分野について大学の授業へ進める知識・読解力・表現力を評価します。
哲学者や思想家の考えを、用語だけでなく問題意識・主張・論証の流れから理解します。時代や社会背景、別の思想との違いも説明できるようにします。
作品名・作者名の暗記だけでなく、作品の形式、表現技法、制作された時代・地域、鑑賞者との関係を考えます。見た印象と、作品から確認できる事実を分けます。
2027年度募集要項では、選択した系に関する専門用語や事実の知識だけでなく、それらを理解し表現する力も評価するとされています。単語カードだけではなく、用語を文章の中で説明する練習が必要です。
専門分野に関する既存の英語文献の一部が出題されます。60分で、英文の正確な読解、専門内容の理解、表現力を確認します。2027年度要項では辞書の持ち込みは認められていません。
選択した系に関連する内容について質問されます。なぜその分野を選んだかだけでなく、これまで読んだ本、関心を持った思想・作品、理解が難しかった点、大学で確かめたい問いまで話せるようにします。
INTERNATIONAL SOCIAL SCIENCES
英語資格だけでなく、英文を読み、国際社会の問題を法学・経済学・経営学・地域研究・社会学などの視点から考える力が必要です。
英語資格証明に加え、履修したい教員の社会科学科目を具体的に挙げ、大学での学びをキャリアへどうつなげるかを20〜25行で記述します。4年間の計画表には、力を入れたい分野・科目と海外研修の時期・国や地域・学校名などを図や文章で示します。
筆記は英語で出題され、英語または日本語で解答します。英語の読解力、英語・日本語の論理的思考力、国際社会に関する知識を確認します。口頭試問では英語でのコミュニケーションに加え、国際社会の課題を日本語で説明します。
文章のテーマ、筆者の主張、根拠、具体例、対立する立場を分けます。そのうえで、資料から言えることと自分の意見を区別し、英語または日本語で論理的に答えます。
2027年度要項では、英語によるコミュニケーション能力、自己紹介や将来像をもとにした適性、国際社会の課題に関する知識や関心を確認します。短い英語面接だけでなく、社会課題への考えを日本語で深める準備も必要です。
国際社会科学部では、法学、経済学、経営学、地域研究、社会学を学び、3年次には英語で行われる授業にも取り組みます。「英語が得意だから」だけでなく、どの社会問題を、どの社会科学の視点で分析したいかを明確にします。
INTERCULTURAL STUDIES
国際文化交流学部は2026年4月開設。学部全体の一般選抜・学校推薦型選抜(公募制)・AOの過去問分析や勉強法は、専用ページへ分けました。ここでは学習院大学AOの比較に必要な要点だけを示します。
募集人員は若干名です。所定の英語資格と日本語1,200字程度の志望理由書を提出し、英語・日本語による小論文60分と、英語・日本語による個人または集団の口頭試問を受けます。
一般選抜のコア・プラスと学科別英語配点、公募制の日本語小論文・志望理由書・口頭試問、AOの日英小論文・英語資格・日英口頭試問まで、入試方式別に詳しくまとめています。
ENGLISH REQUIREMENTS
国際社会科学部と英語コミュニケーション学科では、出願時に所定の英語資格・スコアが必要です。TOEFL iBTは受験日によって旧尺度と新尺度の基準が分かれます。
| 英語資格・試験 | 2027年度基準 | 注意点 |
|---|---|---|
| 実用英語技能検定 | 準1級以上に合格し、CSEスコア2,304点以上 | 級の合格とCSEスコアの両方を満たす。 |
| TOEFL iBT | 2026年1月20日以前:62点以上 2026年1月21日以降:3.5以上 | 受験日によって適用尺度が異なる。 |
| IELTS Academic | Overall Band 5.5以上 | 電子送信による追加成績証明書を大学へ直送。紙の郵送は不可。 |
| Cambridge English | Overall Score 162点以上 | 対象試験・証明方法を確認。 |
| TOEIC L&R+S&W | 合計910点以上 | IIBCが実施する試験のスコアに限る。 |
| TEAP | 310点以上 | 2024年10月以降取得のスコアが有効。OFFICIAL SCORE REPORTを提出。 |
| TEAP CBT | 550点以上 | OFFICIAL SCORE REPORTの発行は2026年3月31日で終了。手元の原本と有効条件を確認。 |
| GTEC | 1,220点以上 | 対象となる受験回・証明書を確認。 |
基準は、TOEFL iBT 50点以上(2026年1月20日までの受験)または3.0以上(2026年1月21日以降の受験)、IELTS Academic Overall Band 4.5以上、TOEIC L&R 600点以上です。出願時に取得後2年以内、2024年10月以降取得の成績を使用します。
APPLICATION DOCUMENTS
提出書類の名称や字数は最終募集要項・所定様式で確認します。ここでは、公式に示されている評価の方向から準備の軸を整理します。
哲学・思想史系または美術史系を選び、志望動機を提出します。関心のきっかけだけで終わらず、読んだ本・見た作品、そこから生まれた問い、大学で学びたいテーマへつなげます。
2027年度は、履修したい教員の社会科学科目とキャリアへの接続を20〜25行で書く志望理由書、力を入れたい科目・分野と海外研修を図や文章で示す大学4年間の計画表を提出します。社会課題、必要な社会科学の分野、英語で学ぶ理由、段階的な履修、将来の活用まで一本の流れにします。
日本語1,200字程度の志望理由書では、資格取得の努力だけでなく、英語を通して何を知り、大学でどの文化・社会の問題を考えたいかを示します。詳しい構成と小論文・口頭試問との接続は専用ページで扱います。
抽象的な「国際的に活躍」「多様性を理解」「哲学的に考える」を使った場合、その意味、具体例、大学での学びとの関係を質問されても答えられる状態にします。
SCHEDULE
3系統の出願期間は共通ですが、試験日・合格発表日・入学手続期限は異なります。
| 系統 | 出願期間 | 選考日程 | 合格発表 | 入学手続期限 |
|---|---|---|---|---|
| 文学部 哲学科 | 2026年10月19日〜10月23日 | 筆記試験・面接:11月21日 | 12月4日 | 12月17日 |
| 国際社会科学部 | 2026年10月19日〜10月23日 | 第一段階:書類選考 第一段階発表:11月24日 筆記試験・口頭試問:12月5日 |
12月11日 | 2027年1月7日 |
| 英語コミュニケーション学科 | 2026年10月19日〜10月23日 | 小論文・口頭試問:11月29日 | 12月16日 | 2027年1月7日 |
※出願の締切時刻、郵送書類の扱い、受験票発行、試験集合時刻などは各募集要項で確認してください。
HOW TO PREPARE
書類、小論文・筆記、英文読解、口頭試問を別々に準備せず、一つの問題関心と学習計画でつなげます。
提出書類、英語資格、筆記時間、使用言語、面接内容、試験会場、日程を2027年度募集要項から一覧化します。Web出願登録・検定料納付の締切が、郵送書類の締切より1日早い点にも注意します。
哲学・美術史・社会科学・文化研究など、志望分野の入門書を2〜3冊読み、問い、主張、根拠、反対意見をノートにします。
各段落を一文で要約し、接続語、指示語、具体例、筆者の結論を確認します。辞書を使う場合も、すべての単語を引かず論旨を優先します。
小論文や筆記では、本文に書かれたことと、自分が推測したことを混ぜないようにします。引用できる根拠を示してから考察します。
国際社会科学部・英語コミュニケーション学科では、志望理由、関心テーマ、将来像を日本語1分・英語30秒で答える練習をします。
「なぜその本か」「別の見方は」「なぜこの学部か」「大学で最初に何を学ぶか」など、提出書類の各文から質問を作り、根拠を添えて答えます。
FAQ
RELATED PAGES
このページは、2026年8月7日時点で学習院大学が公開している2027年度の文学部哲学科、国際社会科学部、国際文化交流学部英語コミュニケーション学科の募集要項・出願書類、学部入試日程、英語資格・証明書送付方法と、2027年度入試制度の変更点を再照合しています。募集要項の記載内容が変更される場合もあるため、出願前と受験前に学習院大学公式のAO入試情報と「入試制度の変更点」を確認してください。
哲学科は1,200字の志望理由書、哲学・思想史または美術史の専門知識、辞書なしの専門英文読解、面接まで。国際社会科学部は20〜25行の志望理由書、大学4年間の計画表、90分の英語筆記、英語・日本語の口頭試問まで。英語コミュニケーション学科は1,200字の志望理由書、英語・日本語による60分小論文と個人・集団の口頭試問まで。本学部の一般・公募制・AOの詳細は国際文化交流学部専用ページでも確認できます。