正確に読む力
文章の主張、根拠、対比、具体例を分け、書かれていないことを勝手に補わない。
英語長文・国語・小論文で確認学部の授業紹介ではなく、一般選抜・学校推薦型選抜(公募制)・総合型選抜(AO)で何を見られ、どの力をどう伸ばせばよいかを、公式の募集要項・過去問・出題意図から整理します。
国際文化交流学部という名前から「英語が得意なら有利」と考えがちですが、それだけでは足りません。入試全体を通して問われているのは、文化や社会に関する文章を正確に読み、異なる立場を比べ、根拠を示しながら日本語または英語で説明する力です。一般選抜では知識と処理速度、公募制・AOではさらに問題意識、主体性、対話力まで評価されます。
文章の主張、根拠、対比、具体例を分け、書かれていないことを勝手に補わない。
英語長文・国語・小論文で確認覚えた単語や文法を、空所補充・英文完成・要約・意見説明で使える形にする。
英語・AO小論文・口頭試問で確認日本と海外、個人と社会、利点と弊害など、複数の視点から問題を組み立てる。
小論文・志望理由書で確認「好き」「交流したい」で終わらず、資料・経験・歴史的背景から説明する。
歴史・志望理由書・口頭試問で確認異なる意見を排除せず、質問を受けて考えを修正・具体化できる。
推薦書・志望理由書・口頭試問で確認一般選抜は「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」を筆記試験で評価します。公募制では志望理由書・小論文・口頭試問、AOでは英語資格・日英の小論文・日英の口頭試問を通じ、主体性や協働して学ぶ態度まで確認します。入試方式を変えるなら、準備内容も変えなければなりません。
文化の歴史的背景、社会との関係、海外からの見え方まで調べ、具体的な資料や比較対象を使って考える姿勢が必要です。
国・地域・制度・言語・メディアなどの違いが、人の理解や行動にどう影響するかを考えます。
英語資格の点数だけでなく、英文を読み、日本語で整理し、英語で意見を述べる往復力が重要です。
国語・英語・日本史/世界史/数学。学科により英語の配点が大きく異なります。
知識+処理速度+記述の正確さ独自問題による2科目入試。英語コミュニケーション学科は英語が総点の75%です。
英語を明確な得点源にできるか日本文化学科、国際コミュニケーション学科で実施。評定、志望理由書、小論文、口頭試問を総合評価。
文化・社会への関心を論理化英語コミュニケーション学科で実施。英語資格、志望理由書、日英小論文、日英口頭試問を評価。
バイリンガルな読解・表現2027年度の入試概要では、コア試験は国語・英語・地理歴史または数学、プラス試験は英語・国語で実施予定です。以下の配点と出題分析は、初年度となった2026年度の正式要項・公式過去問に基づきます。
| 学科 | 方式 | 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本文化学科 | コア | 60 | 1,332 | 158 | 8.4倍 |
| プラス | 20 | 466 | 62 | 7.5倍 | |
| 国際コミュニケーション学科 | コア | 70 | 1,824 | 174 | 10.5倍 |
| プラス | 30 | 743 | 60 | 12.4倍 | |
| 英語コミュニケーション学科 | コア | 30 | 379 | 39 | 9.7倍 |
| プラス | 10 | 207 | 14 | 14.8倍 |
※2026年度学習院大学公式入試結果。倍率は志願者数÷合格者数。
一般選抜の英語から、公募制・AOの志望理由書、日英小論文、口頭試問まで。国際文化交流学部で求められる「読み、考え、言葉にする力」を、入試方式に合わせて個別に整えます。
国際文化交流学部の対策を相談する オンライン30分相談/全国対応| 方式・学科 | 国語 | 英語 | 日本史/世界史/数学 | 総点 | 英語比率 |
|---|---|---|---|---|---|
| コア|日本文化・国際コミュニケーション | 100 | 150 | 100 | 350 | 42.9% |
| コア|英語コミュニケーション | 100 | 300 | 100 | 500 | 60% |
| プラス|日本文化・国際コミュニケーション | 100 | 150 | なし | 250 | 60% |
| プラス|英語コミュニケーション | 100 | 300 | なし | 400 | 75% |
コアなら歴史・数学を含めて分散。プラスは英語が6割になるため、英語の安定度で選ぶ。
初年度は両方式とも高倍率。科目数の少なさではなく、自分の得点再現性で判断する。
プラスは英語75%。英語が「得意」ではなく、90分で高得点を繰り返せることが必要。
歴史・数学が苦手だからプラス、という選び方は危険です。プラスは科目が少ない分、英語と国語の失敗を他科目で補えません。公式過去問を両方式とも時間内で解き、「平均点」と「最低点」を3回分ずつ比べて、下振れの小さい方式を主軸にします。
これは合格最低点ではなく、2026年度の公式「合格者平均得点率」です。年度や得点調整で変動するため安全圏を示す数字ではありませんが、過去問演習では「6割で足りる」と考えず、まず8割前後を再現できる答案を目標にする根拠になります。
2026年度の英語はコア・プラスとも90分、6セクション構成でした。国際・文化に関する題材は出ますが、専門知識を問うのではなく、英文そのものを正確に読む力を評価しています。
コアではスペインのタイムゾーン、ボブ・ディランの歌詞。プラスではアイスランド人の幸福度、中国系移民の入植地が扱われました。テーマを知っているかより、論理展開と語句の働きを追えるかが重要です。
大学はIを25分、IIを20分、III〜Vを各10分、VIを15分程度と示しています。長文だけに時間を使い、英文完成を白紙にする配分では届きません。
難単語集へ進む前に、標準語彙・定型句・語法を文中で判断できるようにします。前置詞、接続詞、冠詞も1語記述で差がつきます。
主語・動詞・修飾関係・節の役割を取ります。長文読解と英文完成は別科目ではなく、構文理解という同じ土台にあります。
最初は時間を外して精読し、次に段落ごとの要点を1行で記録。最後に設問込み25分へ縮めます。
肯定・否定・疑問の指定、時制、語順を確認し、与えられた導入句から自然な一文を完成させます。
総点だけでなく、I〜VIの正答率と所要時間を記録。最も低いセクションを翌週の重点課題にします。
2026年度は60分100点、漢文を含まず、現代文のみでの受験も可能でした。問題は、共通の現代文に加えて、現代文または古文を選ぶ構成です。現代文では漢字・語彙・空所補充・抜き出し・内容説明、古文では語彙・文法・人物関係・内容理解が問われました。
傍線部の直前だけではなく、同じ趣旨が後半に再登場する問題があります。設問ごとに「根拠段落」「言い換え」「対立概念」をメモします。
古語・助動詞・敬語・主語判定が中心です。感覚で読むのではなく、人物関係と動作主を本文へ書き込み、安定して取れるかを確認します。
2026年度は縄文、院政期の政治・文化・宗教、江戸幕府成立期、幕末から戦時期の農村まで幅広く出題。記述語句は漢字の正確さも必要です。
ルーマニア、ジェノサイド、東アジアのロシア、日本と韓国、宇宙開発など、大きく異なるテーマから教科書レベルの知識が問われました。
数Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cの指定範囲から出題され、記述式を含みます。途中式や考え方を採点者が追える答案にする必要があります。
選択科目は得点調整の対象です。科目の有利不利を噂で決めず、時間内過去問の平均・最低点・復習量から選びます。
大問別の形式、語数、設問タイプ、所要時間、失点理由を記録する。
英語長文、現代文、文化史、テーマ史など、形式が近い問題を大問単位で集める。
本番と同じ大問数・時間で組み合わせ、得点と時間配分を再現する。
2027年度は日本文化学科・国際コミュニケーション学科で各10名を募集します。学校推薦型ですが、学校ごとの推薦人数制限はありません。書類だけでなく、日本語小論文と日本語口頭試問まで含めて総合評価されます。
| 確認項目 | 2027年度の内容 | 対策上の意味 |
|---|---|---|
| 対象学科 | 日本文化学科・国際コミュニケーション学科 | 英語コミュニケーション学科志望はAO・一般を検討 |
| 募集人員 | 各10名 | 少人数のため書類から精度が必要 |
| 評定 | 全体の学習成績の状況3.5以上 | 資格を満たしても合格保証ではない |
| 志望条件 | 第一志望・合格時は入学を確約 | 併願目的の曖昧な志望理由は合わない |
| 志望理由書 | 1,200字程度 | 学科志望と入学後の学びを具体化 |
| 小論文 | 日本語60分・600〜800字 | 読解、思考、表現を一度に評価 |
| 口頭試問 | 日本語 | 学ぶ意義、主体性、学習意欲を確認 |
本文の要点を短くまとめたうえで、痛みが状況や文脈によって快楽へ転じる現象を、自分の経験または日常的な事例に照らして論じる問題でした。
大学の出題意図では、本文の要点把握、科学的知見の理解、複眼的な思考、論理的な文章構成と表現が重視されています。
初年度は痛み・快楽という、人間の身体・心理・文化的文脈を横断する題材でした。国際情勢の知識だけを集めるより、科学、文化、生活、制度など異なる領域の文章を読み、要約して自分の事例へ接続する練習が有効です。
課題文の言葉を並べ直すだけではなく、何が結論で、何が説明材料かを区別します。100〜150字、200字、300字の三つの長さで同じ文章を要約すると、情報の優先順位が見えます。
「つらかったが楽しかった」で終わらず、どの条件が意味を変えたのか、他の人にも当てはまるのか、反例はないかまで考えます。
学部のパンフレットを要約するのではなく、自分の経験から生まれた疑問を出発点にします。その疑問を、歴史資料、社会調査、比較、言語分析、メディア分析など、どの方法で確かめたいかまで示します。
2027年度AOは英語コミュニケーション学科のみ、募集人員は若干名です。外部英語資格は出願条件ですが、それだけで評価が終わるわけではありません。日本語1,200字の志望理由書、英語・日本語の小論文、英語・日本語の口頭試問を総合して判定します。
| 英語資格 | 2027年度基準 | 注意 |
|---|---|---|
| TOEFL iBT | 2026年1月20日以前:50点以上 2026年1月21日以降:3.0以上 | ITP不可 |
| IELTS | Overall Band Score 4.5以上 | Academic Module |
| TOEIC L&R | 600点以上 | IP不可 |
| 有効期間 | 出願時に取得後2年以内 | 2024年10月以降取得 |
デジタル技術が教育を変える一方、利用効果や普及には国・地域・社会経済的条件による格差があり、活用方法にも議論が残るという英文が題材でした。
単語を日本語へ置き換えるだけでなく、変化・格差・論点という文章構造を保ったまま、限られた解答欄へまとめる力が問われました。
具体的な理由と例を挙げて英語で意見を書く形式でした。課題文を写すのではなく、自分の経験を分析して論理的に表現する必要があります。
英文を日本語で要約し、その内容を踏まえて英語で自分の意見を書く。つまり、読解・要約・判断・表現を言語ごとに切り離さず、一つの思考過程として行う試験です。英語資格対策だけでは、この往復力は身につきません。
各段落を日本語1行で要約し、筆者の主張・根拠・留保を分けます。
固有例を削りすぎて論旨が消えないよう、問題・原因・影響・論点を残します。
難しい表現より、主語と動詞が明確で、具体例が結論を支える文章を優先します。
日本語60秒、英語60秒で話し、追加質問へ一文ずつ答える練習をします。
一方へ時間を使いすぎないよう、自分専用の配分を作り、毎回同じ順序で再現します。
資格取得の事実だけでなく、英語で情報を得た経験、異なる表現や価値観に気づいた経験、課題を乗り越えた方法を具体化します。
「英語力を伸ばす」は手段です。文化、教育、メディア、国際協力など、英語を使って扱いたい問題と研究方法を示します。
一般は科目選択、推薦は評定と学校推薦の可否、AOは英語資格の取得日程を確認。
英語構文・語彙、国語語彙、歴史・数学の基礎。推薦は関心テーマの資料収集を開始。
一般は大問別演習、公募は要約+600〜800字、AOは英文要約+英語意見文へ進む。
一般は本番セット、推薦・AOは志望理由書、小論文、口頭試問の内容を一本化。
| 方式 | 平日 | 週末 | 毎週記録する数字 |
|---|---|---|---|
| 一般・コア | 英語60分/国語30分/選択60分 | 3科目通し+復習 | 大問別正答率・所要時間 |
| 一般・プラス | 英語90分/国語45分 | 2科目通し+英文完成強化 | 英語6区分の最低正答率 |
| 公募制 | 課題文要約20分/テーマ調査30分 | 60分小論文+口頭試問 | 字数・構成・根拠・反論 |
| AO | 英文読解30分/日英要約・意見30分 | 60分小論文+日英面接 | 要約漏れ・英語の具体例数 |
一般選抜の英語、公募制・AOの志望理由書、日英小論文、口頭試問まで。学習院大学 国際文化交流学部の評価軸に合わせ、必要な対策を個別に設計します。
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