【2027年度】立命館アジア太平洋大学(APU)の総合型選抜|探究型・論述型・活動アピール方式対策

【2027年度】立命館アジア太平洋大学(APU)総合型選抜

問いを立てる・社会を論じる・経験を未来へつなぐ3つの選考方式

立命館アジア太平洋大学(APU)の2027年度総合型選抜は、資料から自分の問いと仮説を作る「総合評価方式・探究型」、課題文を読んで約1,200字を論述する「総合評価方式・論述型」、英語・留学・探究・学業・文化・芸術・スポーツ・ボランティア等の成果を示す「活動アピール方式」が中心です。

3方式とも評定平均の数値基準はなく、他大学やAPUの別方式との併願が可能です。日本語基準と英語基準、4月入学と9月入学を設け、アジア太平洋学部、国際経営学部、サステイナビリティ観光学部の3学部で募集します。

3学部APS・APM・STで実施
募集228名総合評価81名+活動147名
評定基準なし調査書・成績証明書は審査対象
最大8回募集区分・方式を変えて受験可能
このページで確認できるAPUの入試キーワード
APU 総合型選抜 APU AO入試 総合評価方式・探究型 総合評価方式・論述型 活動アピール方式 志望理由書2,000〜2,500字 小論文1,200字 オンライン面接 他大学と併願可
LOGIQA’S INSIGHT

複数の情報を結びつけて仮説を考え、検証し、自分の経験や将来像と結びつけて説明する力が求められるAPU

APUの総合型選抜は、海外経験や高い英語資格がある人だけの入試ではありません。探究型では、複数の文章・図表・写真を関連付け、自分で「問い」を立て、その問いの社会的意義、自分なりの答えとなる仮説、仮説を証明するために必要なデータ、具体的な調査・実験方法まで考えます。

2025年度の探究型出題例では、世界の国際観光客数、訪日外国人旅行者の消費動向、観光が地域住民へ与える影響、都道府県別・都市部と地方部の外国人延べ宿泊者数、オーバーツーリズム、観光地における二重価格などに関する文章・グラフ・統計資料が提示されました。受験生は二つ以上の資料を結びつけて三つの問いを作り、そのうち一つを選び、社会的意義、仮説、検証に必要なデータ、データを得るための調査方法まで示します。

ここで評価されるのは、高校で取り組んだ探究テーマを暗記して説明する力ではなく、初めて見る資料から研究可能な問いを作る力です。「気になった」「問題だと思う」で止めず、対象・地域・立場・期間を絞り、どのデータがあれば仮説を確かめられるのかを設計します。第2次の20〜30分のライブ面接では、提出書類に加えて口頭試問も行われます。

論述型では、文化・社会、政治・経済、国際関係、環境、教育などに関する評論・記事・エッセイを読み、設問に沿って要点を整理し、自分の考えを具体的に論じます。2025年度は、「滅私奉公」や「活私開公」を扱う文章を読み、本文中の二つの理由をそれぞれ200字以内で説明した後、公共性主義の意義を踏まえて「自分を活かす」とはどうあるべきかを800字以内で論じる問題でした。

2026年度は、哲学対話を題材に、対面とオンラインでの対話の違いを150字・250字で整理し、APU入学後に目指したい対話のあり方やファシリテーターの役割を、自分の経験と入学後に想定される対話の場へ結びつけて800字以内で述べる問題でした。筆者の考えを正確に説明するだけでなく、その概念をAPUでの多文化環境と自分自身の経験へ応用する力が求められます。

2027年度は録画面接が廃止され、その代わりにAPUの志望理由や学生生活に関する設問が1問追加されます。課題文の説明、筆者の前提、自分の主張、具体例、APUでの学びを分け、設問ごとの役割を判断する必要があります。

活動アピール方式では、英語力、資格、海外経験、大会・コンテスト、部活動・生徒会、UNITE Program、探究・ボランティア・起業等の自主活動を示せます。ただし、実績の名称だけでは不十分です。どのような課題に直面し、自分が何を判断し、周囲とどう関わり、何が変わり、その力をAPUの学修・正課外活動でどう発展させるかまで説明します。

志望理由書と3方式を共通の軸で準備する
  1. 中学卒業以降の経験から、考え方や行動が変わった出来事を一つ選ぶ
  2. 経験から生まれた問いを、対象・地域・立場・期間まで絞る
  3. 問いを考えるために必要な文献・統計・聞き取り・観察方法を決める
  4. APUの3学部のうち、その問いをどの学問分野から深めるかを示す
  5. 多文化環境で異なる意見を受け、考えを修正・発展させる姿勢を書く
  6. 卒業後に実現したい変化と、大学4年間で行う具体的な学修計画をつなぐ

2027年度の志望理由書は、日本語基準が2,000字以上2,500字以内、英語基準が1,000〜1,500wordsです。APU2030ビジョンを読んだうえで、中学卒業以降の成長、志望学部を選んだ理由と学びたいこと、卒業後の将来像を具体的に述べます。

3方式とも専願ではなく、同日実施の方式も併願可能

出願資格を満たせば、探究型・論述型・活動アピール方式のほか、帰国生徒選抜、IBDP型、一般選抜とも併願できます。募集区分が異なれば同じ方式へ複数回出願でき、同じ試験日でも大学が時間を重複しないよう調整します。

APUは、方式を決める前に「何で力を示すか」を整理する

探究試験、小論文、活動報告、2,000〜2,500字の志望理由書、ライブ面接・口頭試問まで、現在の強みと志望学部に合わせて準備します。

APUの総合型選抜対策について相談

THREE ROUTES

探究力・論述力・活動実績のどこで自分を示すか

INQUIRY

総合評価方式・探究型

90分のオンライン探究試験で、複数資料から問い・社会的意義・仮説・必要なデータ・調査方法を考えます。第2次はZoomによる20〜30分の面接・口頭試問です。

ESSAY

総合評価方式・論述型

90分のオンライン小論文で、社会問題に関する課題文を読み、設問に沿って合計約1,200字を記述します。2027年度から録画面接はありません。

ACTIVITY

活動アピール方式

活動報告書と証明資料による第1次選考後、約20分のライブ面接を行います。英語基準出願者は志望理由書・面接とも英語です。

COMMON DOCUMENT

志望理由書は全方式共通の土台

日本語2,000〜2,500字。成長、志望学部を選んだ理由、学びたい内容、卒業後の将来像をAPUの方針と接続します。

FACULTY GUIDE

3学部の募集人数・学び・志望理由の焦点

探究型と論述型は合わせて各学部27名、活動アピール方式はAPS51名・APM48名・ST48名です。募集人数は4月・9月入学の合算です。

総合評価27名活動51名学部別合計100名

アジア太平洋学部(APS)

政治学・社会学・経済学を基盤に、国際関係、文化・社会・メディア、グローバル経済を横断し、アジア太平洋地域を含む世界の課題を考えます。

志望理由・面接の焦点「国際問題に興味がある」で終わらず、地域、国家、企業、市民、文化など誰の視点から何を考えたいのかを絞ります。異なる価値観や利害を比較し、社会科学の方法で検討したい問いを示します。
総合評価27名活動48名学部別合計95名

国際経営学部(APM)

経営戦略・リーダーシップ、マーケティング、会計・ファイナンス、アントレプレナーシップ・オペレーションマネジメントを中心に、グローバル経営を学びます。

志望理由・面接の焦点商品や企業への感想ではなく、顧客、従業員、地域、投資家、環境への影響を分けます。活動や探究で見つけた課題を、経営の仕組みでどのように改善したいのかを具体化します。
総合評価27名活動48名学部別合計95名

サステイナビリティ観光学部(ST)

社会学を基盤に、持続可能な社会の形成と観光を学問横断的に学びます。環境、社会、経済、文化を関連付け、地域や社会の主体と協働して課題解決を考えます。

志望理由・面接の焦点「観光で地域を元気にしたい」から一歩進み、観光客、住民、事業者、行政、自然環境の利点と負担を整理します。現地調査やデータ分析によって確かめたい問いを作ります。

INQUIRY-BASED

総合評価方式・探究型|初見資料から研究の入口を作る

オンライン探究試験90分+ライブ面接20〜30分

募集
APS・APM・ST各27名。探究型と論述型を合わせた人数です。
第1次
書類審査と90分のオンライン探究試験。日本国内で受験できることが出願条件です。
探究試験
文章・図表・写真など複数資料を関連付け、問い、社会的意義、仮説、必要なデータ、具体的な実験・調査方法を記述します。
第2次
Zoomによる個人面接・口頭試問20〜30分。日時は大学が指定します。
高校の探究発表をそのまま再現する試験ではない

初めて見る複数資料から新しい問いを作るため、日頃から関連の薄い記事やグラフを組み合わせ、「何が共通しているか」「どんな因果関係が考えられるか」「何を調査すれば確かめられるか」を書き出します。

ESSAY-BASED

総合評価方式・論述型|90分・約1,200字のオンライン小論文

2027年度は録画面接を廃止し、小論文の設問を追加

募集
APS・APM・ST各27名。探究型との合計人数です。
出願書類
調査書・成績証明書、志望理由書、任意の英語外部資格スコア等。
小論文
文化・社会、政治・経済、国際関係、環境、教育等の評論・記事・エッセイを読み、90分で設問に解答します。合計記述量は約1,200字です。
2027年度変更
録画面接を実施せず、APUの志望理由や学生生活に関する設問を小論文へ1問追加します。
課題文の要約と自分の意見を混ぜない

設問ごとに、内容説明、理由分析、自分の主張、APUでの学修計画のどれが求められているかを確認します。書いた後は、根拠のない一般論、具体例とのずれ、反対意見を無視した結論がないか添削します。

ACTIVITY EVALUATION

活動アピール方式|成果だけでなく成長と入学後の展望を評価

書類審査+約20分のライブ面接

募集
APS51名、APM48名、ST48名。4月・9月入学合計147名。
第1次
調査書等、志望理由書、活動報告書、活動実績証明による書類審査。
第2次
Zoomによる約20分の個人面接。活動の説明に加え、社会課題への意見と入学後に成果を発揮する可能性を確認します。
評価方法
英語能力に加え、資格、海外経験、大会、部活動・生徒会、UNITE Program、自主活動等から評価の高いもの3件までを採用します。
A

英語能力

英検CSE1980、GTEC930、TEAP225、IELTS4.5、TOEFL iBT42または新尺度3.0などが加点対象です。

B

資格・検定・学業

英語以外の語学、基本情報技術者、日商簿記2級、IBプログラム、ダブルディプロマ等が例示されています。

C–E

海外経験・大会・所属活動

海外留学、コンテスト、文化・芸術・スポーツ、生徒会執行部、部長・キャプテン等の経験を示します。

F–G

UNITE・自主活動

UNITE Program、探究発表、ボランティア、地域交流、スピーチ、ビジネスプラン、起業等を示せます。

証明資料がない活動は、活動実績として扱われない場合がある

活動名を並べる前に、主催団体、期間、本人の氏名・役割、結果を確認できる資料があるかを確認します。活動報告書には、成果だけでなく困難・工夫・周囲との関係・考え方の変化を記録します。

LANGUAGE & DOCUMENTS

日本語基準・英語基準と志望理由書

JAPANESE BASIS

日本語基準|英語資格による出願条件なし

1回生の日本語基準出願には、英語力による出願条件を設けていません。ただし、入学までにTOEFL iBT45〜61、IELTS5.0〜5.5、英検CSE1980程度を備えていることが望ましいとされています。

一定以上の英語外部資格は、任意提出による加点対象です。

ENGLISH BASIS

英語基準|指定スコアが必要

TOEFL iBT75または新尺度4.0、IELTS6.0、TOEIC L&R+S&W換算1540、英検CSE2304、GTEC1180、TEAP318、ケンブリッジ169、PTE Academic60などの基準があります。

志望理由書と面接は英語で行います。

志望理由書は2,000〜2,500字

APUのアドミッション・ポリシーとAPU2030ビジョンを踏まえ、中学卒業以降の成長、志望学部を選んだ理由と学びたいこと、卒業後の将来像を記述します。英語基準は1,000〜1,500wordsです。

SCHEDULE

2027年度の出願・試験・合格発表

出願登録は開始日の13時から最終日の23時59分まで。日本国内からの郵送物は出願受付終了日の消印有効です。

総合評価方式・探究型/論述型

募集区分出願期間オンライン試験探究型第2次合格発表
第1回2026年9月1日〜10日9月26日
論述10:00〜11:30
探究13:00〜14:30
10月17日または18日11月2日
第2回2026年11月20日〜12月2日12月12日
論述10:00〜11:30
探究13:00〜14:30
2027年1月9日論述:1月7日
探究:1月22日

活動アピール方式

募集区分出願期間第1次結果ライブ面接合格発表
第1回2026年9月1日〜10日10月9日10月17日または18日11月2日
第2回2026年11月2日〜10日11月27日12月5日または6日12月11日
第3回2026年12月1日〜14日12月25日2027年1月9日1月22日
第4回・9月入学2027年3月12日〜24日4月9日4月17日4月26日

2026 RESULTS

前年度結果|主要3方式で志願者1,485人

2026年4月・9月入学の公式結果を合算しています。2027年度は論述型の選考変更があるため、前年結果は参考として確認してください。

主要3方式志願1,485人4月・9月入学合計
探究型合格64人志願167人
論述型合格163人志願319人
活動型合格314人志願999人
方式・学部4月志願9月志願志願合計最終合格
探究型|APS7447829
探究型|APM4434714
探究型|ST4114221
論述型|APS124212660
論述型|APM100110141
論述型|ST9209262
活動型|APS39645441132
活動型|APM2444128575
活動型|ST25023273107
3方式合計1,3651201,485541

志願者数÷合格者数の単純計算では、探究型約2.6倍、論述型約2.0倍、活動アピール方式約3.2倍です。第1次選考後の受験者を分母にする倍率とは異なります。

PREPARATION

APU総合型選抜の対策手順

入学基準言語と学部を決める

日本語基準・英語基準、APS・APM・STの学び、4月・9月入学を比較します。

3方式のうち強みを示せる入口を選ぶ

初見資料から問いを作れるか、90分で論述できるか、証明可能な活動成果があるかを確認します。

2,000〜2,500字の志望理由を設計する

成長、学部選択、大学での学び、将来像を別々のエピソードにせず、一つの問題意識でつなぎます。

方式別の本番時間で解く

探究型・論述型は90分のオンライン入力、活動型は書類を見ない約20分の質疑応答を再現します。

根拠と限界を添削する

仮説を支えるデータ、課題文と意見の区別、活動での本人の役割、提案の弱点を確認します。

併願日程と書類流用を整理する

複数方式・募集区分へ出願する場合は、検定料、第2次出願登録、原本書類の流用条件まで一覧化します。

APUの探究型・論述型・活動アピール方式を本番形式で対策

2,000〜2,500字の志望理由書、90分の探究試験・小論文、活動報告書、ライブ面接・口頭試問まで、志望学部と方式に合わせて準備します。

FAQ

よくある質問

APUの総合型選抜に評定平均の基準はありますか?

主要3方式に評定平均の最低数値は示されていません。ただし、調査書・成績証明書を提出し、書類審査の資料になります。

APUの総合型選抜は他大学と併願できますか?

専願ではなく、他大学と併願できます。APU内でも募集区分や方式を変えて複数回出願でき、同日実施の別方式にも出願できます。

探究型と論述型を同じ日に受験できますか?

出願資格を満たせば可能です。第1回・第2回は、論述型を午前、探究型を午後に実施します。

探究型は高校の探究活動の発表ですか?

高校での探究経験は役立ちますが、当日は複数の初見資料から問い、仮説、必要なデータ、調査方法を考えるオンライン試験です。

論述型の録画面接はありますか?

2027年度は実施しません。その代わり、小論文にAPUの志望理由や学生生活に関する設問が1問追加されます。

活動アピール方式は英検がなくても出願できますか?

日本語基準では、英語能力以外のB〜Gの活動実績のみでも出願できます。英語基準で出願する場合は指定英語能力基準が必要です。

志望理由書は何字ですか?

日本語基準は2,000字以上2,500字以内、英語基準は1,000〜1,500wordsです。主要3方式を含む複数の総合型選抜で共通のテーマが使われます。

活動アピール方式では実績を何件提出できますか?

アピールできる活動数に制限はありませんが、英語能力を含むA〜Gのうち評価の高いもの3件までが採用されます。活動実績証明も必要です。

日本語基準でも英語資格は提出した方がよいですか?

出願条件ではありませんが、一定以上の外部英語資格は任意提出による加点対象です。活動アピール方式では英語能力として評価されます。

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2027年度総合型選抜2027年度入試要項・出願書類2026年度入試結果をもとに作成しています。出願前には最新の要項、出願・受験の手順書、志望理由書・活動報告書の所定様式を確認してください。

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