史記「鴻門之会・四面楚歌・項王自刎」定期テスト対策チェック

漢文・史記|定期テスト対策

史記「鴻門之会・四面楚歌・項王自刎」定期テスト対策チェック

項羽と劉邦の有名場面を、人物関係・あらすじ・句形・書き下し・現代語訳・心情問題まで、スマホで確認できます。「何為」「何以」「奈若何」など、漢文で問われやすい表現もまとめています。

鴻門之会 四面楚歌 項王自刎 何為・何以 1問ごとに解説

まずは10問チェック

最初は「鴻門之会」から始まります。テスト範囲に合わせて、下のボタンで「四面楚歌・項王自刎」に切り替えられます。

読み込み中です。

四面楚歌・項王自刎でよく出るポイント

直近の検索でも、「四面楚歌 テスト対策」「項王自刎 テスト対策」「四面楚歌 問題」などの形で調べられています。定期テストでは、意味だけでなく、項羽の心情・判断・句形までまとめて問われやすいです。

四面楚歌で見るところ
周囲から楚の歌が聞こえたことで、項羽が「漢はすでに楚を取ったのか」「なぜ楚人がこんなに多いのか」と驚き、孤立を悟る場面です。単なる故事成語の意味だけでなく、項羽の不安・絶望・英雄としての誇りを読み取る問題が出やすいです。
項王自刎で見るところ
烏江を渡れば逃げられる可能性があるのに、項羽は江東の父兄に合わせる顔がないとして渡りません。「天之亡我、非戦之罪也」「我何渡為」などから、項羽が敗北をどう受け止めているかを確認しましょう。

「何為」「何以」など、漢文で問われやすい表現

史記の定期テストでは、あらすじだけでなく、疑問・反語・詠嘆の形がよく問われます。特に「何」は、後ろに来る語との組み合わせで意味が変わります。

何〜為 反語。「どうして〜する必要があるか、いやない」と訳す。
例:何辞為=どうして辞退する必要があろうか。/我何渡為=私はどうして渡る必要があろうか。
何以〜 疑問。「何をもって〜するか」「どうして〜するか」と訳す。理由・手段を問う形。
本文や類題では、理由説明・現代語訳・書き下しで狙われやすい。
何〜之〜也 詠嘆。「なんと〜なことか」と訳す。
例:是何楚人之多也=なんと楚人が多いことか。
奈A何 疑問・反語的な嘆き。「Aをどうしたらよいか」と訳す。
例:奈若何=お前をどうしたらよいか。
安在 疑問詞「安」が前に出る形。「どこにあるのか」。
例:沛公安在=沛公はいずこにか在る。
無顔見〜 「〜に合わせる顔がない」。恥・責任・面目の意識を表す。
例:無顔見江東父兄=江東の父兄に合わせる顔がない。
覚え方
「何」が出たら、まず後ろを見るのがコツです。何〜為なら反語、何以〜なら理由・手段の疑問、何〜之〜也なら詠嘆になりやすいです。

テスト前に見る要点まとめ

問題を解く前後に、全体の流れ・重要句形・問われやすい部分を確認しておきましょう。

鴻門之会|全体訳・あらすじ

鴻門之会は、劉邦が項羽に殺されかける、非常に緊張感のある場面です。

全体の流れ
劉邦は先に秦の都に入りましたが、項羽に逆らうつもりはないと示すため、翌朝、わずかな兵を連れて鴻門にいる項羽のもとへ向かいます。劉邦は「自分は将軍である項羽のために関中を守っていただけだ」と釈明します。項羽は劉邦を許すように見えますが、范増は劉邦を将来の敵と見て、殺すよう項羽に合図を送ります。しかし項羽は決断できません。そこで項荘が剣舞をしながら劉邦を殺そうとします。張良は危険を察し、樊噲を呼びます。樊噲は宴席に入り、劉邦の功績を堂々と弁護します。その後、劉邦は席を外すふりをして逃げ、張良が項羽に謝罪品を渡します。
項羽 楚の有力者。軍事力は強いが、鴻門之会では劉邦を殺す決断ができない。
劉邦・沛公 のちの漢の高祖。鴻門之会では命の危険を感じて逃げる。
范増 項羽の軍師。劉邦を危険人物と見て殺すよう促す。
張良 劉邦の臣下。危険を察して樊噲を呼び、劉邦の脱出を助ける。
樊噲 劉邦の臣下。宴席に入り、項羽に堂々と発言する。
鴻門之会|重要句形・問われやすい部分
従百余騎 「百余騎を従えて」。は「従える」と読む。
其意常在沛公也 「その狙いはいつも沛公にある」。項荘が剣舞で劉邦を狙っている場面。
臣請入 は「どうか〜させてください」。願望・許可の形。
如今人方為刀俎、我為魚肉 「今、相手は包丁とまな板、こちらは魚肉のようなもの」。殺される側の危険を表す比喩。
何辞為 何〜為で「どうして〜する必要があるか、いやない」。反語。
沛公安在 「沛公はいずこにか在る」。疑問詞「安」が前に出る形。
テストで狙われやすいところ
人物関係、項荘の剣舞の目的、樊噲の発言、劉邦が逃げる理由、「何辞為」「沛公安在」などの句形、張良が誰に何を渡したかがよく問われます。
四面楚歌|定期テスト対策・問われやすい問題

四面楚歌は、項羽が漢軍に囲まれ、周囲から楚の歌が聞こえてくる場面です。故事成語としての意味だけでなく、本文中で項羽が何を感じたのかが問われます。

四面楚歌の意味 周囲を敵に囲まれ、助けがなく孤立している状態。
項羽が驚いた理由 敵である漢軍の中から、故郷である楚の歌が聞こえたため。楚がすでに漢に取られたのではないかと感じた。
漢皆已得楚乎 「漢はすでに楚をすべて手に入れたのか」。項羽の驚きと不安を表す。
是何楚人之多也 「なんと楚人が多いことか」。何〜之〜也の詠嘆。
心情 孤立感、不安、敗北を悟る気持ち、英雄としての誇りと絶望が重なる。
四面楚歌の問題で答えたいこと
「四面楚歌=ただのピンチ」ではなく、敵の中に楚人が多くいるように見えたことで、項羽が味方を失い、故郷まで漢に取られたと感じるところがポイントです。
項王自刎|定期テスト対策・問われやすい問題

項王自刎は、項羽が烏江を渡らず、最後に自ら命を絶つ場面です。定期テストでは、項羽がなぜ逃げなかったのか、敗北をどう受け止めているのかが問われます。

烏江を渡らない理由 江東の父兄に合わせる顔がないと考えたため。多くの若者を連れて出たのに、誰も帰せなかった責任を感じている。
天之亡我、非戦之罪也 「天が私を滅ぼすのであって、戦い方が悪かったのではない」。項羽は敗北を自分の戦術の失敗ではなく、天命として受け止めている。
我何渡為 何〜為の反語。「私はどうして渡る必要があろうか、いやない」。
無顔見江東父兄 「江東の父兄に合わせる顔がない」。恥・責任・面目の意識を表す。
自刎 自ら首をはねて命を絶つこと。項羽の最期を表す重要語。
項王自刎の問題で答えたいこと
項羽は単に逃げられなかったのではなく、逃げられる可能性があっても、江東の人々への責任や英雄としての面目から渡らない選択をします。
四面楚歌・項王自刎|全体訳・あらすじ

四面楚歌から項王自刎は、項羽が追い詰められ、最後を迎える場面です。

全体の流れ
項羽の軍は垓下で漢軍に囲まれます。夜、周囲の漢軍から楚の歌が聞こえてきます。項羽は、漢がすでに楚の地をすべて手に入れたのか、なぜ楚人がこんなに多いのかと驚きます。項羽は自分の力と名声を誇りながらも、時勢が味方せず、愛馬の騅も進まないと歌います。そして虞美人を前にして、どうすればよいのかと嘆きます。その後、項羽はわずかな兵で逃れますが、烏江まで来たところで、東へ渡るよう勧められても、「天が自分を滅ぼすのだ。戦い方が悪かったのではない」と言い、江東の父兄に合わせる顔がないとして渡りません。最後は昔なじみの呂馬童を見つけ、自分の首に賞金がかけられていることを知り、みずから命を絶ちます。
四面楚歌 敵に囲まれて孤立し、助けがない状態。本文では、周囲から楚の歌が聞こえ、項羽が絶望する場面。
垓下の歌 項羽の力・時勢への嘆き・愛馬への思い・虞美人への悲しみが表れる。
項王自刎 項羽が烏江を渡らず、自ら首をはねて死ぬ場面。
四面楚歌・項王自刎|重要句形・問われやすい部分
漢皆已得楚乎 「漢はすでに楚をすべて手に入れたのか」。項羽の驚きと不安。
是何楚人之多也 「なんと楚人が多いことか」。何〜之〜也の詠嘆。
力抜山兮気蓋世 「力は山を抜き、気力は世を覆うほどだった」。項羽の英雄性。
虞兮虞兮奈若何 奈A何で「Aをどうしたらよいか」。虞美人への嘆き。
天之亡我、非戦之罪也 「天が私を滅ぼすのであって、戦いの失敗ではない」。項羽の自己認識。
我何渡為 何〜為の反語。「どうして渡る必要があろうか」。
無顔見江東父兄 「江東の父兄に合わせる顔がない」。恥と責任の意識。
テストで狙われやすいところ
「四面楚歌」の意味、垓下の歌の内容、項羽の心情、「奈若何」「何渡為」の句形、「天之亡我、非戦之罪也」の考え方、「江東父兄」に合わせる顔がない理由がよく問われます。

次に確認する

史記の本文がある程度見えてきたら、句形・文法・他教科対策ページもあわせて確認しましょう。