北里大学医学部の対策・過去問傾向【2027年度】|一般・推薦・論文・面接・共通テスト・学士入学

2027年度|推薦・一般・共通テスト・学士入学

北里大学 医学部の全入試方式・過去問傾向・対策

2027年度の北里大学医学部は、学校推薦型選抜(系列校・指定校)38人、 一般選抜60人、共通テスト利用選抜の前期・後期各5人、学士入学者選抜若干名を募集します。 一般・共通テスト利用は、第1次の学力判定だけでなく、第2次で90分の論文と面接を実施します。 地域枠指定校・地域枠一般は実施未定で、相模原市修学資金枠は一般選抜に含まれます。 大学公式の2027年度入試ガイド、アドミッション・ポリシー、2025年度一般選抜の出題意図を基準に、 方式ごとの科目・論文・面接・地域枠・学士入学対策を解説します。

北里大学医学部の志望理由書・小論文・面接対策はこちら
対象:北里大学 医学部 医学科 公式情報確認日:2026年7月31日
108人 医学科の入学定員
共テ前期新設 前期・後期とも各5人募集
第2次200点 90分論文100点+面接100点
総合型なし 公募制推薦も実施しない
一般選抜の正式な2027年度学生募集要項は、2026年9月公開予定です。 現在の一般・共通テスト利用部分は、2027年度入試ガイドと医学部公式情報を基準にしています。 出願時には、公開後の募集要項で出願書類・試験会場・注意事項を再確認してください。

2027年度|北里大学医学部の全入試方式

方式 募集人員 第1次・主な選考 第2次・人物評価 実施状況
学校推薦型
系列校・指定校
38人 対象校へ案内される募集要項で確認 面接票等を含む詳細は高校配布要項を優先 専願
学校推薦型
地域枠指定校
実施未定 実施する場合は対象校へ通知 地域医療への意思・義務の理解が必要 2027未定
一般選抜 60人
相模原市修学資金枠を含む
数学150・理科2科目200・英語150 論文100・面接100 実施
共通テスト利用
前期
5人 数学150・理科2科目200・英語150 論文100・面接100 2027新設
共通テスト利用
後期
5人 数学150・理科2科目200・英語150 論文100・面接100 実施
地域枠一般選抜 実施未定 地域枠指定校で定員を充足しない場合に実施することがある 地域枠の追加面接等を確認 2027未定
学士入学者選抜 若干名 基礎学力検査100・論文100 面接120 1年次後期入学
総合型・公募制推薦 2027年度の医学部では実施しません
一般・共通テスト利用は、学力試験だけで合否が決まる方式ではありません。
第1次試験の500点に加え、第2次で論文100点と面接100点を課します。 共通テスト利用でも論文・面接が省略されないため、共通テスト後に初めて準備を始めるのでは遅くなります。

学校推薦型選抜|系列校・指定校

2027年度の募集人員は38人です。対象校、評定基準、出願資格、選考内容、推薦人数などの詳細は、 対象高校へ案内される募集要項で確認する必要があります。 2027年度の公開日程では、試験日は2026年11月15日です。

学校推薦型の募集要項・面接票・問題は、対象高校を通して確認します。 一般公開情報だけで評定、試験科目、論文字数を決めず、 校内選考より前に進路指導部へ最新資料の確認を依頼してください。

高校を通して確認する項目

  • 系列校・指定校の対象
  • 全体・教科別の評定条件
  • 既卒者の可否
  • 欠席・遅刻等の基準
  • 校内推薦人数と選考日程
  • 試験科目・時間・配点
  • 医学部入学志願者面接票の設問
  • 大学から案内された問題・注意事項

推薦で示したい学生像

北里大学医学部は、医学・医療への深い関心、自己研鑽を続ける意欲、 品行、豊かな情操、医学を学ぶための学業成績を重視しています。 評定の数値だけではなく、学習を継続した方法や、人との関わり方まで説明できるようにします。

医学部志望の軸

「人を助けたい」から医師の仕事へ進む

医師を目指した経験、患者・家族・地域のどの課題に関心を持ったか、 医師としてどのような判断と責任を担いたいかまで具体化します。

北里大学との接続

人間性・研究・地域・予防医学を選ぶ

北里大学医学部の4つの基本理念から、自分の医師像に必要な学びを選びます。 理念名を並べるのではなく、入学後の教育と将来の行動へつなげましょう。

推薦書・面接票

高校の評価と本人の説明を一致させる

学業、課外活動、協調性、責任感、医学への関心について、 推薦書に書かれた評価を自分の具体的な経験として説明できるようにします。

成績の背景

評定の数値だけでなく、学び方を示す

苦手科目をどう改善したか、長期間の学習をどう続けたか、 結果が出ないときに何を変えたかを言葉にします。

地域枠指定校・地域枠一般・相模原市修学資金枠

2027年度の地域枠指定校・地域枠一般選抜は、現時点で実施未定です。 実施する場合、地域枠指定校は対象校へ通知され、指定校で定員を充足しなかった地域について 地域枠一般選抜を実施することがあります。

医学部公式ページに掲載される地域枠

制度 掲載人数 主な特徴 2027年度選抜
山梨県 2人 2027年度から出身地・高校所在地の制限なし。県内勤務義務あり 実施未定
茨城県 4人 県内高校卒業等の出願条件。医師不足地域を含む勤務義務あり 実施未定
神奈川県 5人 県内居住歴・県内高校卒業等の条件。指定診療科・医療機関で勤務 実施未定
埼玉県 2人 出身地制限なし。特定地域・診療科等での勤務義務あり 実施未定
新潟県 3人 出身地制限なし。連携市町村を含む県内勤務・地域実習等の条件 実施未定
地域枠は奨学金だけで選ばないようにしましょう。 医師免許取得後の勤務地域、年数、診療科、研修先、在学中の地域実習などが定められています。 志望地域の医療課題と、自分がそこで働く意思を具体的に確認してから出願します。

相模原市修学資金枠

一般選抜の募集人員60人に含まれる枠で、医学部公式ページでは2人と案内されています。 出願時に「相模原市修学資金枠」を選択し、相模原市へも別途書類を提出します。 第2次では通常の面接に加え、医学部教員と相模原市職員による面接が行われます。

  • 6年間の学費相当額を貸与
  • 総合診療医または総合内科医を志す意思
  • 指定医療機関で臨床研修を開始
  • 臨床研修を含め計9年間の従事条件
  • 通常の一般選抜合格となる場合もある
  • 第2次は2月13日・14日から選択

地域枠・相模原市枠の面接で具体化すること

  • なぜその県・地域を選ぶのか
  • 地域の医師不足や診療体制をどう理解しているか
  • 総合診療・救急・小児・産科等の課題をどう考えるか
  • 義務年限と指定医療機関での勤務を理解しているか
  • 希望診療科と地域の需要が異なる場合にどう考えるか
  • 長期間、その地域に関わり続ける意思をどう示すか
地域枠は、経済的支援を受けるための志望理由では足りません。
対象地域の医療課題、卒業後の従事条件、自分の診療科志望を確認し、 その地域で医師として働く必然性まで説明しましょう。

一般選抜|第1次500点+第2次200点

第1次試験

科目 時間 配点 2027年度の範囲
数学 80分 150点 数学Ⅰ(データの分析を除く)・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列)・C(数学的な表現の工夫を除く)
理科 100分 200点 物理・化学・生物から出願時に2科目選択。物理は原子を除く
英語 70分 150点 英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ、論理・表現Ⅰ〜Ⅲ

第2次試験

選考 時間 配点 大学公式の評価内容
論文 90分 100点 論理的思考、記述、表現、考察、理解。1つのテーマについて論述
面接 10分 100点 医師としての人物、意欲、適性。グループ・個人または複合方式
第2次試験は「参考程度」ではなく、論文と面接が各100点です。
第1次の学力を完成させながら、長文の読解・要約・意見論述と、 面接票をもとにした短い回答を並行して準備します。
2025年度の解答形式: 数学は記述式、英語・物理・化学・生物はマークシート方式でした。 これは2025年度の実績であり、2027年度の解答方法は正式要項・受験上の注意で確認してください。

一般選抜の最終判定は、第1次試験、論文、面接、調査書等を合わせた総合評価です。 大学公式Q&Aでは、科目ごとの基準点は設けず、理科の選択科目による有利・不利もないと案内しています。

特待生制度

一般選抜合格者の中から、第1種・第2種の特待生が若干名選考されます。 第1種は6年間の学費全額、第2種は6年間で学費の半額相当が免除されます。

共通テスト利用選抜|前期・後期

2027年度から前期が新設され、前期・後期とも5人を募集します。 第1次は共通テスト500点、第2次は一般選抜と同じ90分論文・面接各100点です。

教科 使用科目 配点
数学 数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B・C 150点(素点×0.75)
理科 物理・化学・生物から2科目 200点(素点)
英語 リーディング・リスニング 150点(素点×0.75)
国語・地理歴史・公民・情報は判定に使用しません。 数学2科目、理科2科目、英語に絞った500点構成です。 一般選抜と共通テスト利用前期の両方へ出願する場合、第2次試験は同じ日を選択する必要があります。
前期|5人

一般選抜と同時期に第2次

第1次合格発表は2月8日。第2次は2月13日・14日・15日から1日を選択し、 一般選抜との併願時は同一日を登録します。

後期|5人

3月まで論文・面接を維持する

第1次合格発表は3月1日、第2次は3月6日です。 共通テスト後も、医療テーマの読解と面接準備を止めないことが重要です。

LOGIQAの猫が北里大学医学部一般選抜の過去問傾向を解説します。

LOGIQA’S INSIGHT

北里医学部は、基礎知識を「複数の条件・資料・医療場面」へ使えるかを見る

2025年度の大学公式出題意図では、数学は論証と複合単元、理科は実験・グラフ・現象の統合、 英語は医学・自然科学を含む文章の論理的読解を重視しています。 難問の暗記より、標準知識を条件に合わせて運用する力が科目共通の軸です。

2025年度公式出題意図から見る科目別傾向

2025年度の出題内容は、2027年度に同じ単元・構成が出ることを示すものではありません。 ただし、北里大学医学部が各科目で何を評価するかを知り、過去問の復習方法を決める材料になります。

数学|記述で方針・計算・論証を完成させる

大問2025年度に示された内容対策の中心
整数、定積分、ベクトル、条件付き確率、確率漸化式、数列の極限小問を速く処理し、融合問題の条件を分ける
微分・積分、回転体の体積式の設定、積分区間、図形の位置関係を記述する
図形と方程式、軌跡、二次曲線・楕円文字の置き方と条件除外を最後まで確認する
標準問題の再現

答えではなく、途中式まで書き直す

何を文字で置くか、どの条件を式にするか、なぜその公式を使うか、 場合分けと条件確認までを、答案として再現します。

確率×数列

状態の変化から漸化式を立てる

確率と数列を別単元として覚えず、次の段階で状態がどう変わるかを図や表にして、 漸化式と極限へつなげます。

80分の配分例

小問集合で止まりすぎない

練習では、小問集合25〜30分、大問Ⅱ・Ⅲを各20〜25分、見直し約5分から始め、 自分の得点状況に合わせて調整します。

復習分類

失点原因を5種類に分ける

知識不足、方針が立たない、計算ミス、条件の読み落とし、時間不足に分け、 次の演習で直す内容を決めます。

英語|医学・自然科学の文章を標準的な英語力で読む

大問2025年度に示された形式対策
エボラウイルス発見を扱う長文、空所補充、同意表現、内容説明・真偽段落の主張・具体例・因果を取る
文法・語彙・熟語・構文の空所補充標準語彙と語法を反復する
中文の文脈に合う語句選択接続語と前後関係を読む
社会・環境問題等を扱う会話問題発言者の主張と適切な応答を確認する
日本語を手掛かりにした語句整序主語・動詞・修飾関係から組み立てる
  • 医学用語だけに偏らず高校標準語彙を完成させる
  • 定義・具体例・対比から未知語を推測する
  • 内容真偽で「反対」と「本文にない」を分ける
  • 整序は主語と動詞から骨格を作る
  • 70分の通し演習で形式別の所要時間を記録する
  • 自分の常識ではなく本文の根拠で判断する

化学|理論・無機・有機を一つの題材で横断する

大問2025年度に示された内容
化学全般の基礎概念
ナトリウム化合物、結晶構造、濃度、電気分解
水溶液中の化学平衡、平衡定数、pH、溶解度
沈殿滴定、溶解度積、濃度計算、実験操作
芳香族有機化合物、反応、性質、分析
理論化学

溶液中の化学種と反応前後を描く

物質量、酸・塩基、酸化還元、電池・電気分解、平衡、pH、溶解度積、 滴定を計算まで完成させます。

実験操作

操作の理由と誤差の方向を説明する

器具の選択、洗浄、終点、誤差について、 操作を変えた場合に測定値がどう動くかまで確認します。

無機化学

物質知識を濃度・電気分解へつなぐ

色、沈殿、反応式を単独で覚えず、結晶、溶液、電気化学の計算と組み合わせます。

有機化学

原料から分析まで反応経路で覚える

原料、試薬、条件、生成物、確認反応、分離方法を一つの経路にし、 芳香族化合物の構造と性質を説明します。

生物|医学的題材と複数グラフを統合する

大問2025年度に示された内容
血液凝固、ホルモン、血友病、薬理的効果、複数グラフ
植物の胚発生、植物ホルモン、自家和合性、実験考察
バイオーム、気候と植生、物質量の計算
  1. 目的:何を調べる実験かを確認する
  2. 条件:操作した条件と対照群を分ける
  3. 軸:グラフの縦軸・横軸・単位を読む
  4. 比較:どの群同士を比較できるかを決める
  5. 結論:結果から言えることと言えないことを分ける

血液や薬理だけに絞らず、代謝、遺伝子、発生、動物生理、植物生理、生態、進化を広く学びます。 物質量、割合、遺伝、個体群などの計算も残さないようにしましょう。

物理|状態が変わる問題を区間ごとに描く

大問2025年度に示された内容
力学・電磁気・熱・波の基礎事項
等加速度運動、ばねの単振動、2物体の相対運動、ばねのエネルギー
電場・磁場中の荷電粒子、力と加速度、運動状態の変化
  • 力が働く前・途中・後で区間を分ける
  • 各区間で力・速度・加速度の向きを描く
  • エネルギーと保存される量を確認する
  • 相対運動では基準となる物体を明確にする
  • 電場の力と磁場の力を混同しない
  • 公式を選ぶ前に使える法則を判断する

理科2科目を100分で解く

単純に分けると1科目50分ですが、得意科目45分・計算量の多い科目55分など、 本人に合う配分を過去問で固定します。

  • 各科目の開始・終了時刻を記録する
  • 大問ごとの終了時刻を決める
  • 後回しにした問題を記録する
  • 時間切れと知識不足を分ける
  • 計算ミスの数と原因を残す
  • 2科目を続けて解く通し演習を行う
大学公式Q&Aでは、理科の選択科目による有利・不利はないとされています。
評判だけで選択科目を変えるのではなく、100分の中で安定して得点できる2科目を選びましょう。

第2次試験|90分論文の過去問傾向と対策

2027年度入試ガイドは、論理的思考、記述、表現、考察、理解を評価し、 1つのテーマについて論述するとしています。 2025年度の出題意図では、約2,500字の文章を読んで複数の設問へ答える形式が示されました。

2025年度は、要約・タイトル、内容読解、医師志望者としての考察が問われました。 3日間の題材は「共感」「難病患者の療養」「医療安全」です。 テーマだけを覚えるのではなく、長文から主旨を取り、患者・家族の立場まで考える力を再現します。

論文で必要な3つの力

① 要約

筆者の問題・主張・理由を短く再構成する

本文の言葉を抜き出すだけでなく、具体例と中心主張を分け、 文章全体を表すタイトルを付けます。

② 読解

本文にあることと、自分の意見を分ける

筆者の立場を正確に示した後で、自分の考察へ進みます。 本文にない医学知識で読解問題へ答えないようにします。

③ 医師としての考察

患者・家族・医療者・制度から考える

医学的に正しい対応だけでなく、不安、生活、本人の価値観、家族の負担、 説明と同意、医療者間の連携まで検討します。

90分の運用

設問ごとの役割と時間を守る

要約に時間を使い切らず、読解と意見論述へ必要な時間を残します。 本番形式で、読む・構成・書く・見直す時間を固定しましょう。

90分の練習手順

  1. 設問を先に確認する:要約、タイトル、読解、意見の条件を分ける
  2. 長文の構造を取る:問題、具体例、対立、筆者の主張を把握する
  3. 要約を再構成する:主旨を保ち、不要な具体例を削る
  4. 自分の意見を分ける:本文の主張を示した後で考察へ進む
  5. 患者・家族の視点を加える:治療以外の生活・感情・支援を考える
  6. 具体策と限界を書く:実行主体、方法、残る課題を示す
  7. 見直す:設問への未回答、主語、因果、文字の判読性を確認する

対策用の論文問題

次は、2025年度の評価意図と北里大学医学部の理念に沿った練習用問題です。

  • 患者への共感と冷静な医学的判断は両立するか
  • 医療事故を防ぐために、個人と組織は何をすべきか
  • 治療法のない病気を持つ患者に医師は何ができるか
  • 患者本人と家族の希望が異なる場合、医師はどう対応するか
  • AI診断が普及しても医師に必要な力は何か
  • 医療従事者の働き方と患者安全をどう両立させるか
  • 「説明すること」と「理解してもらうこと」はどう違うか
  • 地域医療と医師偏在を改善するために何が必要か

第2次試験|面接・医学部志願者面接票対策

一般・共通テスト利用の面接は10分・100点です。 大学公式は、将来医師となる受験生の人物、意欲、適性を評価し、 グループ面接、個人面接、または両方を複合した方式で行うとしています。 医学部志願者面接票等の提出書類は、面接時の資料として使われます。

なぜ北里大学医学部なのかを具体化する

北里大学医学部の4つの基本理念と教育を、自分の医師像へつなげます。

人間性豊かな医師

早期から患者・医療現場へ接する

早期体験学習や体験当直を通して、医師・他職種・患者の立場を学び、 医学生としての責任を早い段階から考えます。

医学研究

疑問を持ち、根拠を探究する

臨床上の課題をそのまま受け入れず、研究を通じて原因や改善方法を探る姿勢へつなげます。

地域・チーム医療

多職種の専門性を患者中心に束ねる

オール北里チーム医療演習や診療参加型臨床実習を通じ、 他職種の役割を尊重して協働する力を身につけます。

国際・予防医学

治療前・地域・世界へ視野を広げる

予防医学、地域医療、最長15週間の海外選択実習などから、 自分が深めたい学びを選び、将来の行動へつなげます。

最低限準備する想定質問

次は大学が公表した過去質問ではなく、公式の評価項目と教育内容から準備する質問です。

  • なぜ医師を目指すのか
  • なぜ他の医療職ではなく医師なのか
  • なぜ北里大学医学部なのか
  • 北里大学医学部の4つの基本理念をどう理解しているか
  • 患者中心の医療とは何か
  • 患者と家族の希望が異なる場合にどう考えるか
  • チーム医療で医師が担う役割は何か
  • 高校生活で主体的に取り組んだこと
  • 失敗や挫折から何を変えたか
  • 自分と異なる意見へどう対応するか
  • 最近関心を持った医療問題は何か
  • 自分の短所が医師の仕事へどう影響するか
  • 地域医療・予防医学・医学研究への関心
  • 6年間学び続けるために必要なこと
10分面接では、長い回答より質問への直接性が重要です。
最初の30〜45秒で結論と理由を示し、追加質問に応じて具体例を出します。 暗記した志望理由を一気に話すのではなく、相手との対話として答えましょう。

学士入学者選抜|医学以外の専門性を医師へつなげる

4年制以上の大学を卒業して学士を取得した者・取得見込みの者、 または大学院の修士・博士課程を修了した者・修了見込みの者が対象です。 医学以外の専門分野を修めた幅広い視野を持つ医師の育成を目的とし、 1年次後期へ2027年9月1日付で入学します。

段階選考時間配点
第1次基礎学力検査100分100点
第1次論文80分100点
第2次面接20分120点
第2次の最終判定には、第1次試験の結果を加味しません。 第2次は20分・120点の面接によって能力・適性等を判定します。 第1次を通過した後は、面接が最重要科目です。

基礎学力検査・論文

基礎学力検査では、医学部での修学に必要な数学、化学、生物、英語を100分で評価します。 論文は80分で、1つのテーマについて論述し、 論理的思考、記述、表現、考察、理解を示します。

学士入学者用面接票

2027年度要項では、志望動機に加え、志願者本人が誇れること等をまとめた面接票を提出します。 目立つ実績だけでなく、以前の専門・職務で身につけた考え方や行動を、 医師としてどう生かすかまで示しましょう。

以前の専門分野と医学の接続例

  • 工学と医療機器・診断技術
  • 情報科学と医療データ
  • 心理学と患者・家族支援
  • 法学と医療倫理・制度
  • 経済学と医療資源・医療政策
  • 国際関係と国際保健
  • 教育学と患者教育・医学教育
  • 生命科学と基礎医学研究

20分面接で準備する内容

  • なぜ今から医師を目指すのか
  • 以前の進路選択をどう捉えているか
  • 医師以外の方法では実現できないのか
  • 以前の専門性を医療へどう生かすか
  • 数学・化学・生物・英語をどう補強したか
  • 6年間の学修を続ける生活・経済面の準備
  • 年下を含む学生とどう協働するか
  • 本人が誇れる経験から何を学んだか
学士入学は「早く医師になれる制度」ではありません。 以前の分野を辞めたいという説明ではなく、 その専門性が、患者・研究・地域・医療制度のどの課題に役立つかを具体化します。

北里大学医学部が求める6つの力

大学公式のアドミッション・ポリシーと、一般・推薦・学士入学の評価内容を、 入試対策上の6つの力へまとめます。

① 数学・理科・英語の基礎学力

医学を学ぶために、知識を計算・実験・資料読解へ使い、複数の条件を統合する力です。

② 論理的に考え、表現する力

第1次の論証・考察だけでなく、90分論文と面接で結論・理由・具体例を明確に示します。

③ 知的探究心と自己研鑽

医学・医療の疑問を持ち、必要な情報を調べ、自分の不足を振り返って学び続ける姿勢です。

④ 患者・家族への共感

患者を疾患だけで捉えず、不安、価値観、生活、家族との関係を考えて判断する力です。

⑤ 良識あるコミュニケーション

社会常識と良識に基づき、異なる立場を理解し、良好な関係を築きながら協働します。

⑥ 社会・国際・地域への貢献

医療、研究、予防医学を通して、地域社会や国際社会の課題へ貢献する意思を具体化します。

北里大学医学部の具体的な入試対策

  1. 出願方式と未確定枠を分ける
    系列校・指定校、一般、共通テスト前期・後期、学士入学を確定方式として準備し、 地域枠は大学・県の公表を確認してから出願条件を詰めます。
  2. 一般は500点を科目間で安定させる
    数学150、理科2科目200、英語150です。理科2科目の100分配分を過去問で固定します。
  3. 共通テスト利用も第2次を先に始める
    前期・後期とも論文と面接があります。共通テスト終了後からではなく、秋から長文要約と面接票を準備します。
  4. 論文は長文読解・要約・医師としての考察を分ける
    本文の主旨、自分の意見、患者・家族への配慮を混同せず、設問ごとの役割を守ります。
  5. 面接票は質問を増やせる書類にする
    抽象的な美辞麗句ではなく、経験・判断・行動・変化を具体化し、深掘りされても説明できるようにします。
  6. 地域枠は勤務義務まで理解する
    貸与額だけで選ばず、研修先、勤務年数、指定地域・診療科、在学中の支援プランまで確認します。
  7. 学士入学は以前の専門を医療へ変換する
    医学への転向理由だけでなく、以前の学びがどの患者・研究・医療課題に役立つかを示します。

2027年度の主な入試日程

方式 出願期間 第1次・試験日 第2次 合格発表・手続
系列校・指定校推薦 対象校の要項で確認 2026年11月15日 対象校の要項で確認 対象校の要項で確認
一般選抜 2026年12月24日〜2027年1月19日 2027年2月2日
発表:2月8日
2月13日・14日・15日から1日 発表:2月17日
手続:2月24日
共通テスト利用前期 2026年12月24日〜2027年1月15日 共通テスト
発表:2月8日
2月13日・14日・15日から1日 発表:2月17日
手続:2月24日
共通テスト利用後期 2026年12月24日〜2027年1月15日 共通テスト
発表:3月1日
3月6日 発表:3月10日
手続:3月17日
学士入学 2026年11月2日〜11月5日 11月15日
発表:12月1日
12月6日 発表:12月9日
手続:12月16日

北里大学医学部の入試FAQ

北里大学医学部に総合型選抜はありますか?

2027年度は実施しません。公募制推薦もなく、系列校・指定校推薦、一般、共通テスト利用、学士入学が中心です。

共通テスト利用選抜は共通テストだけで合格できますか?

できません。第1次合格者には、一般選抜と同じ90分の論文と面接を課します。

共通テスト利用前期はいつから始まりますか?

2027年度に新設されます。募集人員は5人です。

一般選抜の理科は何科目ですか?

物理・化学・生物から2科目を出願時に選択し、100分・200点で受験します。物理は原子が範囲外です。

論文は普通の小論文ですか?

2027年度要項は1テーマの論述としています。2025年度は約2,500字の長文を読み、要約・タイトル・読解・医師志望者としての考察を問いました。

面接は個人面接ですか?

大学公式は、グループ面接、個人面接、または両方を複合した方式としています。具体的な実施形態は当年度の案内に従ってください。

指定校推薦の評定条件は公開されていますか?

一般公開されていません。対象校へ案内される募集要項で確認する必要があります。

2027年度の地域枠は実施されますか?

地域枠指定校・地域枠一般選抜は現時点で実施未定です。実施する場合は大学・対象校から公表されます。相模原市修学資金枠は一般選抜内にあります。

学士入学は何年次へ入りますか?

1年次後期へ2027年9月1日付で入学します。一般的な2年次編入とは異なります。

一般選抜に科目ごとの足切り点はありますか?

大学公式Q&Aでは、科目ごとの基準点は設けず、総合評価で判定すると案内しています。

物理・化学・生物の選択で有利・不利はありますか?

大学公式Q&Aでは、選択科目による有利・不利はないとしています。得意科目と100分での安定性を基準に2科目を選びましょう。

一般選抜は記述式ですか?

2025年度は数学が記述式、英語・物理・化学・生物がマークシート方式でした。2027年度の解答形式は、正式要項と受験上の注意で確認してください。

学士入学の第2次では第1次の成績も使われますか?

使われません。2027年度要項では、第2次の判定に第1次試験の結果を加味せず、20分・120点の面接で判定すると示されています。

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第1次の学力と、第2次の論文・面接を別々にしない

北里大学医学部は、一般・共通テスト利用とも、第2次の論文と面接を各100点で評価します。 LOGIQAでは、医学部志願者面接票、医師志望理由、患者・家族の立場を問う論文、 面接での深掘りを同じ人物像へつなげ、合格水準までブラッシュアップします。