総合型選抜(AO)
システムデザイン工学部、未来科学部、理工学部が対象です。志望理由書、活動報告書、学科別事前課題などを提出し、第二次選考でプレゼンと面接を行います。
- システムデザイン・未来科学:第一志望
- 理工学部:他大学との併願可
- 募集人員:各学科・学系若干名
東京電機大学の2027年度総合型選抜は、システムデザイン工学部・未来科学部・理工学部を対象とする「総合型選抜(AO)」と、工学部を対象とする「総合型選抜(とんがりAO)」で構成されます。
AOは志望理由書800字、活動報告書1600字、学科・学系別の事前課題などを使う第一次選考の後、プレゼンテーションと口頭試問を含む個人面接を行います。とんがりAOは、大学が示す5分類・20項目の「とんがり要件」から、自分の制作、探究、分解、プログラミング、理系科目への没頭、将来構想などを選び、具体的な経験として説明します。
LOGIQA’S INSIGHT東京電機大学の総合型選抜では、実績の名称や規模だけを並べても、本人の力は十分に伝わりません。AOの活動報告書は、高校までに何へ取り組み、そこで何を考え、どのような力を身につけたかを、志望学科・学系での学びと将来像へつなげる書類です。とんがりAOも、制作物や資格の有無だけでなく、始めた理由、こだわった点、試行錯誤、志望学科との関係を具体的に説明します。
とんがりAOの20項目には、家電の分解、自宅サーバー、自作ソフトウェア、理系科目への強い愛着、科学技術を扱う作品への探究、製品開発や起業の構想などがあります。これは奇抜な経歴を探すためのリストではありません。日常の関心を工学的に掘り下げ、30分程度語れるほど理解しているか、自分の手を動かして確かめているかを見る仕組みです。
AOの事前課題も、インターネットで一般論を集めるだけでは完成しません。建築学科は身近な木造住宅を実地に観察し、建築・都市環境学系は地域の空間やインフラを自分で見て、写真・図・グラフを使って改善案を示します。機械工学系や電子情報・生体医工学系は、問題の背景、技術による解決、妥当性、限界、社会への影響まで考えます。
対策では、興味を持ったきっかけ → 実際に行ったこと → 仕組み・原理 → 試行錯誤 → 得た力 → 志望学科で深めたいこと → 将来の活用を一続きにします。面接では「なぜその方法を選んだか」「別の部品・手法ではだめか」「失敗した原因は」「数学や物理のどの知識が関係するか」と質問してもらい、表面的な活動紹介から一段深い説明へ変えていきましょう。
ROUTE GUIDE
工学部だけは通常AOではなく、とんがりAOで募集します。両方式への同時出願はできません。
システムデザイン工学部、未来科学部、理工学部が対象です。志望理由書、活動報告書、学科別事前課題などを提出し、第二次選考でプレゼンと面接を行います。
自分の強い関心や制作・探究経験を、20項目の「とんがり要件」と結びつけて提出します。第二次選考ではプレゼンと数学Ⅰ・Ⅱの口頭試問を含む面接を行います。
AOととんがりAOの選択、数学・外国語の評定、事前課題、志望理由書、活動報告書、とんがり要件、口頭試問まで確認します。
ELIGIBILITY
出願前に、調査書の数学と外国語それぞれの教科別評定平均、履修科目を確認します。
| 方式・対象 | 数学 | 外国語 | 志望条件 |
|---|---|---|---|
| AO|システムデザイン工学部 | 3.5以上 | 3.5以上 | 第一志望・合格時に入学 |
| AO|未来科学部 | 3.5以上 | 3.5以上 | 第一志望・合格時に入学 |
| AO|理工学部 | 3.3以上 | 3.3以上 | 他大学との併願可 |
| とんがりAO|工学部 | 3.3以上 | 3.3以上 | 第一志望・合格時に入学 |
普通科等では、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C、英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が原則です。
理数科では、理数数学Ⅰ・Ⅱ、英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修を確認します。
工業科、総合学科、情報科などは、数学Ⅰ・Ⅱ、英語コミュニケーションⅠの履修が原則です。
高等学校卒業程度認定試験や海外の学校教育課程など、出願資格区分ごとに必要な成績証明書を用意します。
AO ROUTE
第一次選考では提出書類を総合評価し、第二次選考ではプレゼンテーションと個人面接で、主体性、学修意欲、基礎学力、説明力を確認します。
情報システム工学科、デザイン工学科が対象です。事前課題はなく、志望理由、活動、入学後の学修、将来像を提出書類とプレゼンで具体化します。
建築学科、情報メディア学科、ロボット・メカトロニクス学科が対象です。建築学科のみ事前課題があり、実地観察を踏まえた住宅改修案を提出します。
理学、生命科学、情報システムデザイン、機械工学、電子情報・生体医工学、建築・都市環境の各学系が対象です。課題内容は学系の専門性に合わせて異なります。
システムデザイン工学部・未来科学部と異なり、理工学部AOは他大学との併願が認められています。
PRE-ASSIGNMENTS
原則としてA4縦・横書き、本文3〜5ページ程度を目安とし、表紙、写真、図、表、参考文献を使ってまとめます。課題ごとの指示を優先してください。
| 学科・学系 | 2027年度事前課題の概要 |
|---|---|
| 未来科学部 建築学科 | 身近にある木造住宅を実地に観察し、平面図や寸法を示したうえで、将来の家族構成・生活変化による問題を考え、改修案を提案する。文章・図の生成AI利用は禁止。 |
| 理工学部 理学系 | 数学・自然科学を学ぶ意味や実験について論じる課題、または日常の現象・物質を化学・物理の視点で説明する課題から選択する。 |
| 理工学部 生命科学系 | 卒業5年後の進路像、そこへ至る経験、入学後の学習計画を具体化する。3項目合計600字以上、参考資料2点以上。 |
| 理工学部 情報システムデザイン学系 | 会話型AIと検索型AIを比較し、会話型AIが急速に普及した理由を考察。産業・社会課題への活用と人間との協働を提案する。 |
| 理工学部 機械工学系 | 機械に関係する問題を一つ選び、背景・原因を分析し、工学的な解決策、妥当性、限界、大学で深めたい内容を示す。 |
| 理工学部 電子情報・生体医工学系 | 身近な不便を一つ挙げ、電子情報機器による解決策を提案。情報エレクトロニクスまたは医工学とのつながりや社会への影響も論じる。 |
| 理工学部 建築・都市環境学系 | 地域の都市空間・インフラ・建築物を自分で観察し、課題を分析。建設技術による改善策を写真・図・グラフなどで提案する。 |
APPLICATION DOCUMENTS
活動の数ではなく、経験から得た力、学科での学修、将来像が一つの流れになっているかを見直します。
興味を持ったきっかけ、学びたい専門、東京電機大学の教育・研究との接点、卒業後の目標を具体的に書きます。
高校までに力を入れた活動、工夫、困難、改善、成果、身についた力を示し、志望学科・学系の学びへつなげます。
課題文を読み、問いに直接答えます。自分の観察、客観資料、推測、提案を区別し、引用元を記載します。
資格、受賞、作品、プログラム、研究、発表、部活動などを示す資料がある場合は、指定形式で添付します。
SECOND STAGE
プレゼンでは、高校までの活動・学び、東京電機大学で学びたいこと、将来像、志望理由を説明します。個人面接には学科・学系別の口頭試問を含みます。
活動の核心、得た力、大学での発展を絞り、聞き手が理解しやすい順序で説明します。制作物やパソコン、プロジェクター、ホワイトボードも利用できます。
志望理由、活動報告、事前課題、将来像を深掘りし、数学・理科・英語・時事問題など学科別の範囲から口頭試問を行います。
| 学科・学系 | 口頭試問の主な範囲 |
|---|---|
| システムデザイン工学部 情報システム工学科 | 数学Ⅰ・Ⅱ |
| システムデザイン工学部 デザイン工学科 | 数学Ⅰ・Ⅱ |
| 未来科学部 建築学科 | 一般選抜と同程度の数学・英語・物理 |
| 未来科学部 情報メディア学科 | 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列)・C(ベクトル) |
| 未来科学部 ロボット・メカトロニクス学科 | 一般選抜と同程度の数学・英語・物理 |
| 理工学部 理学系 | 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C、物理基礎、化学基礎から1科目 |
| 理工学部 生命科学系 | 数学、物理、化学、生物の指定範囲から1科目 |
| 理工学部 情報システムデザイン学系 | 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C、英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、時事問題 |
| 理工学部 機械工学系 | 数学Ⅰ・Ⅱ、物理基礎・物理 |
| 理工学部 電子情報・生体医工学系 | 物理基礎・物理 |
| 理工学部 建築・都市環境学系 | 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C、英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ |
| 工学部 とんがりAO・全学科 | 数学Ⅰ・Ⅱの基礎 |
TONGARI AO
工学部の電気電子工学科、電子システム工学科、応用化学科、機械工学科、先端機械工学科、情報通信工学科で各若干名を募集します。
制作物、SNSで注目された発信、GitHub等のコード、物理・化学を使う工夫、生成AIのSDKを使った制作、自宅サーバーなど。
家電・機器の分解、ものづくりへの強いこだわり、科学技術を扱う作品への探究、部活動を物理・化学で改善した経験など。
アニメや身近な現象を科学的に解説できる、他分野と工学の接点、科学者への関心、相対論・量子論、音による診断など。
好きな公式を導出して語れる、数学・物理・化学・生物・地学を極端なほど好きで深掘りしている。
製品開発・起業の構想、技術者として社会課題を解決する定量的・長期的な計画を持つ。
20項目から一つを選び、類似経験として読み替えた場合は、その考え方も書きます。
なぜ始め、なぜ続け、どこに面白さや違和感を感じたのかを200〜400字で示します。
方法、期間、試行錯誤、工夫、失敗、改善、成果を500〜800字で説明します。
経験を工学部の学びでどう発展させ、将来へ活用したいかを200〜400字で示します。
とんがり要件報告書を中心に、数学・外国語の評定、活動を裏づける資料を総合評価します。
最も誇れる活動・学びを発表します。共同制作では自分の役割、引き継いだ活動では自分が加えた改善を明確にします。
志望理由や将来像に加え、数学Ⅰ・Ⅱの基礎を口頭で確認します。
経験の独自性、具体性、継続性、工学部の学びとの接続、本人が自分の言葉で説明できるかを整えます。
SCHEDULE
両方式は同じ日程で進みます。第一次選考合格後に、第二次選考の出願手続が必要です。
| 手続 | 日程 |
|---|---|
| 第一次選考出願 | 2026年9月7日〜9月10日 |
| 第一次選考合格発表 | 2026年10月6日 |
| 第二次選考出願 | 2026年10月6日13:00〜10月9日 |
| 第二次選考 | 2026年10月24日 |
| 最終合格発表 | 2026年11月2日 |
| 入学手続金納入期限 | 2026年11月13日 |
2026 RESULTS
公式結果はAOととんがりAOを合算し、分野別にまとめています。方式別・学科別の倍率としては扱えません。
第一次選考志願47人、最終合格12人でした。対象分野をまとめた数字で、特定学科だけの結果ではありません。
第一次選考志願22人、最終合格7人でした。
第一次選考志願17人、最終合格10人でした。
第一次選考志願17人、最終合格6人でした。
第一次選考志願12人、最終合格7人でした。
2025年度は第一次選考志願88人、第二次受験45人、最終合格30人でした。2026年度は志願者が増加しています。
HOW TO PREPARE
活動実績と教科学習を分けず、自分の関心を工学的な説明へ変えます。
AOかとんがりAOか、数学・外国語の評定、履修科目、第一志望条件、キャンパスを照合します。
多数の経験を浅く並べず、志望分野につながる活動を目的・方法・失敗・改善・成果に分けます。
制作物、現象、課題の構造を図解し、数学・物理・化学・情報のどの知識が関係するかを確認します。
現在足りない知識や技術を明確にし、東京電機大学で何を学び、何を制作・研究したいかを具体化します。
AOととんがりAOの時間に合わせ、資料の枚数、実物提示、デモ、質疑応答まで含めて練習します。
答えだけでなく、使う公式、条件、考え方、計算過程を声に出し、追加質問へ答えます。
志望理由書、活動報告書、学科別事前課題、とんがり要件報告書、プレゼン、面接、数学・理科・英語の口頭試問を、志望学部・学科に合わせて準備します。
FAQ
RELATED PAGES
このページは、東京電機大学が公開した2027年度総合型選抜(AO)・総合型選抜(とんがりAO)の学生募集要項、志望理由書・活動報告書、とんがり要件報告書・記入例、学科・学系別事前課題、第二次選考内容、2026年度入試結果を照合して作成しています。出願前には、東京電機大学公式の総合型選抜(AO)と、総合型選抜(とんがりAO)で、提出書類、課題、出願手続を確認してください。