講義理解・論述・知的応答
- 試験日
- 2026年9月19日(土)
- 午前
- 模擬講義50分+論述試験45分
- 午後
- 口頭試問 約15分
- 公式の評価
- 理解力・考察力・表現力、学問的理解力・知的表現力
問われるのは「話し慣れているか」ではなく、初見の論点を整理し、反対方向から質問されても考えを更新できるかです。
2027年度入試(2026年実施)の第1次合格発表は9月15日10時。A方式は4日後、B方式は5日後に第2次選考です。A方式は模擬講義・論述・口頭試問、B方式は総合考査Ⅰ・Ⅱと個人面接。似て見えても、準備する力は別です。
A方式の口頭試問を、志望理由や自己PRを答える一般的な面接だと考えるのは危険です。公式の過去概要では、その場で社会的論点を与えられ、自分の考えを述べた後、教員の質問へ応答します。B方式は個人面接ですが、大学は具体的な質問内容を公表していません。
問われるのは「話し慣れているか」ではなく、初見の論点を整理し、反対方向から質問されても考えを更新できるかです。
総合考査は各400字程度・各45分です。資料から読み取れることを述べる練習と、テーマに応じて自分の考えを書く練習を、面接対策と並行して行います。
| 比較項目 | A方式 | B方式 |
|---|---|---|
| 中心となる力 | 講義を理解し、別の問題へ応用して論じる | 図表・文章を正確に読み、400字で要約・判断する |
| 口頭選考 | 複数の教員対受験生1名。与えられた社会的論点への回答と追質問 | 個人面接。面接官数・具体的質問は公式非公表 |
| 避けたい準備 | 自己PRと志望理由だけを暗記する | 想定問答だけを丸暗記し、総合考査と分断する |
| 練習の単位 | 初見テーマ→考えをまとめる→回答→反論→再回答 | 提出書類1文→根拠→反対意見→学びへの接続 |
2026年度の公式結果では、一次合格者から最終合格者になった割合はA方式で約56〜57%、B方式で約39%でした。一次合格は「ほぼ合格」ではありません。
午前は大学1年生が理解できる水準の模擬講義を受け、その後45分で論述します。午後の口頭試問では、公式過去概要上、講義とは別の社会的論点が口頭で示されています。同じ知識を再生する試験ではなく、考え方を別の場面へ移せるかが問われます。
用語を全部書き取るのではなく、講義の中心問い・主張・理由・具体例・留保を区別して記録します。
2022〜2026年度はA3原稿用紙形式・2,240字以内でした。2027年度の字数は当日の指示を確認してください。講義を踏まえ、設問に応じた具体例や考察を書く練習をします。
口頭で与えられたテーマに答え、教員の追質問へ応答します。2027年度は開始前の自己紹介がありません。
弱い答え:犯罪防止に役立つので賛成です。ただし、個人情報には配慮すべきだと思います。
改善の方向:原則として一律導入には反対だが、重大な危険が具体的に高い場所に限り、保存期間・利用目的・第三者監査を定めるなら検討できる。安全という利益だけでなく、誤認による排除、目的外利用、監視されていると感じることで行動が萎縮する不利益まで比較する。
大切なのは、難しい法律用語を増やすことではありません。「誰の何を守るのか」「制度が別の不利益を生まないか」「どの条件なら判断が変わるか」を追質問に合わせて説明します。
午前の総合考査Ⅰは、グラフ・表・データ・条文・判例などから読み取れることを400字程度にまとめます。総合考査Ⅱは、与えられたテーマについて400字程度で論じます。午後は約10分の個人面接です。
資料から確認できる事実と、自分の推測を分けます。最大・最小だけでなく、変化、例外、比較軸を探します。
テーマや文章の要旨を捉え、指定された立場・形式に合わせて400字程度で答えます。政策の提案や、返信を書く形式にも備えます。
時間が短いため、一問を長く話し続けないことが重要です。練習では30〜45秒を目安に答え、追加の質問を受けます。本番は質問の内容や教員の指示に合わせてください。
外部知識で資料を説明し切ろうとせず、まず資料そのものを正確に読みます。
意見を述べる問題、政策を提案する問題、相手に返信する問題では、必要な構成が異なります。すべてを賛否の型に当てはめないでください。
次は公式の過去質問ではありません。2027年度の提出書類と選考目的から、LOGIQAが確認用に作成した想定質問です。
テーマを予想して暗記するためではなく、どの分野が出ても使える処理手順をつくるために読みます。以下は大学公式の2022〜2026年度選考概要の要約です。練習方法や傾向の分析はLOGIQAの見解で、大学が公表した採点基準ではありません。
模擬講義:北朝鮮を読み解く複数の調査方法。論述:多角的調査で明らかにできる別の社会課題。口頭試問:法律は死刑執行までの長期化、政治はSNSと民主主義。
大学公式の選考概要(PDF)総合考査Ⅰ:人口変動・高齢化の統計と図。総合考査Ⅱ:Yascha Mounkの著書の一節を踏まえ、リベラル・デモクラシーの衰退について論じる。
大学公式の選考概要(PDF)模擬講義:ジェリマンダーと民主主義。論述:同様に解決・認定が難しい社会課題。口頭試問:法律は司法へのAI導入、政治は政治家・政党によるAI利用。
大学公式の選考概要(PDF)総合考査Ⅰ:日本の男女格差に関する図・データ。総合考査Ⅱ:永住外国人への公的扶助と多文化共生。
大学公式の選考概要(PDF)模擬講義:陰謀論と現代政治。論述:陰謀論の重要性と向き合い方。口頭試問:法律は敗訴者による弁護士費用負担、政治は高齢者の免許強制返納。
大学公式の選考概要(PDF)総合考査Ⅰ:各国のプーチン氏への信頼・不信の推移。総合考査Ⅱ:県立大学への進学者を増やす政策。
大学公式の選考概要(PDF)模擬講義:SNS上の誹謗中傷と刑法。論述:講義内容の要約と適切な処罰。口頭試問:法律は臓器売買、政治は女性の政治参加が少ない問題。
大学公式の選考概要(PDF)総合考査Ⅰ:食料生産の環境負荷を示す5つの指標。総合考査Ⅱ:SNS上の批判に対する野党党首の返信。
大学公式の選考概要(PDF)模擬講義・論述:過去と未来の「多様性」。口頭試問:法律は医師による自殺幇助、政治は選択的夫婦別姓。
大学公式の選考概要(PDF)総合考査Ⅰ:スペインかぜ流行時の公衆衛生介入と死亡者数。総合考査Ⅱ:年金受給者の選挙権を制限する提案。
大学公式の選考概要(PDF)| 選考 | 5年から見える共通点 | 練習で固定する手順 |
|---|---|---|
| A 模擬講義・論述 | 講義を踏まえた考察。直近2年は別の具体例への応用 | 設問確認→講義の要点→必要な具体例→自分の考察 |
| A 口頭試問 | 権利・安全・公平・民主主義など、価値が衝突する社会問題 | 立場→価値の衝突→具体例→反論→条件修正 |
| B 総合考査Ⅰ | 人口・ジェンダー・国際世論など、複数資料の比較 | 全体傾向→差・変化→例外→資料から言える問題 |
| B 総合考査Ⅱ | 素材文の読解、事例判断、政策立案、返信文と形式が変わる | 立場・形式の確認→論点→判断・提案→理由 |
発表後に初めて過去問を読むのでは遅いため、基礎練習は一次結果の前に始めます。合格発表後は、新しい知識を広げるより、回答と答案の再現性を上げます。
10時の発表後、合格した方式を確認。Aは初見テーマへの回答、Bは資料分析と提出書類の説明から、優先する課題を決めます。
Aは講義内容を踏まえた論述、Bは総合考査Ⅰ・Ⅱを練習。公式概要に元資料の全文がない場合は、同形式の練習問題を使います。
Aは初見テーマへの追質問、Bは志望理由や経験についての想定質問で、説明が伝わるかを確認します。
A方式は試験前日です。答案と回答の改善点を確認し、三田キャンパスへの交通経路・受験票・持ち物を準備します。
Bのみの受験者は19日に最終確認。両方式の受験者は、19日のA方式終了後に翌日の準備をし、休息を取ります。
慶應義塾大学卒・大学受験指導12年以上のLOGIQA主宰が直接指導します。A方式の口頭試問・論述、B方式の総合考査・個人面接について、答案や口頭での回答を確認し、改善点を具体的に指導します。
「A方式の口頭試問を練習したい」「一次合格後に受けられる日程を知りたい」など、ご希望をお知らせください。
受講相談・お問い合わせページへ進みます。Zoomでの約30分の相談や、保護者の方からのご相談も受け付けています。指導内容・料金は受講開始前にご案内します。
料金・指導内容を見る口頭試問・面接は原則として受験番号順です。最終終了予定は17時ですが、進行状況によっては17時を過ぎる場合もあります。大学公式の受験上の注意を印刷するなどして、当日も確認できるようにします。
2026年9月12日に確認した2027年度募集要項、大学公式FAQ、過去の選考概要、2026年度選考結果に基づいています。想定質問・回答例は対策方法を説明するためにLOGIQAが作成したもので、大学が公表した質問ではありません。受験時は志願者本人が最新の募集要項とマイページの案内を確認してください。