立教大学 社会学部の入試対策|自由選抜・小論文・志望理由書対策

RIKKYO UNIVERSITY × SOCIOLOGY

立教大学 社会学部に入るための
入試方式別・合格対策

学部紹介ではなく、一般入試・大学入学共通テスト利用入試・自由選抜で、 何をどの順番で仕上げるべきかを公式の入試結果・過去問題・出題意図から読み解きます。

2027年度版の扱い
2027年度の特別入試要項は公開済みです。一般入試・共通テスト利用入試の正式要項は2026年11月上旬公開予定のため、 現時点では2027年度入試概要と2026年度の公式実績・過去問をもとに対策を示しています。

立教大学社会学部の対策で大切なのは、三つの入試をひとまとめにしないことです。 一般入試は国語・選択科目を時間内に安定させ、英語の換算得点を確保する試験。 共通テスト利用入試は科目型と出願先を組み合わせる戦略。 自由選抜は自分の関心を社会学の問いへ変え、書類・小論文・面接を一つの軸で通す試験です。

2027年度一般入試・共通テスト利用入試は11月に再確認が必要です 科目、配点、試験日、利用可能な英語資格・検定試験、スコアの有効期間は、公開後の正式要項を優先してください。 本ページも要項公開後に更新する前提で構成しています。
ENTRANCE ROUTES

まず、自分が勝ちやすい入試方式を決める

一般入試

科目得点を積み上げる

英語資格・共通テスト英語の得点と、大学独自試験の国語・選択科目を合わせて判定。複数日程の出願も検討できます。

向く人:国語と選択科目を安定して得点できる
共通テスト利用

科目型を組み合わせる

立教大学独自の試験はなく、共通テスト成績で判定。学科・科目型をまたいで出願戦略を組めます。

向く人:共通テストで高得点を揃えられる
自由選抜

問いと文章で勝負する

実績の大きさだけでなく、社会への関心、知的素養、論理構成、独自の視点を提出書類・小論文・面接で示します。

向く人:探究テーマを深く言語化できる
一般入試・学部計 5.5倍 受験4,600人/合格832人
共通テスト利用・学部計 3.7倍 志願2,747人/合格751人
自由選抜・学部計 339人 志願者数
自由選抜・学部計 21人 最終合格者数

※2026年度立教大学公式入試結果。一般入試は同一学科での複数併願を含みます。

GENERAL ADMISSION

一般入試対策|英語を先に確保し、国語と選択科目を安定させる

立教大学の一般入試は、各試験日の同一科目について全学部で同じ問題を使用します。 社会学部だけの専用問題が出るわけではありません。したがって、「社会学部用の問題集」を探すより、 立教大学の全日程の過去問を使い、出題形式と時間配分への対応力を高める方が有効です。

配点から考える

2026年度の社会学部は、国語100点・選択科目100点に英語を加えた3科目総点で判定されました。 国語だけを得点源にするより、国語と選択科目の両方で大崩れしない設計が重要です。 なお、2027年度の正式な配点は11月公開の要項で再確認してください。

2026年度の一般入試結果

学科 募集人員(約) 志願者 受験者 合格者総数 実質倍率
社会学科971,7371,6442945.6倍
現代文化学科971,5171,4492715.3倍
メディア社会学科971,5701,5072675.6倍
社会学部計2914,8244,6008325.5倍

英語対策|「出願できる」ではなく、合否に使える得点まで上げる

社会学部の一般入試では、大学独自の英語試験ではなく、英語資格・検定試験または大学入学共通テスト「英語」の得点を利用します。 英語資格がなくても、共通テスト英語の得点があれば出願できます。

英語資格を使う場合

高3夏までに使えるスコアを作る

出願直前まで英語資格に追われると、国語・選択科目の過去問演習が遅れます。 まず利用可能な試験と有効期間を確認し、複数回受験できる日程を逆算します。

  • 目標スコアと受験日を先に固定する
  • 4技能の弱点を分けて補強する
  • 取得後は国語・選択科目へ比重を移す
共通テスト英語を使う場合

リーディングとリスニングを同じ重さで準備

立教大学は一般入試で利用する共通テスト英語について、リーディング・リスニングを1対1で扱います。 片方だけで稼ぐ設計ではなく、両方を安定させる必要があります。

  • 週1回は両方を通しで解く
  • リスニングは設問先読みを型にする
  • 大問別ではなく200点全体で推移を記録する
2026年度の合格者最低スコアを「合格ライン」と誤解しない 2026年度一般入試の合格者における英語の最低実績は、英語資格では3学科ともCEFR B1、 共通テスト英語では社会学科145点、現代文化学科165点、メディア社会学科146点でした。 これは出願基準でも、安全圏でもなく、他2科目との総点で合格した人の最低実績です。

国語の過去問傾向と勉強法

2026年度の公式出題意図では、社会学部が受験できる通常日程の国語は、現代文2題・古文1題。 現代文は2,000〜4,000字程度で、文学・文化・哲学・倫理から、ジェンダーやナショナリズムを含む法学・社会学まで幅広い文章が扱われました。 全日程で漢字の書き取りと記述式問題が出題されています。

1

現代文:根拠位置を特定する

社会科学系のテーマに詳しいだけでは得点できません。傍線部の前後と文章全体の主張をつなぎ、選択肢・記述の根拠を本文から拾う訓練が必要です。

演習後に「正解の根拠がある段落」と「誤答のずれ」を1問ずつ記録する。
2

記述:要素を落とさず短く書く

本文の語句を適切に組み合わせ、文章全体の趣旨を踏まえて簡潔に表現する力が問われます。模範解答の暗記より、必要要素の分解が先です。

解答を「原因・対比・結論」など2〜3要素に分け、字数内で再構成する。
3

古文:文法を読解に接続する

800〜1,200字程度の文章から、語彙・文法・現代語訳・内容理解が問われます。知識問題だけでなく、文脈を踏まえて判断する形式です。

助動詞・敬語・主語を本文に直接書き込み、人物関係を崩さず読む。
4

時間配分:現代文で止まらない

設問数が少なくないため、難しい1問に時間を使い過ぎると古文まで崩れます。年度別演習では、解く順番と打ち切り時刻を固定します。

試験終了10分前までに全大問へ到達する配分を作り、毎回同じ順序で検証する。

選択科目の決め方と対策

一般入試の選択科目は、科目間の有利・不利を抑えるため、平均点を基準にした偏差値法で得点処理されます。 「今年は日本史が有利らしい」といった噂で科目を変えるより、自分が高い位置を安定して取れる科目を選ぶ方が合理的です。

日本史・世界史

用語暗記だけでなく、史料・地図・年代を横断する

公式出題意図では、広い時代・地域から、正誤、年代整序、地図、史料、短い説明などが扱われています。 一問一答で覚えた知識を、時代の流れや地域間関係へ戻す勉強が必要です。

地理・政治経済

資料を読む速度と背景知識を同時に上げる

地理は統計・地図・地形図・空中写真、政治経済は法律・条約・統計・写真などを材料に判断する問題が含まれます。 資料を見てから知識を思い出す練習を重ねます。

数学

年度ごとの得点再現性で判断する

数学を選ぶか迷う場合は、得意という感覚だけで決めません。 立教の過去問を時間内で複数年度解き、国語との合計が安定するかを確認します。

科目決定の基準

最高点より、下振れの小ささを見る

3回分の過去問で、最高点・平均点・最低点を記録します。 社会学部は国語100点・選択100点のため、片方の大崩れが総点へ直結します。

公開された「合格者最低点」を、そのまま目標点にしない 立教大学が公開する一般入試の科目別最低点は得点調整前で、合否判定は英語を含む3科目総点です。 試験日や選択科目によって数値も動くため、特定年度の最低点だけを追う対策は危険です。

一般入試の過去問演習は4段階で進める

STEP 1|科目別に形式を知る

最初の1年分は時間を測り過ぎず、問題構成、記述量、資料問題、設問順を確認します。

STEP 2|大問ごとの制限時間を決める

現代文・古文・選択科目の大問ごとに打ち切り時刻を置き、最後まで到達できる形を作ります。

STEP 3|全日程の問題を使う

同一日の同一科目は全学部共通です。社会学部の掲載欄だけに限定せず、公開された全日程を演習材料にします。

STEP 4|失点理由を4種類に分ける

知識不足、読み違い、時間不足、記述要素不足に分類し、次の1週間で直す項目を1〜2個に絞ります。

COMMON TEST

共通テスト利用入試対策|3科目型と6科目型を別の戦略として考える

共通テスト利用入試では立教大学独自の試験を課さず、大学入学共通テストの成績で判定します。 全学部・学科・科目型を併願でき、指定数を超えて科目を受験した場合は、立教大学が高得点科目を抽出します。

2026年度 社会学部の結果

学科 科目型 志願者 合格者 実質倍率
社会学科3科目型6621903.5倍
6科目型232942.5倍
現代文化学科3科目型9602104.6倍
6科目型132482.8倍
メディア社会学科3科目型6511653.9倍
6科目型110442.5倍
倍率が低い=取りやすい、ではない

2026年度は3学科とも6科目型の倍率が3科目型より低くなりました。 ただし、必要科目を広く高水準で揃える受験生が集まる方式です。 倍率だけで6科目型を選ばず、自分の模試得点を科目型に当てはめて比較してください。

3科目型

得意科目へ集中しやすい

私立大学型の科目学習と相性がよく、少数科目で高得点を作れる受験生向きです。 一方、1科目の失敗が全体へ与える影響は大きくなります。

6科目型

科目数を生かして出願機会を広げる

国公立大学との併願や、全体に大きな弱点がない受験生に向きます。 苦手科目を放置せず、総合点を崩さない学習計画が必要です。

共通テスト利用の勉強法

科目型ごとの換算表を作る

模試の得点を3科目型・6科目型へ当てはめ、どちらで競争力があるかを毎月見直します。

共通テスト本番形式を月1回通す

単元別演習だけでなく、複数科目を連続して解く疲労と集中力まで確認します。

英語はリーディング・リスニングを分離しない

片方の伸びだけで満足せず、200点全体の安定性を記録します。

一般入試との併願を前提に日程を組む

共通テスト利用だけに賭けず、一般入試の複数日程と組み合わせて出願機会を確保します。

科目の詳細は2027年度要項公開後に確定 社会学部の2027年度3科目型・6科目型の指定科目、換算方法、出願期間は、2026年11月上旬公開予定の正式要項で確認してください。
SPECIAL ADMISSION

自由選抜対策|「活動」ではなく、社会学の問いに変換する

自由選抜は、目立つ活動歴だけで決まる入試ではありません。 2027年度の社会学部は、これまでの実績や集中して行ってきたことに触れながら、 入学後に何をどのように学びたいかを約2,000字で書く志望理由書を提出します。 第2次選考の小論文は全学科共通で、面接は学部単位で行われます。 最終判定では、提出書類・筆記試験・面接試験が総合的に評価されます。

2026年度 自由選抜の結果

学科 志願者 書類選考合格 最終合格
社会学科139217
現代文化学科94166
メディア社会学科106168
社会学部計3395321
自由選抜は「書類を通過してから小論文を始める」では遅い 2026年度は社会学部339人の志願者に対し、書類選考合格者は53人、最終合格者は21人でした。 書類の段階から小論文・面接まで同じ問題意識でつなげる必要があります。

小論文の過去問傾向

2025年度・2026年度は、3つの設問から1つを選び、指定されたキーワードをすべて一度以上使って論じる形式でした。 志望学科にかかわらず、どの設問を選んでもよいとされています。

2026年度

社会問題を複数の立場から捉え、対応策まで論じる

女性校長の少なさ、米価格の上昇、ネット上で「バズらない」重要情報の伝え方という3題。 教育・労働・ジェンダー、生活・気候・貧困、メディア・公共性など、複数領域を接続する力が求められました。

固定観念多様性労働 気候変動貧困公共性メディアの責任
2025年度

データや社会変化を起点に、背景と解決を考える

世界人助け指数、外国人労働者、子どものスマートフォン利用という3題。 社会保障、人権、地域社会、学び、イノベーションなどの概念を使い、自分の考えを組み立てる形式でした。

自己責任社会保障制度人権 地域社会自主的な学びイノベーション
出題の中心

問われているのは、時事用語の暗記ではありません。 指定キーワードをばらばらに置かず、原因・影響・関係者・対策の中へ配置し、 一つの論理としてつなぐ力です。立教大学の公式出題意図でも、 論理的構成力・文章表現力・知的素養・独創的発想を総合的に評価すると示されています。

自由選抜小論文の書き方

論点を定義
背景・原因
影響・対立
具体策
限界と結論

最初に結論だけを書き切るのではなく、設問に含まれる社会的な対立や、影響を受ける立場の違いを示します。 そのうえで、自分の提案が誰にどのような利益・負担をもたらすかまで考えると、単純な正義論から抜け出せます。

週ごとの素材集め

1テーマを5方向から調べる

  • 問題が起きている事実・データ
  • 歴史的・制度的な背景
  • 当事者と利害関係者
  • 現在行われている対策
  • 対策の副作用・限界
答案練習

指定語句を論理の部品にする

  • 語句を先に分類する
  • 原因・影響・対策へ配置する
  • 使っただけの語句がないか確認する
  • 反対意見を一度入れる
  • 最後に設問へ直接答える

2,000字志望理由書の対策

2027年度の指定書式は、「これまでの自分の実績や集中して行ってきたこと」と 「入学後に何をどのように学びたいのか」を約2,000字でつなぐ形式です。 活動報告の羅列ではなく、経験から生まれた問いと、大学での学び方を接続します。

1|経験を書く

何をしたかだけでなく、そこで見た事実、違和感、考えが変わった瞬間を具体化します。

2|社会学の問いへ変える

「広めたい」「助けたい」で止めず、なぜ問題が生じるのか、制度・文化・メディア・集団の関係から問い直します。

3|立教での学び方を示す

学びたいテーマだけでなく、どのような資料、調査、比較、分析を通して確かめたいかを書きます。

4|将来像を研究の延長として書く

職業名を置くだけでなく、大学で得た視点を誰に、どの場面で、どう生かすのかを示します。

面接対策は、志望理由書を暗記することではない 「なぜその経験からその問いが生まれたのか」「別の原因はないか」「その方法で本当に確かめられるか」 と問われても、自分の言葉で説明できる状態を作ります。提出書類の各段落から、反論・追加質問を最低3問ずつ作ると実戦的です。

自由選抜で準備すべきこと

出願資格

学科ごとの条件を最初に確認

自由選抜は学部・学科ごとに出願資格が異なります。 英語資格・検定試験の取り扱いも含め、2027年度の正式要項で、自分が条件を満たすかを確認してください。

英語資格の変更

2027年度は試験種類・スコア表に注意

立教大学は2027年度入試でTOEFL iBTとTEAP CBTの取り扱いを変更しています。 古い年度の一覧表を使わず、受験日とスコア区分を含めて最新要項で確認します。

ATHLETE ADMISSION

アスリート選抜で社会学部を目指す場合

アスリート選抜は全学部を対象とし、出願時に7学科・専修まで志望できます。 競技実績だけでなく、学業への意欲と、社会学部で学ぶ理由を個別に作る必要があります。 競技実績の条件、志望順位、書類・面接の組み立ては、立教大学アスリート選抜専用ページで詳しく扱っています。

立教大学アスリート選抜の対策ページを見る →

STUDY ROADMAP

合格までの勉強計画

高2冬〜高3春 方式と英語を決める

一般・共通テスト・自由選抜の適性を比較。英語資格を使う場合は受験日を確保する。

高3春〜初夏 基礎を完成させる

国語・選択科目の教科書範囲を固め、自由選抜は研究テーマの資料収集を始める。

高3夏〜秋 立教形式へ合わせる

一般は全日程の過去問、自由選抜は志望理由書・小論文・面接を同じ軸で仕上げる。

高3秋〜本番 得点を再現する

正式要項を再確認し、時間内演習、共通テスト通し演習、出願組み合わせを確定する。

方式別の優先順位

方式 最初に着手 夏まで 直前期
一般入試 英語の利用方法・選択科目決定 国語と選択の基礎完成 全日程の時間内演習
共通テスト利用 3科目型・6科目型の比較 苦手科目の底上げ 本番形式と出願設計
自由選抜 出願資格・探究テーマ確認 資料調査と志望理由書の軸 小論文・面接との整合
OFFICIAL SOURCES

必ず確認したい立教大学公式情報

FAQ

立教大学社会学部の入試対策でよくある質問

一般入試は社会学部専用の過去問だけ解けばよいですか?
いいえ。同一試験日の同一科目は全学部で共通問題です。社会学部の掲載欄だけでなく、 立教大学が公開する各日程の国語・選択科目を広く演習材料にしてください。
英語資格を持っていないと一般入試に出願できませんか?
共通テスト「英語」の得点があれば出願できます。英語資格を使うか、共通テスト英語を使うかを早めに決め、 国語・選択科目との学習時間を配分します。
日本史・世界史・地理・政治経済・数学のどれが有利ですか?
一般入試では選択科目間の有利・不利を抑える得点処理が行われます。 科目名で有利不利を決めず、立教の過去問を複数回解いたときの平均点と最低点で選ぶのが基本です。
共通テスト利用は6科目型の方が入りやすいですか?
2026年度は6科目型の倍率が低めでしたが、年度ごとに変わります。 必要科目を広く高得点で揃える必要があるため、倍率だけでなく自分の換算得点で判断してください。
自由選抜は活動実績が弱いと難しいですか?
活動名の大きさだけでは決まりません。経験から何を発見し、どの社会的な問いへ発展させ、 大学でどのように学びたいかを具体的に示すことが重要です。出願資格は学科ごとに必ず確認してください。
社会学科・現代文化学科・メディア社会学科で対策は違いますか?
一般入試の問題形式は共通ですが、自由選抜の志望理由書・面接では、志望学科で研究したい問いとの適合が重要です。 学科名だけで選ばず、自分のテーマをどの視点・方法で研究したいかまで比較してください。

立教大学社会学部の合格ルートを個別に設計

一般入試の科目配分、共通テスト利用の出願設計、自由選抜の志望理由書・小論文・面接まで、 現在の成績と準備状況から優先順位を決めます。

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