薬剤師として、医薬品の適正使用と医療の質を支える
薬学科は、医療の高度化に対応し、「薬の専門家」として活躍する薬剤師を養成します。臨床薬学、実務教育、医療倫理、患者とのコミュニケーション、チーム医療、課題発見・問題解決、生涯学習が教育の中心です。
- 薬剤師を目指す理由
- 患者・生活者への責任
- 医薬品の適正使用と薬害防止
- 医師・看護師等とのチーム医療
- 医療現場の課題を研究へつなぐ視点
2027年度|推薦・一般・特別選抜
北里大学薬学部には、薬剤師を養成する薬学科(6年制)と、創薬・生命科学分野の研究者・技術者を育てる生命創薬科学科(4年制)があります。2027年度は総合型選抜と共通テスト利用選抜を実施せず、指定校推薦、公募制推薦、一般選抜、社会人特別選抜、編入学者選抜を行います。学科・方式によって、基礎学力調査、口述試験、研究成果発表、小論文、面接の役割が異なるため、大学公式の募集要項・入試ガイド・出題意図を基準に解説します。
| 方式 | 薬学科 | 生命創薬科学科 | 主な選考 | 専願・併願 |
|---|---|---|---|---|
| 学校推薦型(指定校) | 69人 | 4人 | 小論文、面接、調査書等 ※詳細は高校配布要項 | 第一志望 原則辞退不可 |
| 学校推薦型(公募制) | 30人 | 口述型5人 研究成果発表型5人 | 第1次:数学・英語・化学、書類 第2次:面接+口述/研究発表 | 第一志望 原則辞退不可 |
| 一般選抜 | 160人 | 20人 | 数学80分、化学80分、英語80分 | 併願可 |
| 社会人特別選抜 | 若干名 | 若干名 | 第1次:3科目基礎学力+小論文 第2次:個人面接 | 社会人経験等の要件あり |
| 編入学者選抜 | 若干名 | 若干名 | 第1次:3科目基礎学力+小論文 第2次:個人面接 | 原則2年次編入 |
| 総合型選抜 | 2027年度は実施なし | ― | ― | |
| 共通テスト利用選抜 | 2027年度は実施なし | ― | ― | |
薬学科は、医療の高度化に対応し、「薬の専門家」として活躍する薬剤師を養成します。臨床薬学、実務教育、医療倫理、患者とのコミュニケーション、チーム医療、課題発見・問題解決、生涯学習が教育の中心です。
生命創薬科学科は、薬剤師養成課程ではありません。生命科学・創薬科学・情報科学等を学び、研究課題の設定、実験、解析、考察、科学的なコミュニケーションとプレゼンテーションができる人材を育てます。
指定校推薦は薬学科69人、生命創薬科学科4人です。薬学部公式ページでは、小論文を2026年11月14日、面接を11月21日に実施すると案内しています。対象校、評定基準、推薦人数、詳しい出願条件は、高校へ送付される募集要項で確認してください。
次は確認済みの過去問ではなく、薬学部のアドミッション・ポリシーと教育内容に沿った練習用テーマです。
| 評価項目 | 時間 | 配点 | 範囲・評価内容 |
|---|---|---|---|
| 数学 | 60分 | 100点 | 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列のみ) |
| 外国語 | 60分 | 100点 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ |
| 理科 | 60分 | 100点 | 化学基礎、化学(有機化合物の性質のうち合成高分子化合物を除く) |
| 推薦書・調査書 | ― | 100点 | 成績、出欠、委員会・特別活動、部活動等 |
| 志望理由・自己推薦書 | ― | 100点 | 志望理由と、高校時代に積極的に取り組んだ経験 |
| 対象 | 個人面接 | もう一つの試験 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 薬学科 | 15分・100点 | 口述試験15分・100点 | 200点 |
| 生命創薬科学科 口述型 | 15分・100点 | 口述試験15分・100点 | 200点 |
| 生命創薬科学科 研究成果発表型 | 15分・100点 | 研究成果発表15分・100点 | 200点 |
二次関数、図形と計量、場合の数・確率、整数、三角関数、指数・対数、微分・積分、数列を優先します。口述試験も見据え、何を求め、どの性質を使い、結果から何が分かるかを言葉にしましょう。
物質量、酸・塩基、酸化還元、電池・電気分解、気体・溶液、化学平衡、無機物質、有機化合物の構造と反応を確認します。計算手順だけでなく、現象の理由を説明できる状態にします。
高校基礎の単語・熟語、文法・語法、文構造、空所補充、語句整序、短文・長文読解を優先します。設問の根拠を本文から短時間で特定する練習が必要です。
旧過去問は3科目の得点力確認に使い、口述・研究発表・面接は2027年度要項の評価内容に合わせて別に練習します。
大学公式は、志望理由・自己推薦書について、「本学薬学部を志望する理由」と「高校時代に積極的に取り組んだこと等」を評価すると示しています。提出書類は面接でも確認されるため、学力試験とは別の作文にしないことが重要です。
口述試験は15分で、その前に5分間の問題選択時間があります。数学・化学に関する問題やグラフ等の資料をもとに、問題への理解力と対応力を評価します。
何が与えられ、何を求められているかを口頭で確認します。グラフなら軸、単位、増減、比較対象、例外を読み落とさないようにします。
使用する公式・反応・法則を示し、なぜその方法を選ぶのかを説明します。計算途中で誤りに気づいた場合は、根拠を示して修正します。
条件を変えた場合、別の方法、結果の意味を問われることを想定します。分からない内容を取り繕わず、分かる範囲と必要な確認を分けます。
専門用語を並べるのではなく、式・グラフ・化学現象の関係を順序立てます。主語と因果関係を省略せず、短い文で説明しましょう。
研究成果発表型は、面接15分と研究成果発表15分です。研究成果をポスター形式で発表し、質疑応答を通じて対応力と研究への積極性を評価します。第1次試験時に提出する研究発表要旨は、第2次試験の参考資料であり、第1次試験の評価対象には入りません。
次は大学が公表した過去質問ではなく、研究過程を説明するための想定質問です。
| 科目 | 時間 | 配点 | 2027年度の範囲 |
|---|---|---|---|
| 数学 | 80分 | 100点 | 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列のみ)・C(ベクトルのみ) |
| 化学 | 80分 | 150点 | 化学基礎・化学 |
| 英語 | 80分 | 100点 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ |
一般選抜では、出願登録時に「主体性をもって周囲の人々と協働して学ぶ態度」について、これまでどのように活動してきたか、または入学後どのように活動したいかを、100〜200字を目安に、500字まで入力します。学力試験対策と並行して、経験・役割・協働・学びを短くまとめておきましょう。
| 学科 | 全額免除 | 半額免除 |
|---|---|---|
| 薬学科 | 成績1〜4位 | 全額免除者を除く5〜12位 |
| 生命創薬科学科 | 成績1位 | 全額免除者を除く2〜4位 |
LOGIQA’S INSIGHT
2025年度の大学公式出題意図を見ると、数学は標準事項の運用と場合分け、化学は実験・計算・構造決定、英語は複数英文の比較やデータ整理を重視しています。暗記量だけでなく、条件を読み、情報を組み合わせる力が3科目に共通します。
次は2025年度入試について、北里大学が公開した出題意図を要約したものです。2027年度に同じ単元・構成が出るとは限りませんが、各科目で評価する力を知る参考になります。
2025年度は、空間ベクトルと立体図形、対数関数と微分、確率と場合分け、漸化式・階差数列・数列の和、微分・積分の総合問題が出題意図として示されました。標準問題を基礎としながら、一部に思考力を必要とする問題を含む構成です。
| 大問 | 2025年度公式出題意図で示された主な領域 |
|---|---|
| Ⅰ | 化学結合、凝固点降下、状態変化、金属イオン、第2族元素、ヨウ素価、発酵、異性体 |
| Ⅱ | イオン交換樹脂、沈殿、分子間相互作用、当量・平衡計算 |
| Ⅲ | 電池、イオン化、電気量、海水電池への応用 |
| Ⅳ | アミノ酸の等電点、実験結果の考察 |
| Ⅴ | 芳香族化合物、酸性度、有機反応、実験的思考 |
| Ⅵ | 有機化合物の構造決定 |
物質量、気体、溶液、熱化学、酸・塩基、酸化還元、電池・電気分解、平衡、反応速度を優先します。
典型元素、遷移元素、金属イオン、気体、工業的製法、色・沈殿・反応式を理論計算と組み合わせます。
官能基、脂肪族・芳香族、異性体、アミノ酸、天然・合成高分子、構造決定を反応経路で覚えます。
知識問題、標準計算、重い平衡計算、実験考察、構造決定に分類し、得点しやすい問題から進めます。
| 大問 | 2025年度公式出題意図で示された形式 |
|---|---|
| Ⅰ | 長文読解、空所補充、同意表現、内容真偽、類似トピックの英文比較 |
| Ⅱ | 会話形式の長文、文法・語彙・口語表現、内容一致 |
| Ⅲ | 文脈に沿った語句整序 |
| Ⅳ | 英文と表・データを照合し、情報を対応させる問題 |
高校卒業直後の受験生を主対象とする方式ではありませんが、北里大学薬学部が実施する全方式として、出願条件と選考の特徴を掲載します。
2027年4月1日時点で25歳以上で、最終学歴に応じた職務経験年数等を満たす必要があります。
| 最終学歴等 | 必要な職務経験等 |
|---|---|
| 高等学校卒業 | 6年以上 |
| 短期大学・高等専門学校卒業 | 4年以上 |
| 大学卒業 | 2年以上 |
| 専門学校2年課程 | 4年以上 |
| 専門学校3年課程 | 3年以上 |
大学・短期大学・高等専門学校の卒業者のほか、理工・農・保健系等の大学で2年以上在籍し、所定の単位を修得した者などが対象です。編入年次は原則として2年次です。学士入学も編入学者選抜の中で扱われます。
| 選考 | 時間 | 配点 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 数学 | 60分 | 100点 | 公募制推薦と共通問題 |
| 英語 | 60分 | 100点 | 公募制推薦と共通問題 |
| 化学 | 60分 | 100点 | 公募制推薦と共通問題 |
| 小論文 | 60分 | 100点 | 第1次試験日に実施し、第2次選考で評価 |
| 個人面接 | 15分 | 100点 | 第2次試験 |
次は公式過去問ではなく、公開された出題方針に沿った練習テーマです。
大学公式のアドミッション・ポリシーと、方式ごとの評価内容を、入試対策上の6つの力へまとめます。
数学・英語・化学を中心に、知識を条件に応じて運用し、計算・読解・考察へ使う力です。
薬剤師、創薬研究者・技術者という将来像と、大学で学ぶ内容を具体的につなげます。
口述、小論文、研究発表、一般選抜を通して、根拠・手順・結論を一貫して示す力です。
患者・生活者の利益、研究の公正性、医薬品の適正使用を重視し、責任ある判断を考えます。
患者、多職種、研究者等の異なる立場を理解し、自分の考えを分かりやすく伝える力です。
医療・創薬の課題を見つけ、情報を集め、方法を選び、周囲と協働して解決へ進む姿勢です。
| 方式 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 | 手続期限 |
|---|---|---|---|---|
| 指定校推薦 | 2026年11月2日〜11月6日 | 小論文:11月14日 面接:11月21日 | 12月3日 13時 | 12月15日 |
| 公募制推薦 | 2026年11月2日〜11月6日 | 第1次:11月14日 第2次:11月21日 | 第1次:11月19日 13時 第2次:12月3日 13時 | 12月15日 |
| 一般選抜 | 2026年12月24日〜2027年1月13日 | 2027年2月1日 | 2月10日 13時 | 1次:2月17日 2次:2月26日 |
| 社会人・編入学 | 2026年11月2日〜11月6日 | 第1次・小論文:11月14日 第2次:11月21日 | 第1次:11月19日 13時 第2次:12月3日 13時 | 12月15日 |
2027年度は実施しません。高校生向けの主な方式は、指定校推薦、公募制推薦、一般選抜です。
2027年度の薬学部では実施しません。一般選抜は、北里大学独自の数学・化学・英語3科目で行います。
全体の学習成績の状況と、数学・理科・外国語の3教科の学習成績の状況が、いずれも3.5以上必要です。
薬学科と生命創薬科学科の公募制推薦には小論文はありません。第1次で数学・英語・化学と書類、第2次で個人面接と口述試験または研究成果発表を行います。
薬学部公式ページでは、2026年11月14日に小論文、11月21日に面接を実施すると案内しています。詳細は対象高校へ送付される要項で確認してください。
口述型は数学・化学の問題やグラフ等の資料を使い、理解力と対応力を評価します。研究成果発表型はポスターによる7分の発表と8分の質疑応答を行い、対応力と研究への積極性を評価します。
生命創薬科学科は4年制の研究者・技術者養成課程で、薬剤師国家試験の受験資格は得られません。薬剤師を目指す場合は6年制の薬学科です。
北里大学公式の過去問題ページが案内する赤本オンラインで、2024年度・2025年度の学校推薦型選抜(公募制)と一般選抜の問題を確認できます。
北里大学薬学部は、公募制の3科目基礎学力、志望理由・自己推薦書、15分面接、口述試験、研究成果発表、一般選抜の数学・化学・英語まで、学科と方式によって準備が変わります。LOGIQAでは、志望する学科・方式に合わせて、書類、小論文、面接、口述・発表を合格水準へ引き上げます。