英語+学科指定科目
文系の多くは英語と、国語または数学の高得点科目で判定します。経済・データサイエンス等は学科指定に応じて3科目を受け、英語+高得点1科目で判定します。数理工学科は数学、薬学科は英語・数学・化学の3科目判定です。
武蔵野大学の総合型選抜は、Ⅰ期の面接型とⅡ期の基礎学力型・奨学金対象で評価方法が大きく異なります。面接型では、フィールド・スタディーズの経験、学科指定の課題・作品、コンテスト等のいずれかを出願資格とする学科が多く、提出課題も文学、法律、経済、起業、データ、福祉、教育、薬学、看護まで学科ごとに異なります。
2027年度の口頭試問やアントレプレナーシップ学科のグループディスカッションの詳細は、大学公式では7月末以降に案内予定とされています。公開済みの出願資格・日程を基準に整理し、未公表部分は確定情報と混同しないように示します。
LOGIQA’S INSIGHT武蔵野大学の面接型では、活動歴や受賞歴だけを並べるのではなく、教室の外でどのような課題を発見し、何を考えて行動し、その経験を志望学科の学びへどうつなげるかが重視されます。フィールド・スタディーズを出願資格に使う場合も、体験の報告資料と制作物を提出し、自分が発見した課題、解決を検討した過程、共同活動で担当した部分を明確にする必要があります。
学科指定課題には、グローバル化の肯定面と否定面、地域の多文化共生、社会問題に対応するルール、日本・世界経済の重要課題、持続可能性、人間とは何か、乳幼児をめぐる課題などがあります。多くは2,000字程度で、経験談だけでも資料の要約だけでも足りません。学科で扱う概念を使い、事実・原因・異なる立場・自分の提案をつなぐ力が必要です。
対策では、活動や社会問題を「課題」「背景・原因」「自分が行ったこと」「結果」「残った問題」の五つに整理します。そのうえで、関連する本や公的資料を複数読み、まず200字で要点をまとめ、800〜1,000字で原因と解決策を論じ、最後に2,000字程度の学科指定課題へ発展させるとよいでしょう。面接では、提出物に書いた内容を暗記するのではなく、なぜその題材を選んだか、別の立場から見ると何が問題になるか、大学でどのように調べ直すかまで説明します。
なお、生成AIの扱いは学科ごとに異なります。使用禁止の学科、使用方法の明記を求める学科、回答の丸写しを禁じる学科があるため、大学全体で一律と考えず、志望学科の注意事項に従う必要があります。
Ⅰ期の2次選考は面接・口頭試問が原則ですが、具体的な出題内容は2027年度入学試験要項の追加案内を確認します。アントレプレナーシップ学科のグループディスカッションも同時期に詳細公開予定です。
学科別の出願資格確認から、2,000字課題、作品説明、フィールド・スタディーズ資料、面接・口頭試問、基礎学力検査まで、受験する方式に合わせて準備します。
2027 OVERVIEW
Ⅰ期は提出物と面接を中心に人物・適性・学修意欲を評価し、Ⅱ期は基礎学力検査を通過した受験生に面接・書類審査を行います。
| 方式 | 対象 | 第1段階 | 第2段階 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 総合型選抜Ⅰ期 面接型 | 通学課程の全学部・全学科 通信制国際データサイエンス学部 | エントリーシート、調査書、課題・作品等の書類審査 | 対面の面接・口頭試問20分程度 学科により追加試験あり | 学科別の出願資格を1つ選ぶ。Ⅰ期は他大学との併願が可能 |
| 総合型選抜Ⅱ期 基礎学力型・奨学金対象 | 全学部・全学科 | 英語を軸に、国語・数学・化学を組み合わせた学科別の基礎学力検査 | 書類審査と10分程度の面接 | 第2志望制、英語外部検定のみなし得点、申請型奨学金を利用可能 |
多くの学科は、フィールド・スタディーズ、課題・作品、コンテスト等から出願資格を選べます。一方で、法律、経済、ウェルビーイング、薬、看護などは学科指定課題の提出が必須です。
INTERVIEW-BASED
1次選考は書類審査、2次選考は志望学科の修学キャンパスで行う面接・口頭試問です。アントレプレナーシップ学科と薬学科は追加試験があります。
高校卒業見込み等の基本資格を満たし、各学科指定の出願資格を満たします。フィールド・スタディーズを利用する場合は、活動報告資料と制作物を紙で提出します。
エントリーシート、調査書、課題・作品等による書類選考です。日本文学文化学科は、これらに加えて小論文の提出が必要です。
書類審査を踏まえた面接・口頭試問を20分程度実施します。提出物の内容、学科への適性、大学入学後の学修意欲・目的意識を説明できるようにします。
アントレプレナーシップ学科はグループディスカッション、薬学科は「化学」中心または「化学と生物」中心のマークシート式基礎学力検査を実施します。
グローバルコミュニケーション、人間科学、数理工学、幼児教育などは生成AIの使用を認めていません。一方、法律学科は使用した箇所と活用方法の脚注、日本語コミュニケーション学科は使用方法の明記を求めています。作成前に学科別注意事項を確認します。
FACULTY GUIDE
課題文を一律に「志望理由書の長い版」と考えるとずれます。各学科が扱う対象、必要な資料、評価したい思考方法に合わせて準備します。
| 学科・募集人員 | 主な課題・作品 | 対策の中心 |
|---|---|---|
| 日本文学文化学科 25名 | 短歌20首、俳句20句、または日本文学文化学科の学びにつながる評論・エッセイ約2,000字。武蔵野文学賞への応募等も利用可能 | 作品のテーマ、表現上の工夫、参照した文学・文化との関係を説明する |
| グローバルコミュニケーション学科 20名 | グローバル化の定義、肯定的側面・否定的側面を論じる約2,000字。複数の図書を使用 | 定義を曖昧にせず、利点と問題点を同じ事例で比較する |
| 日本語コミュニケーション学科 8名 | 多文化共生、日本語教育、訪日観光のいずれかを約2,000字で論じ、具体的経験を含める | 自分の体験を社会全体の課題へ広げ、支援策や制度まで考える |
| グローバルビジネス学科 5名 | 卒業後の目標、武蔵野大学での学び、乗り越えた困難をまとめた英文 | 三つの質問を別々に答えず、将来目標を軸に一つのストーリーへまとめる |
| 学科・募集人員 | 主な課題・作品 | 対策の中心 |
|---|---|---|
| 法律学科 15名 | ルール作りの経験、改正が必要な校則・規則、社会問題に対応するルールのいずれかを約2,000字。提出必須 | 目的、対象者、権利への影響、運用方法、想定される副作用まで考える |
| 政治学科 10名 | 社会的・政治的問題を具体化し、問題だと考える理由と解決策を約2,000字で論じる | 立場の異なる当事者を整理し、誰が何を実行する解決策かを示す |
| 経済学科 15名 | 日本経済または世界経済の重要課題について、原因と提案されている解決策を調べる約2,000字。提出必須 | 原因・解決策を唱えている主体と根拠を明記し、自分の評価を分けて書く |
| 経営学科 25名 | 2025年度年商1,000億円以下で、地域社会や社会課題に貢献する日本企業をA4片面1枚でまとめる | 企業紹介ではなく、事業と社会的価値がどのようにつながるかを図表で示す |
| 会計ガバナンス学科 10名 | 『会計の世界史』または『コーポレートガバナンス入門』を用いる約2,000字 | 指定図書の要約だけでなく、制度変更の背景、狙い、社会・企業への影響を説明する |
| アントレプレナーシップ学科 25名 | 指定フォーマットは提出必須。自作アプリ・サービス・Webサイト、ビジネス系コンテスト実績も利用可能 | 解決したい課題、顧客、提供価値、検証、改善を説明し、グループ討議にも備える |
| 学科・募集人員 | 主な課題・作品 | 対策の中心 |
|---|---|---|
| データサイエンス学科 10名 | 目標や未来像を示すマンダラート、自作IT作品、データサイエンス・IT系コンテスト等 | 目標から逆算した行動、使ったデータ・技術、自分の担当範囲、改善点を説明する |
| サステナビリティ学科 15名 | 社会課題探究、未来社会提案、活動・探究報告、探究成果物+大学とのつながりを示す志望理由書 | 受賞歴よりも、動機、調査方法、自分の役割、成果、今後の展望を具体化する |
| 数理工学科 6名 | 身のまわりで使われている数学を扱う約2,000字。数式使用可。数理工学コンテスト等も対象 | 現象を数学でどう表現し、何が分かり、モデルの限界がどこにあるかを述べる |
| 建築デザイン学科 10名 | 感動した建築の小論文・スケッチ・模型等、または自己の実績を扱う約2,000字 | 見た目の感想で終わらず、空間、利用者、構造、地域、防災の視点を入れる |
| 学科・募集人員 | 主な課題・作品 | 対策の中心 |
|---|---|---|
| 人間科学科 25名 | 「人間とはどのような存在か」を知識と経験にもとづき約2,000字で論じる | 一つの定義に決めつけず、心理・社会・文化など複数の側面を比較する |
| 社会福祉学科 15名 | ソーシャルワーカーに必要な資質・能力と、自分が取り組みたい活動を約2,000字で論じる | 善意や共感だけでなく、権利擁護、制度、連携、自己決定の視点を入れる |
| ウェルビーイング学科 10名 | 世界のウェルビーイングを向上させる方法と、その理由を経験を踏まえて2,000字。提出必須 | 「幸せ」を感情だけで語らず、対象、方法、評価指標、望まない影響を考える |
| 教育学科 15名 | これからの時代に求められるコミュニケーション力と教育を2,000字以内で論じる | 学校での具体場面を挙げ、教師の支援、学習活動、評価方法まで示す |
| 幼児教育学科 15名 | 乳幼児をめぐる社会課題、または保育者に必要な資質・能力と自分の強み・課題を約2,000字 | 子ども、保護者、保育者、地域の関係を整理し、自分の課題も具体的に述べる |
| 薬学科 5名 | 高校時代の活動・経験を、薬学部での学びと卒業後にどう生かすかを約2,000字。提出必須 | 活動から得た力を、薬学の学修、患者・地域への貢献、安全性へつなげる |
| 看護学科 10名 | 課題文を読み、設定テーマについて小論文を提出。提出必須 | 課題文の論点を正確に捉え、患者・家族・医療者・社会制度の視点を分ける |
BASIC ACADEMIC SKILLS
1次試験は各60分のマークシート方式です。英語を軸に、国語、数学Ⅰ・A、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C、化学を学科ごとに組み合わせ、各科目を偏差値換算して判定します。
文系の多くは英語と、国語または数学の高得点科目で判定します。経済・データサイエンス等は学科指定に応じて3科目を受け、英語+高得点1科目で判定します。数理工学科は数学、薬学科は英語・数学・化学の3科目判定です。
1次通過者のみ、志望学科の修学キャンパスで面接を受けます。第1・第2志望の両学科を通過した場合も、2次試験を受けられるのは第1志望学科のみです。
英検、GTEC、IELTS、TOEFL、TOEIC、TEAP等の基準を満たすと英語のみなし得点を利用できます。当日の英語も受験でき、その場合は高い方の得点が採用されます。
申請型奨学金の対象入試ですが、合否は奨学金の申請有無にかかわらず判定されます。国際データサイエンス学部の通信制学科は奨学金対象外です。
| 学科 | 人員 | 学科 | 人員 |
|---|---|---|---|
| 日本文学文化 | 18名 | グローバルコミュニケーション | 15名 |
| 日本語コミュニケーション | 5名 | グローバルビジネス | 3名 |
| 法律 | 10名 | 政治 | 5名 |
| 経済 | 10名 | 経営 | 15名 |
| 会計ガバナンス | 10名 | アントレプレナーシップ | 5名 |
| データサイエンス(通学) | 10名 | 国際データサイエンス(通信) | 5名 |
| 人間科学 | 15名 | 社会福祉 | 10名 |
| ウェルビーイング | 5名 | サステナビリティ | 5名 |
| 数理工学 | 4名 | 建築デザイン | 5名 |
| 教育 | 10名 | 幼児教育 | 10名 |
| 薬 | 20名 | 看護 | 10名 |
数値公表分の合計は205名です。国際データサイエンス学部データサイエンス学科(通信制)は奨学金の対象外です。
SCHEDULE
| 方式 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| Ⅰ期 面接型 | 2026年9月1日〜9月10日 | 1次:書類審査 2次:10月18日 | 1次:10月9日 2次:11月2日 |
| Ⅱ期 基礎学力型 | 2026年10月28日〜11月10日 | 1次:11月29日 2次:12月13日 | 1次:12月4日 2次:12月18日 |
出願・手続はいずれも郵送・消印有効。Ⅰ期は志望学科の修学キャンパス、Ⅱ期1次は有明・武蔵野キャンパスから選択し、2次は修学キャンパスで実施されます。
2026 RESULTS
2026年度は、Ⅰ期に1,492人、Ⅱ期に958人が志願しました。学科によって志願者数と2次合格者数の差が大きいため、大学全体の倍率だけで判断しないことが大切です。
| 学科 | Ⅰ期 志願/2次合格 | Ⅱ期 志願/2次合格 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 経営学科 | 155/58 | 123/28 | 両方式とも志願者が多い。Ⅰ期はA4一枚の企業分析を面接へつなげる |
| 人間科学科 | 156/66 | 89/30 | 抽象的なテーマを経験と知識から論じる力が必要 |
| アントレプレナーシップ学科 | 95/31 | 43/11 | 提出物に加え、対話の中でアイデアを更新する力を準備する |
| 経済学科 | 96/48 | 70/7 | Ⅱ期は基礎学力検査の比重が高く、Ⅰ期とは別の準備が必要 |
| 看護学科 | 97/20 | 76/34 | Ⅰ期は課題文小論文、Ⅱ期は学力検査と面接で評価方法が異なる |
| グローバルコミュニケーション学科 | 115/68 | 60/18 | Ⅰ期は複数図書を使った課題、Ⅱ期は英語を含む学力検査 |
PREPARATION
活動・作品・文章と面接で示しやすい人はⅠ期、英語・国語・数学・化学の基礎学力を得点へ変えやすい人はⅡ期が候補です。両方式を同じ対策で済ませないようにします。
Ⅰ期は①フィールド・スタディーズ、②課題・作品、③コンテスト等の選択制が基本ですが、一部学科は課題提出が必須です。文字数、用紙、引用方法、生成AIの扱いも確認します。
最初から2,000字を書かず、問いを一文にし、必要な資料を集め、事実・原因・解決策・反論・大学で深めたい点を配置してから文章にします。
「なぜ選んだか」「根拠は何か」「別の考えはあるか」「あなたの役割は何か」「大学でどう調べるか」の5種類を用意し、短く答えた後に具体例を加える練習をします。
英語は原則として軸になります。外部検定のみなし得点を使う場合も、当日英語を受験して高い方を採用できるため、利用条件と現在の得点力を比較します。
活動実績を使えるか、学科指定課題をどう構成するか、Ⅰ期とⅡ期のどちらが合うかなど、現在の評定・資格・活動・得意科目を踏まえて準備を組み立てます。
FAQ
はい。大学公式ページで、Ⅰ期面接型は他大学との併願が可能と明記されています。合格後の手続期限と他大学の日程は事前に確認してください。
学科によります。多くの学科はフィールド・スタディーズ、課題・作品、コンテスト等から出願資格を選べるため、学科指定課題で出願できる場合があります。法律、経済、ウェルビーイング、薬、看護などは課題提出が必須です。
2027年度Ⅰ期の公式ページでは、全学科共通の数値による評定基準は示されていません。ただし調査書は書類審査の対象です。学科別の出願資格と入学試験要項を確認してください。
学科ごとに規定が異なります。使用を禁止する学科もあれば、使用箇所・活用方法の明記を求める学科もあります。大学全体の共通ルールだと考えず、志望学科の課題欄に従ってください。
基準スコアを満たせばみなし得点を利用できますが、当日の英語も受験できます。その場合はみなし得点と当日得点の高い方が採用されます。資格の有効受験時期や対象試験も確認が必要です。
提出したエントリーシート、課題・作品、活動資料をもとに、学科への適性、学修意欲、目的意識が確認されます。2027年度の学科別口頭試問内容は7月末以降に大学公式から案内予定です。
RELATED
総合型選抜Ⅰ期(面接型)、総合型選抜Ⅱ期(基礎学力型・奨学金対象)、入試結果、入学試験要項・出願書類案内をもとに作成しています。出願前には大学公式の最新情報をご確認ください。