成城大学法学部の総合型選抜対策2027|志願理由書・文章読解・面接

SEIJO UNIVERSITY|FACULTY OF LAW

6,000〜10,000字を、
主張・根拠・前提に分解して答案へ組み直す

成城大学法学部の総合型選抜では、1,200字の志願理由書に加え、6,000〜10,000字程度の法学・政治学系文章を読む90分の審査があります。一次で必要なのは、知っている社会問題を自由に語ることではありません。筆者の定義・根拠・前提を正確に捉え、その論理の限界も検討しながら、自分の見解を文章で示す力です。

1,200字所定用紙の志願理由書
6,000〜10,000字一次で読む論理的な文章
90分文章読解力・表現力審査
約15分+約20分資料読解+個人面接
経済・文芸・法・社会イノベーションを比較する成城大学の総合型選抜トップへ →

ORIGINAL PRACTICE

架空の練習問題|書き出しを2通りで比較

同じ文章を読んでも、賛成だけが正解ではありません。筆者の論理を正確に押さえたうえで、どこを評価し、どこを検討するかを変えられます。

LOGIQA作成・練習問題

災害時の誤情報による具体的な危険を防ぐため、透明な基準、期間の限定、第三者による検証、不服申立ての機会を条件として、自治体がSNS事業者へ投稿の非表示を要請する制度を認めるべきだと論じている。この主張を踏まえ、あなたの見解を述べなさい。

APPROACH 01

筆者の条件を評価し、制度を具体化する

 筆者の主張の中心は、安全と表現の自由を単純な二者択一にせず、行政による介入を「具体的な危険」「期間の限定」「第三者の検証」「不服申立て」という条件で制約する点にある。私は、生命・身体への危険が差し迫る災害時に限って、この枠組みに基づく非表示要請を認めるべきだと考える。

 ただし、自治体が「誤情報」と判断しただけで投稿を見えなくできる制度では、行政への批判や少数意見まで排除されるおそれがある。対象は避難経路の虚偽情報など危険との因果関係を具体的に説明できる投稿に限定し、要請の根拠と件数を事後に公開する必要がある。

読解した条件を使い、自分の制度案へ一段進める書き方です。

APPROACH 02

筆者の前提を認めつつ、判断主体を問い直す

 災害時の誤情報が人命を危険にさらすという筆者の問題意識には賛成する。しかし、筆者が示す条件だけで行政介入の危険を十分に抑えられるとは限らない。「具体的な危険」があるかを自治体自身が判断するなら、危険の範囲が状況に応じて拡張される可能性が残るからである。

 そこで、即時の非表示要請を例外的な暫定措置とし、短時間のうちに行政から独立した機関が必要性と相当性を審査する仕組みが必要になる。安全の確保を目的としても、制限の対象、期間、判断主体を分けて検討しなければ、表現の自由への過度な制約を防げない。

筆者を否定するのではなく、論理の前提と制度上の弱点を検討する書き方です。

※問題文・設定・解答例はすべてLOGIQAが作成した架空の練習用です。成城大学の2027年度問題、過去問題、出願書類に対する解答例ではありません。

WHAT IS ASSESSED

求められるのは、読解と見解を切り離さないこと

大学公式は、文章を正確に読んで理解し、その内容について書く力を一次試験のポイントとして示しています。

01筆者の主張を特定する

話題ではなく、筆者が最終的に何を主張し、どの条件を付けているかを一文にします。

02根拠と前提を追う

定義、具体例、因果関係、反対説への応答を分け、主張までの論理を再現します。

03批判的に検討する

感情的に反対せず、適用範囲、例外、判断主体、見落とされた不利益を確認します。

04根拠付きで見解を書く

本文を踏まえた立場、理由、想定される反論、条件や修正案までをつなげます。

PAST THEMES

公式の出題意図から見る、過去2年の論点

長文そのものを転載せず、成城大学が公表した出題意図をもとに、練習で意識したい視点を整理します。

2026年度

政治の左右とナショナリズム

第2次トランプ政権や欧米の移民・難民排斥を背景に、政治的な「右・左」とナショナリズムの関係を論理的に考察する文章が使われました。

  • 本文が「右」「左」「ナショナリズム」をどう定義しているかを先に確認する。
  • ニュースへの賛否を述べる前に、筆者が示す関係性と根拠を再現する。
  • どの国・状況にも同じ説明が当てはまるのか、適用範囲を検討する。
2025年度

戦争の利益・負担と帰結主義

戦争がもたらす利益と負担を比較する帰結主義の視点から、戦争を許容できるか、その考え方にどのような限界があるかを扱いました。

  • 「結果が良ければ許される」という単純化を避け、本文の帰結主義を正確に捉える。
  • 利益と負担を誰の立場から、どの期間で測るのかを分けて考える。
  • 許容の根拠と、その根拠だけでは判断できない問題を区別する。

90-MINUTE READING

6,000〜10,000字を、論点の地図に変える

すべての文章を同じ濃さでメモするのではなく、設問に必要な主張・定義・論拠・反論を優先して拾います。

READ → MAP → WRITE

文章の内容と、自分の意見を混ぜない

「筆者は何を述べたか」を確定してから、「自分はどこを評価・批判するか」へ進みます。本文の要約を自分の意見に置き換えないことが出発点です。

  1. 設問を確認する:説明、要約、理由、見解など、求められている作業を区別します。
  2. 段落の役割を記す:問題提起、定義、根拠、具体例、反対説、筆者の応答、結論に分けます。
  3. 答案の根拠を本文へ戻す:本文に基づく設問では、自分の一般知識より該当箇所を優先します。
  4. 見解は論点を絞る:賛否を並べず、本文の前提・適用範囲・制度設計の一つを深く検討します。
  5. 最後に対応関係を確認する:問いに答えたか、主語がずれていないか、筆者と自分の意見が区別されているかを見直します。

練習では、設問確認・本文読解・答案作成・見直しに使った時間を毎回記録し、自分に合う90分の配分へ調整します。

1,200-CHARACTER STATEMENT

志願理由書は、社会問題への関心を学修計画へ変える

2027年度の所定用紙は20字×60行の1,200字。設問で細かく区切られていないため、自分で論理の順序を作ります。

「法学に興味がある」で終わらせない

関心のある社会問題を挙げ、その問題にどの制度・権利・利害の対立があるのかを整理します。経験はきっかけとして使い、大学で何を検討したいかへ文章の重心を移します。

01問題意識

関心のある社会問題と、現在感じている疑問を具体化する。

02考えた過程

経験、読書、探究、報道などから、見方がどう深まったかを書く。

03成城での学び

基礎科目、4コース、少人数ゼミ等から、自分の問いに必要な学びを選ぶ。

04学びの活用

大学で身につけたい判断力を、将来どの領域で生かすかを示す。

DOCUMENT ANALYSIS INTERVIEW

二次は、初見資料を読んだ直後に議論する

約15分で資料を読み、約20分の個人面接へ進みます。志願理由書への質問も含まれ、二次は面接審査の結果で選考されます。

短い準備時間で整理する4項目

主張資料が最も伝えたい結論
根拠結論を支える事実・比較・因果
疑問前提、例外、別の解釈
見解自分の立場と、その理由

練習しておきたい質問

  • 資料の結論を一分で説明してください。
  • その結論を支える最も重要な根拠は何ですか。
  • 筆者の考えが当てはまらない例はありますか。
  • 反対の立場からは、どのような批判ができますか。
  • その批判を踏まえて、あなたの意見を修正しますか。
  • 志願理由書で挙げた問題と、法学部での学びをどう結びますか。
LOGIQA|ONLINE INDIVIDUAL LESSON

1,200字の志願理由書と、初見長文・資料面接を一緒に仕上げます

本人が書いた志願理由書を、質問と具体的な指摘によって本人自身が直せるように指導します。一次対策では6,000〜10,000字の文章から主張・根拠・前提を抜き出して記述する練習、二次対策では15分の資料分析と20分の質疑を本番形式で行います。

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FAQ

よくある質問

出願前には、成城大学公式の最新要項と所定用紙を必ず確認してください。

評定平均や英語資格の条件はありますか?
2027年度の法学部総合型選抜では、評定平均や英語外部検定の数値条件は示されていません。卒業見込み者が調査書を提出する場合も、成績は評価対象としないと募集要項に明記されています。
他大学や成城大学の別学部と併願できますか?
できます。成城大学の他学部および他大学の総合型選抜との併願が認められています。
法律の専門知識を暗記しておく試験ですか?
専門用語の暗記だけを競う試験ではありません。公式の出題意図は、法学・政治学についての論理的で主張のある文章を正確に理解し、内容や関連事項を文章で的確に表現する力を問うとしています。現代文の読解力と、社会問題を論理的に考える練習が中心です。
2027年度の出願・試験日はいつですか?
一次出願は2026年9月1日〜11日で、郵送書類は最終日消印有効です。一次試験は10月4日、一次合格発表は10月9日。二次出願は10月9日〜19日、二次試験は11月8日、最終合格発表は11月13日です。
過去問題は公開されていますか?
2026年度の法学部「文章読解力・表現力審査」は成城大学公式サイトで公開されています。2025年度・2024年度の総合型選抜問題は、大学公式の案内から旺文社「パスナビ」で確認できます。大学は、記述式で解答が一義的に決まらないため解答例を公表せず、出題意図を掲載しています。

公式情報

2026年8月14日時点の大学公式情報に基づいています。日程・提出方法・選考内容は変更される場合があります。

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